2020年07月13日

【映画評】透明人間

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綿々とリブートされ続ける古典映画「透明人間」最新リメイク版。

映画『透明人間』公式サイト

イントロダクション
Introdution
心神喪失の2時間!『ゲット・アウト』、『アス』のジェイソン・ブラム『ソウ』の脚本家リー・ワネルすべての「透明人間」を凌駕する、狂気のサイコ・サスペンス。
 「見えるのは、殺意だけ」。 ゴールデン・グローブ賞主演女優賞・エミー賞主演女優賞に輝くエリザベス・モス(『アス』(19)、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」)を主演に据えた『透明人間』は、ユニバーサル映画のクラッシック・キャラクターにインスパイアを受けながらも、これまでのイメージを大きく覆し、女性目線で描かれる現代にこそ相応しい、狂気と強迫観念に満ちたサイコ・サスペンスに仕上がっている。『透明人間』の製作は、今やハリウッド・ホラーを牽引するブラムハウス・プロダクションズの敏腕プロデューサー ジェイソン・ブラムと、『ソウ』(04)で脚本を務めて以降、そのシリーズ製作に関わるオリジナルメンバーであり、近年は『アップグレード』(18)や『インシディアス 序章』(15)の監督として知られるリー・ワネルが監督・脚本・製作総指揮を務める。彼らの豊かな創造性と最先端の技術によって、「透明人間」がスタイリッシュな作品として2020年に蘇る。

ストーリー
窒息必至。見えない恐怖に、心神喪失してはならない!
 富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある真夜中、計画的に彼の豪邸から脱出を図る。失意のエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。セシリアは「見えない何か」に襲われていること証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。




海外レビューが凄くよかったので公開を楽しみに待っていたのですが思いっきり勘違いでA24謹製ホラー作品かと思っていました。上映始まるも冒頭のA24ロゴ掲出はなく、開始の映像から凄い違和感。全然スタイリッシュじゃない。もう強烈なB級映画臭がプンプン漂いまして、ホラーというかコメディというかB級ホラーあるある展開が延々続き、まぁそれなりに面白かったのですが、鑑賞後知りました。A24ではない。なんだアップグレードの監督作だったのか。合点がいきました。

ということで本作の感想ですが、なんか微妙にもったいない。ブサイクなヒロインに彼がなぜここまで粘着しているのか?彼ら兄弟はどういう関係なのか?尺の関係なのか分かりませんが「に至るシーン」がばっさりカットされているので感情移入出来ず。視覚優先で脳で怖がることが出来ないんですよ。実にもったいない。愛犬や黒人父娘との関係もよく分からんし。実はもともとカッチリした展開だったのに大人の事情でハサミ入れられたのでしょうか?

結論としては割り切ってB級ホラーと位置付ければそれなりに面白いですし、そういうバジェット的な背景を除し純粋なホラー/サスペンス作品として捉えるならいまいち。ホラー映画はなにより心理的に怖いのが一番ですし、一抹の憐憫も欲しい。

満足度(5点満点)
☆☆☆




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(4)映画 
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コメント
これはジャンル的にホラーじゃないと思うんだけど、、、。
はなからSFサスペンス/アクション映画と見るべきなのでは?

結構楽しめましたよ。
Posted by アニメは苦手 at 2020年07月13日 13:11
観ていない人間が言うのもなんだけど
>大人の事情でハサミ入れられたのでしょうか
metooな意識高い透明人間を描きたいとか出演者だかスタッフだかが雑誌で言っていたからそのせいでしょ。
日本の漫画で例えるなら矢吹センセイが急に人権意識に目覚めたみたいな。
人間の欲望の根源たるエロを無視したインビジブルセカイ‥
Posted by 投了した at 2020年07月13日 20:25
ちなみに、これ、しばらく前にネトフリで見ました。
劇場公開より先なんですね。
Posted by アニメは苦手 at 2020年07月13日 22:19
 ペンキぶっかければ見えるんじゃないの?
Posted by エネルギー名無し at 2020年07月14日 01:37
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