2007年01月09日
日本海呼称「平和の海」案を安倍首相より即座に拒否された盧武鉉に「親日派」のレッテルが貼られ、即座に「私は提案していない」
mixiチェック最後の「私は提案していない」という、最近定番のオチが日本国内のメディアで伝えられていないので、特亜+の記事を引用しますね。
先に、「親日派」レッテル貼りより紹介します。
「大統領選挙で盧武鉉に1票投じました。すみません」 朝鮮日報
「大統領選挙で盧武鉉に1票入れました。申し訳ありません」−−。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が日本に「東海を『平和海』とすることも検討できる」と提案したという報道以後、8日午前、インターネットは蜂の巣をほじくったかのように騒がしくなっている。
盧大統領が昨年11月、ベトナムハノイで開かれたアジア太平洋経済協力機構(APEC)首脳会議に出席し、安倍晋三首相と会った席で、両国間呼称問題解決のため、こうした提案をしたというのだ。
このニュースが広がると同日午前、主要ポータルサイトには大統領の軽率な発言を批判する書き込みが増えている。
◇「治療が必要だ」=「大統領には薬物治療が必要だ」「強制退任させる方法を作れ」「任期末になると親日になるのか」など直接的かつ攻撃的な批判が大多数だ。「大統領は退任後、日本のコメディ界に進出する」という書き込みもあった。
またあるネチズンは今回の発言に対して「(大統領が)政権を他の党に奪ってもらうための作戦」と皮肉った。
◇新「盧武鉉遊び」=ネチズンたちの怒りが爆発し、以前流行した「盧武鉉遊び」がまた流行り始めている。
今度は「私のせいです遊び」だ。8日大統領の「平和海」発言記事にネチズンは「大統領選挙で盧武鉉に入れました。申し訳ありません」と書き込んでいる。
(盧武鉉遊びとは=昨年5.31地方選挙敗北で大流行した大統領批判の書き込みを指す。当時ネチズンたちはワールドカップサッカー代表チームがガーナに大敗したという報道やハリウッド俳優が離婚したというニュースなど、大統領と全く無関係な記事に「すべて盧大統領のせいです」というむちゃくちゃな書き込みをしてふざけていた。
またネチズンたちの爆発的な反応に「盧武鉉遊び」は昨年秋、オンライン百科事典であるウィキペディアにも掲載された。
次に「私は提案していない 潔白だ〜♪」 現地のニュースサイトの翻訳版です。
【日本海呼称】韓国大統領府「盧武鉉大統領、'平和の海'を日本に提案していない」★2[01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168272835/
1 名前:蚯蚓φ ★ New! 投稿日:2007/01/09(火) 01:13:55 ID:???
青瓦台(大統領府)は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が去年11月、韓日首脳会談で東海(日本海)を'平和の海'と名付けようと日本に提案したという報道に対して「大統領は東海を'平和の海'にしようという提案はしなかった」と反論した。
青瓦台は8日、青瓦台ブリーフィングに上げた文を通じて「日本が韓日関係など外交問題を解決するためには、果敢な発想の転換をしなければならないという点を強調する脈絡で、東海名称問題は一つの事例として言及されたもの」と明らかにした。
引き続き青瓦台は、去年11月アジア太平洋経済協力機構(APEC)首脳会議を契機で開かれた韓日首脳会談で東海と関連した盧大統領の発言要旨を次のように伝えた。「損害がないように微視的だけで計算すれば問題を解くのは難しい。日本が靖国問題や歴史教科書問題で'隣国を尊重して適切な措置を取る'、'歴史問題を共同研究しよう'など新しい協力関係のために提案するように願う。
仮に東海を韓国は東海と言って、日本は日本海と言うので例えば両国が'平和の海'、'友誼の海'、'和議の海'にすれば両国の間で対話の土台になるだろう。東海表記問題は簡単には解けない問題だ。しかし、こんな問題を解くようになれば相手に対する信頼が高くなるはずという点で、アイディア次元で例えばと言ったのだ。公式提案をしたのではない。」
青瓦台はこのような盧大統領の発言を紹介した後「大統領は日本が韓日関係や北東アジア問題で既存の立場のみを固守すれば問題が解けないから、果敢に新しい発想をしなければならないし、積極的姿勢を取らなければならないという点を強調したのだ」と説明した。
また「首脳間の非公開対話で相手方に例であげたことを'電撃提議'、'即席提案'と脹らまして'波紋がおこっている'と批判することは、まことに出たらめな議論」と指摘した。青瓦台は続けて「政府は日本に東海を'平和の海'にしようと申し入れなかった」「当然追加協議や論議が進められたこともない」と強調した。同時に「日本の積極的な思考と発想の転換を促した大統領の主旨をむりやりに脹らまして是非の対象にする無責任な報道を中断するように願う」と促した。
一方、世界日報はこの日、盧大統領が去年11月APECを契機に開かれた韓日首脳会談で「東海を‘平和の海’と呼ぶことも考えられると電撃提案したと伝えられた」と報道した。
ソース:マネートゥデイ(韓国語)青"東海→平和の海,日に提案しなかった"
http://news.moneytoday.co.kr/view/mtview.php?no=2007010817012175815&type=2
関連スレ:
【韓国大統領】日本海の「平和の海」への改名提案=安倍首相は即座に拒否[1/8]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168232574/
【韓国】ネチズン、盧大統領「平和の海」提案に怒り爆発〜「親日だ」「退任後は日本のコメディアンに」[1/8]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168233878/
【日本海呼称】韓国大統領府、盧大統領の「平和の海」発言を釈明 … 「日本側が相手にしなかったから問題ない」[01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168229296/
【日本海呼称】盧武鉉大統領、昨年11月の日韓首脳会談で「東海の呼称を『平和の海』に」と提案していた [01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168219650/
次に韓国側の国益に立脚したあちらの国のスタンダードな意見。
【日本海呼称】「『東海』に固執するのが本当に適切な態度か、韓国国民は熟慮すべき」…ハンギョレ新聞 [01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168271169/
1 名前:犇@犇φ ★ New! 投稿日:2007/01/09(火) 00:46:09 ID:???
