2007年11月06日

「正解はCMのあと」に関する世論調査 86%の視聴者が「不快」 業界は「初耳」

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先日のJFLロッソ熊本に続き、朝日新聞GJ!
(いつもお世話になっていますので、多少無理があっても、まとめて褒めておきますw)


「正解はCMのあと」とか「衝撃の結末はCMのあと」ほど退屈で詰まらない内容であるのは皆さん学習済みだと思いますが、その法則を分らない人がいたそうです・・

「正解はCMのあと」は逆効果 視聴者86%「不愉快」 朝日新聞
2007年11月06日13時48分
 場面を盛り上げるだけ盛り上げておいてから「正解はCMのあとで」「最新情報はこのあとすぐ」。こんなテレビの「山場CM」が多い番組に視聴者が不快感を抱いていることが、榊博文・慶応義塾大教授(社会心理学)らの調査で明らかになり近著で発表された。国際比較でも日本の山場CMは欧米より格段に多い。テレビ局側の思惑とは裏腹に、そうしたCMへの好感度が低くなり商品の購買意欲も下がるという。
(以下、リンク先を参照下さい)
リンク流れ用スナップショット

広告の文化論―その知的関心への誘い広告の文化論―その知的関心への誘い
真鍋 一史
 新聞・雑誌広告やテレビCMなどからどんな文化が見えてくるのか。表現をめぐる問題から、消費者、社会との関わり、国際比較まで、様々な広告テーマを「文化」の視座から探究した、異色の広告研究書です。これまで多かったマーケティングの視点から離れて、広告のもつ面白さの発見や人間と広告との関係を考えるきっかけになります。
 編著者には真鍋一史・関西学院大学教授が当たり、大学教員や研究者など総勢12人が、多彩なテーマで執筆しております。
 A5判・上製・247ページ。定価は2625円(税込み)です。
ただし、日経広告会員社社員は直接申し込みで3割引(送料別)です。 
【目 次】
序章   広告の文化論の試み(真鍋一史)
第1章  消費者の「広告経験」と文化(堀内圭子)
第2章  広告から見えてくる文化(堀内圭子)
第3章  広告を文化として語る社会(難波功士)
第4章  広告のリリース<解放>機能仮説(山本直人ほか)
第5章  テレビCMに見る音楽(葉口英子)
第6章  番組内CM提示のタイミングが視聴者の態度に及ぼす影響(榊博文ほか)
第7章  広告の内容分析(石井健一)
第8章  ファッション雑誌広告に見る欧米志向(石井健一)
第9章  比較広告から見る日米の違い(相沢秀一)
第10章 広告におけるIT用語の表現形態とその受容様式(真鍋一史)


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視聴者のリアクションはあっし自身が視聴者ですので当たり前な結果でしたが、驚愕のコメントがこちら↓

日本アドバタイザーズ協会(旧・日本広告主協会)の小林昭(ひかる)専務理事は「初耳の研究結果だ。テレビ局が決めているCMを入れるタイミングについて議論したことはなかったが、今後の対応を検討していきたい」という。

初耳ですか。。
小林さんのご家族に聞けばすぐにでも分りそうなものなのに・・
テレビ局の人間はテレビを見ない。ってネタがありますが、まさかそんな事はないと思います。
業界の人間はテレビを見ても、視聴者とは違うところを見ている。という訳ですね。
新聞と並んで既得権崩壊の危機にあると称されるテレビ業界ですが、彼らはまだ熟睡中みたいです。。

広告主の立場から物を申しますに、テレビCMというのがネットへの誘導以外に使い道がなくなった昨今、ネットと組むべきクロスメディアの媒体ペアが果たしてテレビでいいのか?
この報道並びに局の姿勢に愕然とすると共に、暫し考えたくなります。

顕著な例がありました。TBSの中期経営計画ビジョン。
大変失礼な言い方をしますと、脳味噌スカスカです。
TBS会社情報 IR情報 投資家の皆様へ
2006年度はTBSおよびTBSグループにとって重要な節目の年となりました。中期経営計画「V!up2010」の初年度にあたるこの年は、中期目標をほぼ達成することができました。
 連結営業利益は3年ぶりに前年度を上回りました。視聴率はゴールデンおよびプライムタイムで18年ぶりに単独2位となりました。単体事業部門の売上高は、コンテンツ事業やCS事業が好調で、過去最高の278億円を記録しました。最終2010年度に向けて順調なスタートを切れたと喜んでおります。

 さて、ご存知の通り世界のメディアをめぐる事業環境は凄まじい勢いで変化しつつあります。日本も例外ではありません。映像・音声信号が様々な信号に圧縮されながら光ファイバーなどの伝送路で運ばれ、次々と開発される新しいメディアのウィンドウに表示されるようになりました。

 それでは日本において、どのような映像・音声メディアのウィンドウが、今後最もリーチが高く影響力のあるものになるのでしょうか。その回答を見つけるのは簡単ではありませんが、かなり確実に予測可能な事柄もあります。

 まず、地上波テレビのリーチ・影響力は、どんなメディアのウィンドウが登場しても、王者としての地位は将来も不変であろうと思われる点です。理由は簡単です。地上波を受信するために消費者が負担するランニングコストは電気料金だけだからです。これに対して、パソコンやケーブルテレビは毎月、最低数千円以上のコストを利用者が負担し続ける必要があります。それにも関わらず、地上波テレビが放送するハイビジョン番組は、内容の面白さもさることながら、パソコンの画像より遥かに高画質で高音質です。大多数の利用者がどちらをより好むかは明らかです。

TBS代表による根拠のない自信は豪気で頼もしいと感じますが、恐らく世の大半のクライアントは裸の王様のご高説より、こちらの考え方を視野に入れて販促予算を練っている事でしょう。
「若者のテレビ離れ」に関する一考察:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル   CNET Japan

ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書)ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書)
山崎 秀夫 兼元 謙任


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コメント
通りがかりに一筆失礼いたします

>TBSの中期経営計画ビジョン。
>大変失礼な言い方をしますと、脳味噌スカスカです。

いくらいい加減でテキトーな報道しようが目を覆いたくなる捏造しようがあからさまな偏向報道しようが
銭が入ってくるうちは痛くも痒くも何も感じないという事で失礼したします。
Posted by 杭打ち機 at 2007年11月10日 01:00
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