2006年09月05日

書評 首領(ドン)―昭和闇の支配者〈3巻〉 稲川聖城

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名前は誰でも知っているでしょう。
日本を代表する暴力団「稲川会」
その稲川会を一代で築き、未だ存命(大正三年生)、稲川聖城総裁のルポタージュというか伝記。

任侠ファンなら感涙の本かもしれませんが、おいらの様な一般市民がこの本を手に取る理由は、稲川会が演じた「昭和闇の支配者」です。
刃傷沙汰や組の抗争史には余り興味がありません。
(とはいえ、東映の文太@仁義シリーズは全部見たがww)

可能な限り、政財界とヤクザの関係をルポして欲しかったです。
山口組(神戸芸能社)の記述があるのなら、例えば平成の芸能界とヤクザとの関係とか。

それとこれは言っても詮ありませんが、当書籍出版後に日経の一面となった、4代目跡目騒動事件や、日本プロゴルフ協会事件、先月の横浜港武器密輸事件など増補してくれたら、もっとよかった。

機会があれば、稲川総裁に昭和史について色々話を聞きたいですね。

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