■「東海」表記変更、国民的コンセンサスが優先だ
盧武鉉大統領が「東海を『平和の海』と呼んではどうか」と日本の安倍首相に提案していたことが一歩遅れて確認され、波紋が広がっている。2ヶ月前のハノイAPEC会議中に開かれた韓日首脳会談でのことだ。非公式提案ではあったが、政府のみならず民間団体までもが国際社会で「東海」表記のため全力を発揮して走っているのに大統領が不意に提案をしたのだから、波紋は当然だ。日本に対して、「韓国が『東海』名称を放棄する可能性がある」という歪曲宣伝をする口実を与えることになった。
朝鮮半島と日本列島との間の海が「東海」と呼ばれるようになったのは、「日本」という国号の誕生(8世紀)以前からだった。三国史記の著者は西暦37年ごろと記録しているし、広開土大王碑(411年)にも「東海」という表現が出てくる。
しかし日本が19世紀中盤以降東アジアの強者として浮上するとともに、国際社会でこの海は「日本海」と呼ばれ始め、朝鮮半島併呑とともに「日本海」で固まった。国際水路機構は刊行物「海洋の境界」の1929年版から「日本海」と明示している。
軍事政権時代には手をこまねいていた政府がこの問題に関心を見せ始めたのは、1990年代に入ってからだった。政府は各種国際会議で、表記変更を要求した。サイバー外交使節「バンク」(VANK)など民間団体も各国政府や地図製作会社に対して表記変更ないし東海/日本海併記を要請した。国会の「民族精気議員の会」も乗り出した。
たとえ大統領でも、こうした状況で表記の変更を無闇に提案することはすべきでない。韓日間の懸案を解決する突破口になるのだと言っても、変わりはない。国民的合意が先行して初めて論議できる事案だ。
しかし大統領の不器用な行動とは別個に、我が国の国民は「東海」に固執するのが果して適切な態度なのかを熟考する必要がある。「東海」で統一しようとすれば日本の合意がなければならないが、期待するのは難しいことだ。次善策は東海/日本海併記だが、政府が10年あまり努力しても国際水路機構や国連地名標準化会議は、相変らず「日本海」を使っている。95%の世界地図は「日本海」と表記している。したがって、合理的な代案を提示して国際社会を先に説得した方が良い。歴史的根拠が充分とはいっても、「東海」は「日本海」ように朝鮮半島中心主義だという指摘を避けがたい。私たちは西海を「黄海」と呼ぶことにやぶさかではない。既に一部の学界で、「青海」(チョンヘ)や「友情の海」などが代案として提示されたことがある。
▽ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)(2007/01/08 19:08)
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/182916.html
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?articleid=2007010819084461823&linkid=4&newssetid=1364&nav=1
▽関連スレ:
【日本海呼称】盧武鉉大統領、昨年11月の日韓首脳会談で「東海の呼称を『平和の海』に」と提案していた [01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168219650/l50
【日本海呼称】韓国大統領府、盧大統領の「平和の海」発言を釈明 … 「日本側が相手にしなかったから問題ない」[01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168229296/l50
【日本海呼称】韓国大統領府「盧武鉉大統領、'平和の海'を日本に提案していない」[01/08]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1168258434/l50
【日本海名称】韓国国会議員らが「韓国海(Sea of Korea)」へ総力戦。国際水路会議(IHO)へ攻勢も [01/22]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1137914197/l50
勝手に訪米発表→ブッシュの別荘招待断ったと勝手に報道→ホワイトハウス激怒の劣化版ですね。
参考:
【韓米】「ブッシュ父が盧武鉉大統領を別荘へ招待するも盧大統領側が謝絶」 … しかし本当は招待されていない? [08/25]
1 :犇@犇φ ★ :2006/08/28(月) 01:18:51 ID:???
