2007年02月19日

ネットで流れる音楽PVと著作権

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Rimo使っていますか?

はてな、ユーチューブ動画を人気順に再生するサイトを開始?インターネット-最新ニュース:IT-PLUS

あっしは自宅のPCで先週末から流しっぱなし(音楽チャンネル)にしています。
使い始めの最初は嫌いな音楽はスキップしていましたが、そのうち面倒になって垂れ流し状態ww
これが製作者側が本来意図した正しい利用方法なのでしょう。
音楽だけなら「last.fm」もありますが、英語版から日本語版になって逆に意味が分からんようになり使わなくなった・・
(ランダム配信中止されたんですかね?)

で、Rimoをジャスラックはどう感じているのか?
間違いなく共感はしないでしょう。敵意を持っているか諦めているのか否か?

先日の「松崎しげる無免許事件」の時に、youtube上にあったピチカートファイブの「東京の合唱」をご紹介しようと検索したら既に削除済みだったと既報しましたが、その頃から考えていた事があります。Rimo誕生で確信に変わった。
そもそも音楽PVって一体なんだろ?って事。

様々な意味(存在理由)があると思いますが、端的には
1)「その歌が収録された音楽媒体(CD・DVD・レコード」を売る目的の為の販促活動
2)そのアーティストのコンサートに来て貰う為の販促活動
この辺かと思います。読んで字の如し「プロモーションのビデオ」
こう考えると、MTVとかミュージックカウントダウンTVの存在意義が分かる。
音楽PVを映画の予告編と読み替えるともっと分かり易いと思います。
※PVそのものを売る目的もあるかと思いますが、一旦置いとく。

他方、ジャスラックがyoutube上でうpされているPVを血眼になって削除している。
無断掲載は著作権侵害だと。アーティストより包括的に著作権保護信託を受けていると。
「盛り上がってきました!状態」で元ファイルが削除された時の、ニコニコ動画利用者の落胆振りなんか笑えますwww

上の2つの仮説が音楽PVの存在目的だとすると、youtubeにPVが掲載されるというのは音楽産業側が感謝こそすれ、削除するのは自己矛盾だと思うんだが・・

例えばあっしのブログで松崎しげる無免許問題に言及したエントリーを上げ
その松崎しげるの面白いが古く埋没したPVをyoutubeより引用して紹介し
閲覧者の中の何%かが気に入り
そのまた何%かが、その音源が収録されているアルバムを実際に買う 
ジャスラックと松崎しげる 何もせずに(゚Д゚)ウマー

これが、今やラジオの販促費をぶち抜いたネットという新しい媒体を最大権に活用したベストプロモート策ではないでしょうか。
別に机上の空論ではなく、ランチェスターでいう弱者サイドより実例が次々と出ています。
分かりいいのが、「ノマネコ」(これはイリーガルから始まっていますが)
音楽PVでないが、「涼宮ハルヒ」もそう。
それとか最近ブレーク中の「魔理沙は大変なものを盗んでいきました
これは音楽用語でいうとインディーズの部類に入るみたいですが、サイト上で「あえて」途中フェイドアウト版フラッシュの無償お持ち帰り品を用意し、気に入った者が持ち帰ってあちこちでばら撒き紹介〜人気に火が点く。

無理矢理ネガティブな例を上げるとするならば、にこにこ動画で高アクセスの「粉雪♪」について、この弄られ方が実売に結びついたかどうかは疑問です。
そこから見えるのは、ネット上で半ばフリー流通させるに適格PVというのは、
1)新譜
2)旧譜
3)プロモート不足(または失敗)で大衆は知らないが、いい音楽
これ以外に合致するPVについての無断流通によるプロモート効果については論理的に説明できませんが、少なくとも流通させる事により失うものがどの程度あるのかで判断出来るでしょう。
費用対効果の「費用」の部分は限りなくゼロですし。

そこで音楽PVのフルバージョンをネット上で完全放出している有名アーティストがいるのかどうか検索したところ、見つかったのが「宇多田ヒカル」の「「Flavor Of Life -Ballad Version-」のフルヴァージョンPVをBlogに貼ろう!」
ブログパーツの音楽PV版です。やはりあったのか・・・
(但し2007.02.09〜2007.03.08の期間限定)


但し、ウェブの製作者側が頭がいいのか悪いのか、動画ファイル直リンではなくiframeを利用させ(これは別に構わんが)東芝の専用サイトに直リンさせている。
頭が悪いと書いたのは、サイズが「width="320" height="332"」である事。
ブログに貼るのであれば本文中かサイドバーとなりますが、一般的なサイドバーの横寸で320ってのは・・・大き過ぎです。
つか、普通は複数サイズ用意するちゅーのw
(あっしも実験的にサイドバーに貼りましたが仕方ないので「scrolling="auto"」としました)
データをコントロール下に置きたいのはよく分かりますが、それが為にユーザービリティが犠牲になっているというのは、まだまだ社のIT戦略体制が発展途上なんでしょうね。
この後の「伸びしろ」に期待するという詭弁もあるがwww

いずれにせよ、「歌詞・譜面」や「音源そのもの」の無断シェアが駄目なのは一応分かります。
(これも議論すると泥沼だが)
ですが事、音楽PVについては「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」の様な弱小組はネット上プロモートはyoutube等を利用しゲリラ的戦術を持って戦うでしょうし、今後爆発的に増えるであろう「Rimo」「ニコニコ動画」などの「youtube API」活用ネットサービス会社はyoutubeのEmbedタグ持ち出しによるユーザーの動画勝手配布が命綱でしょうし、迎え撃つ大手は実験的であれこの東芝のような「PVブログパーツ」に一定の効果が認められれば、PVという素材をフルに使った本格的バズマーケティング戦術が地滑り的に始まるでしょう。
眠れる巨人wwGyaoなんかも、いちいち自サイトへ誘導せずに、番組単位のお持ち帰りタグ配布すればいいのに。

そうなった時、主(音楽権利者)の意思(著作者の権益保護)を離れ、己の生命維持を最優先設定したプログラム(課金マシン)により暴走し始めた機械(ジャスラック)がどういう顛末を迎えるのか、興味津々です。
映画でいうと「2001年宇宙の旅」
政治でいうと「ナチス」ですね。

ジャスラックに聞く耳が残っているのであれば、今一度、「ミュージシャン」と「音楽ファン」の利益調整の為に自身が何をやったらいいのか?
胸に手を当てて考えて欲しいと思います。
書籍の市場ではネット上の立ち読みサービスも始っているのですよ。

21世紀も日本で音楽文化が活性化するかどうかについては、ジャスラックが及ぼす影響は予想以上に多大だと思います。





Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)YouTube/動画 | 音楽
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「Rimo(リィモ)」【Y's WebSite : Blog 〜日々是好日〜】at 2007年02月19日 22:51
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コメント
こんばんは。
僕は音楽に関して言えば、ネット配信よりもCDをゲットしたい派ですが・・・・
それはさておき、この論争というか対立はかつての”レンタルビデオ業界×映画業界”の図式を彷彿とさせますよね。
これはやがて、利益の分配という手打ちで解決→映画業界の発展となったのは周知の通りですよね。
振り返って、当時と決定的に異なるのは、新しいメディアであるインターネットの普及と、それを取り込んでビジネスとして成り立たせようと考えずに権利だけを言い立てる頭の固い人達。
それらが問題の解決を複雑にしている気がします。

私見ですが、僕はJASRACサイドから解決策が出てくる事など期待していません(笑)。
Posted by 熊蔵 at 2007年02月20日 02:19
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