2020年07月29日

【映画評】お名前はアドルフ?

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タイトルまんまの密室劇。

映画『お名前はアドルフ?』オフィシャルサイト

イントロダクション
 あなたも私も、この世界に生きる77億人全員が、生涯を共にするもの、それが〈名前〉。「名は体を表す」ということわざにもあるように、人生を左右するほど重要なものであるにもかかわらず、基本的には自分では選べない。そんな、ある意味パラドックスなところも万国共通の儀式である〈名づけ〉をテーマにしたフランスの舞台が、2010年にパリで初上演され、イギリス、ドイツでも大成功を収めた。子供に“アドルフ”と名づけてよいのかどうか? その問いに対して考え得るあらゆる答えを、フランスらしいエスプリを効かせて提示した作品で、映画化もされてヨーロッパで大ヒットを記録した。

 “アドルフ”とは、もちろん“アドルフ・ヒトラー”のこと。ナチス・ドイツの独裁者にして第二次世界大戦を引き起こし、ユダヤ人大虐殺を指導した男だ。“アドルフ”は、元々ドイツでは人気のある伝統的な名前で、現在もその名をつけることが法律で禁止されているわけではないが、当然ながら戦後生まれの男の子にはほぼ皆無となった。

 『ベルンの奇蹟』でドイツ映画賞銀賞に輝いたプロデューサーのトム・シュピースがこの物語に惚れ込むと共に、ドイツ人として黙って見ているわけにはいかないと奮起して映画化権を獲得し、監督に『ベルンの奇蹟』でタッグを組んだ名匠ゼーンケ・ヴォルトマンを迎えた。製作陣は舞台をパリから旧西ドイツの首都だったボンへと移し、ナチズム(国家社会主義)に対するドイツの戦後75年の“本音と建て前”に、たっぷりのユーモアとウィットを盛り込み、ドイツの“今”を描き切った作品に結実させた。本国ドイツで150万人動員のスーパーヒットを成し遂げた話題作が、いよいよ日本にも知的バトルの挑戦状をたたきつける!

 シュテファンには『帰ってきたヒトラー』のクリストフ=マリア・ヘルプスト、エリザベトには舞台の名優として知られるカロリーネ・ペータース、トーマスには『はじめてのおもてなし』のドイツ随一の人気スター、フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、レネには『コーヒーをめぐる冒険』のユストゥス・フォン・ドホナーニ。

 実力派俳優たちによる迫真のノンストップバトルに引き込まれ、観る者は4人目の客として名づけ論争のテーブルに招かれる。真夜中も過ぎた宴の後のテーブルには、“真実”をたたえたグラスだけが残される。ほろ苦いその杯を飲み干した5人には、新たな絆が生まれていた。バトルを見届けたあなたにも、頭と心を刺激するカタルシスが贈られる、爽快かつ痛快な知的エンタテインメント!

ストーリー
それは愉快な夜になるはずだった。哲学者で文学教授のステファンと妻エリザベスは、弟トーマスと恋人、幼馴染の友人で音楽家のレネを招いて自宅でディナーをすることになっていた。しかし、出産間近の恋人を持つトーマスが、生まれてくる子供の名前を“アドルフ”にすると発表したことから自体は意外な展開に。「アドルフ・ヒトラーと同じ名前を子供につけるのか?気は確かか!?」友人のレネも巻き込んだ大論争の末、家族にまつわる最大の秘密まで暴かれる。名前の話はドイツの歴史やナチスの罪に発展し、ヒートアップした夜はどこまで続く…!?




アイデアは面白いですが、些細なことで登場人物が怒りまくるのがさっぱり理解できず。最後のネタバレも見え見え。忌憚なく申し上げるとイタリア映画「おとなの事情」劣化コピーですよこれ。あれは抱腹絶倒面白かった〜

満足度(5点満点)
☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
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コメント
>最後のネタバレも見え見え
捻ったらメディアと評論家の蛇口からポリコレシャワーが降ってくるのだ‥
Posted by 投了した at 2020年07月29日 19:40
些細な事で怒らない奴はネトウヨ。我々リベラルの本質です。
Posted by 必須フィールド at 2020年08月02日 07:04
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