■盧武鉉大統領、過密スケジュールのせいでブッシュ父に会えず
ジョージ・W・ブッシュ米大統領の父親が、来月に予定されている盧武鉉大統領の訪米時にメイン州南部の別荘へ盧大統領を招待したが、韓国の大統領府が慌しいスケジュールを理由にこの申し出を「丁寧に」断ったと、ソウルの政府筋が伝えた。<中略>
盧大統領が招待された別荘には、ブッシュ現大統領のクロフォード農場(テキサス州)が持っているような象徴的意味合いは無い。韓国側によると、ブッシュ大統領のクロフォード農場への招待は、個人的・政治的両面にわたる友好関係の表現だとされる。
韓米同盟の信頼性に疑問が投げかけられている中、ブッシュ大統領が盧大統領を農場に招待しないことは、関係が揺らいでいるというサインであると見なされている。<後略>
▽ソース:コリア・タイムズ(英語)(2006/08/25 18:55)
http://times.hankooki.com/lpage/200608/kt2006082518553668040.htm
______
■ブッシュの牧場招待は事実ではない
ジョージ・W・ブッシュ米大統領が怒り心頭だ。父親のブッシュ元大統領が盧武鉉大統領の9月の訪米時に家族の牧場へ特別招待すると申し入れたのに、これを韓国側が断った、という韓国の一部新聞報道のためだ。
ブッシュが父親に確認したら、それは今初めて聞いたという答だった。盧大統領側から訪米したいと言ってきて、特に理由もないのに余りにも哀願するから日程を調整したというのに… それならどうして無いものを有るとマスコミ・プレーをするのか苛立たしい、とホワイトハウス高官が伝えた。<中略>
ホワイトハウスと国務省スタッフは、盧武鉉政権の人々に会うことを大変嫌がっている。理由は、盧大統領の二重プレーだ。前ではイエスと言いながら後ろを向けば別のことを言う盧大統領を信頼していないのだ。ホワイトハウスのブッシュ側近たちも、ブッシュ大統領が盧大統領を大変嫌っているのをよく知っている。<中略>
北朝鮮の核開発やミサイル発射を擁護する盧大統領と側近たちに対してひどい背信感を抱いているブッシュ大統領は、盧大統領が今度も記者たちの前で同盟の健在ぶりをアピールするショーを演出するものと見ている。ブッシュの側近たちは、「盧大統領はアメリカへ来なければいいのに」という反応だ。
▽ソース:ヤンキー・タイムズ(韓国語)
http://www.drawbit.com/yankeetimes/article.php?record=53464
▽関連スレ:
【米韓】 なぜ訪米する盧大統領はクロフォード牧場に招待されないの? [08/17]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1155749070/
最後に今回の盧武鉉と同じ妄想(竹島を韓国に割譲し島名を「友情島」とせよ)を振りまいている朝日新聞を紹介して終了。
どこの国にも国益より脳内妄想に汚染されている売国奴は事欠かないというオチで。
言論の覚悟 ナショナリズムの道具ではない 朝日新聞
2006年12月25日
教育基本法に「愛国心」が盛り込まれ、防衛庁が「省」になることも決まった日の夜だった。
「キミには愛国心がないね」
学校の先生にそうしかられて、落第する夢を見た。
いわく、首相の靖国神社参拝に反対し、中国や韓国に味方したな。
卒業式で国旗掲揚や国歌斉唱に従わなかった教職員の処分を「やりすぎ」だと言って、かばったではないか。
政府が応援するイラク戦争に反対し続け、自衛隊派遣にも異を唱えて隊員の動揺を誘うとは何事か。
自衛隊官舎に反戦ビラを配った者が75日間も勾留(こうりゅう)されたのだから、よからぬ記事を全国に配った罪はもっと大きいぞ、とも言われた。「そんなばかな」と声を上げて目が覚めた。
月に一度のこのコラムを書いて3年半。41回目の今日でひとまず店じまいとしたいのだが、思えばこの間、社説ともども、小泉前首相や安倍首相らに失礼を書き連ねた。夢でよかったが、世が世なら落第どころか逮捕もされていただろう。
◇
「戦争絶滅受合(うけあい)法案」というのを聞いたことがあるだろうか。
条文を要約すれば、戦争の開始から10時間以内に、国家の元首(君主か大統領かを問わない)、その親族、首相や閣僚、国会議員らを「最下級の兵卒として召集し、出来るだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし」というものだ。
いまならまずブッシュ大統領に読んでもらいたいが、長谷川如是閑(にょぜかん)がこの法案を雑誌『我等(われら)』で書いたのは1929年のこと。第1次世界大戦からしばらくたち、再び世界がキナ臭くなり始めたころである。
