2005年10月14日
【仕事】パワーポイントは電気羊の夢を見るか?
mixiチェック皆さん、パワーポイントお使いですか?
あっしは個人的にppt大嫌いでしたので、可能な限り触らずに仕事していましたが
(最初にヘタな使い手を連続で見たのが先入観の始まりだった訳でした)
ここ5年程はpptなしでは仕事が出来なくなっていますね。
で、こういう記事を見つけました。
「パワーポイントは論理を見えなくする」Letter from Yochomachi > Blog & Macintosh >
ここのブログ主さんがいうには
汚い表現を使うと、パワーポイントによるプレゼンテーションは、「小間物屋」(要は「ゲロ」ということのエレガントな表現)である。ところがパワーポイントは一見しゃれているので、聴衆は「ゲロ」を見せつけられているという認識が少なくなるというだけのことで、多くのパワーポイントプレゼンテーションが単なるゲロであることにはかわりはない。ゲロでもなんとか格好を付けてしまうところに問題がある。
文章には、やや煽りが入っているみたいです。
ネタにマジレスなんとやらですが、いい切り口ですので、あっしなりに話を繋いでみましょうね。
結論:パワーポイントには罪はないです。
当たり前の話で恐縮ですが、語り手に芸がないだけなんですよね。
芸がないから道具に頼る。
あっしが吐き気を催すのが、中身スカスカでアニメーションぐるぐるのプレゼン。
音楽ループさせたり、右から流れたり左から流れたり、まるで下手なスクリーンセーバー
それならフラッシュで作れと。。
ブログ主さんも別記事で書かれていますが、「印象に残る講演は語りだけ」
ザッツライトです。
ですが、あっしを含め、pptに依存している人、振り回されているビジネスマンってのは、
大多数が講演目的用途ではない筈。
ずばり、物売り目的。インテリぶると、「プレゼンテーション」
そうなのです。パワーポイントはプレゼンテーションツールなんですよ。思い出しましたか?
あなたの小賢しいパワーポイントテクニックに魅了される人はいないでしょう。
だったら聴く側の立場に置き換えれば、どういうpptが望まれるのかが分りますよね。
あっし的に、pptのナニが便利化というと、
出来合いのエクセルやワードが貼れる。音もhtmlも取り込める。
頁単位をパーツにし、付けたり外したりできる。
よって、pptの単品パーツを三百種類程度作っています。
んで、プレゼンの相手に合わせて、パズルみたいに組み合わせ、固有名詞だけ置き換える。
汎用性が高いコンテンツはラスタライズさせたり、テキストも複数ボックス繋いでグループ化〜アウトライン化したりして部品へ変換。
事前準備は大変だけど、これ最強というか、超簡単。キューピー3分クッキング。
で、ペーパーとして大いに活用できますし、
(2段組の両面印刷・ステイプルのパターン多し)
プロジェクター投射も無問題。
あっし流のpptを使ったプレゼンのポイントは
1)アニメ効果は一切使わない。
2) MSデフォの色は腐ってるので中間色系は厳禁。おサイケになります。色調の法則に習いましょう。
3)ボールドやイタリックの多様もご法度。
4)ヘンなフォントは使わない=半角・全角を含め、フォントの規則性・統一
5)不要なページは端から挿入しない。
6)起承転結を明確にする。
7)ページのジャンプは見苦しい。投射時は特に。
8)レジュメの単なる読み合わせ目的なら、テキストオンリーで充分。
9)MSオフィス用のテンプレロゴは痛過ぎます。本当にそのイラスト必要なんですか?
10)パワーポイントはDTPソフトではない事をもう一度理解しましょう。
裏返すと、体系的に習っていないので小技を知らないだけですが・・・
つまり、いいプレゼンとは、pptなしでも語れるスピーカーです。
いいスピーカーがいいレジュメ(ppt)使うと相乗効果が出ます。
ヘタな語り手が駄目なレジュメ使うと、
「聴衆は「ゲロ」を見せつけられる」という
引用元のブログの話へ帰結します。
偉そう書いて、正直すまんかった。