デンマークの陸軍大将が起草して各国に配ったという触れ込みだったが、それはカムフラージュの作り話。「元首」と「君主」は伏せ字にしてきわどく検閲をパスした。
それより11年前、日本のシベリア出兵や米騒動をめぐって寺内正毅内閣と激しく対決した大阪朝日新聞は、しばしば「発売禁止」の処分を受けた。さらに政府糾弾の集会を報じたところ、記事にあった「白虹(はっこう)日を貫けり」の表現が皇室の尊厳を冒すとして筆者らが起訴され、新聞は廃刊の瀬戸際に立たされた。ついに大阪朝日は村山龍平社長らが辞職して謝罪し、政府に屈することになる。
これが「白虹事件」である。かつて「天声人語」の筆者でもあった如是閑は、このとき大阪朝日の社会部長だった。言論の敗北に無念を抱きつつ退社して『我等』を創刊したのだ。
◇
こんな古い話を持ち出したのも、いま「言論の自由」のありがたみをつくづく思うからにほかならない。現代の世界でも「発禁」や「ジャーナリスト殺害」のニュースが珍しくない。
しかし、では日本の言論はいま本当に自由なのか。そこには怪しい現実も横たわる。
靖国参拝に反対した経済人や天皇発言を報じた新聞社が、火炎ビンで脅かされる。加藤紘一氏に至っては実家が放火されてしまった。言論の封圧をねらう卑劣な脅しである。
気に入らない言論に、一方的な非難や罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせる風潮もある。それにいたたまれず、つい発言を控える人々は少なくない。この国にも言論の「不自由」は漂っている。
私はといえば、ある「夢想」が標的になった。竹島をめぐって日韓の争いが再燃していた折、このコラムで「いっそのこと島を韓国に譲ってしまったら、と夢想する」と書いた(05年3月27日)。島を「友情島」と呼ぶこととし、日韓新時代のシンボルにできないか、と夢見てのことである。
だが、領土を譲るなどとは夢にも口にすべきでない。一部の雑誌やインターネット、街宣車のスピーカーなどでそう言われ、「国賊」「売国」「腹を切れ」などの言葉を浴びた。
もとより波紋は覚悟の夢想だから批判はあって当然だが、「砂の一粒まで絶対に譲れないのが領土主権というもの」などと言われると疑問がわく。では100年ほど前、力ずくで日本に併合された韓国の主権はどうなのか。小さな無人島と違い、一つの国がのみ込まれた主権の問題はどうなのか。
◇
実は、私の夢想には陰の意図もあった。日本とはこんな言論も許される多様性の社会だと、韓国の人々に示したかったのだ。実際、記事には国内から多くの共感や激励も寄せられ、決して非難一色ではなかった。
韓国ではこうはいかない。論争好きなこの国も、こと独島(竹島)となると一つになって燃えるからだ。
そう思っていたら、最近、発想の軟らかな若手学者が出てきた。東大助教授の玄大松(ヒョン・デソン)氏は『領土ナショナリズムの誕生』(ミネルヴァ書房)で竹島をめぐる韓国の過剰なナショナリズムを戒め、世宗大教授の朴裕河(パク・ユハ)氏は『和解のために』(平凡社)で竹島の「共同統治」を唱えた。
どちらも日韓双方の主張を公平に紹介・分析しているが、これが韓国でいかに勇気のいることか。新たな言論の登場に一つの希望を見たい。
日本でも、外国の主張に耳を傾けるだけで「どこの国の新聞か」と言われることがある。冗談ではない。いくら日本の幸せを祈ろうと、新聞が身びいきばかりになり、狭い視野で国益を考えたらどうなるか。それは、かつて競うように軍国日本への愛国心をあおった新聞の、重い教訓ではないか。
満州へ中国へと領土的野心を広げていく日本を戒め、「一切を棄つるの覚悟」を求め続けた石橋湛山の主張(東洋経済新報の社説)は、あの時代、「どこの国の新聞か」といわれた。だが、どちらが正しかったか。
最近では、イラク戦争の旗を振った米国のメディアが次々に反省を迫られた。笑って見てはいられない。
だからこそ、自国のことも外国のことも、できるだけ自由な立場で論じたい。ジャーナリズムはナショナリズムの道具ではないのだ。
× ×
このコラムは終わりますが、今後も折に触れて紙面でお目にかかります。「風考計」の連載分は来春、朝日新聞社から出版される予定です。
という事で、隣国間の話題はリアルタイムで現地の報道を見るに限るね。
日本国内の報道は時間差があるし、なによりバイアスが掛かっている。
(あっしはハングル読めないから、特亜板の翻訳ニュースは重宝しています)
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