2020年06月18日

【映画評】ANNA/アナ

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最近グダグダなリュック・ベッソンですが、これはまあ面白かったよ。

映画『ANNA/アナ』公式サイト

イントロダクション
『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』に続き、リュック・ベッソン監督が〈闘うヒロイン〉で放つノンストップアクションエンターテインメント!

世界を操る2大組織KGBとCIAの脅威と化した頭脳明晰で驚異の身体能力を誇る最強の殺し屋アナに
成功確率0%の究極のミッションが待っていた!!
 1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。美しきファッションモデルやコールガールなど複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、国家間の争いを左右する一流の暗殺者へと進化を遂げるアナ。そんな中、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられたアナは、捜査官レナードからCIAに寝返れという驚愕の取引を迫られる。だが、二重スパイという最大の試練を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る2大組織の脅威へと化していく──。

 『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』で魅力的な〈闘うヒロイン〉を世に送り出し、『TAXi』『トランスポーター』『96時間』シリーズをプロデューサーとして世界的大ヒットへと導いたリュック・ベッソンが、本作では監督・脚本・製作を担当。映画への深い愛と冒険心に溢れた初期作品のスタイルとテーマに自ら回帰し、フルスピードで展開する行先不明のストーリーと、武器を持たずに敵地へ乗り込んだアナが5分で40人を倒すなど、リアルかつ壮絶なファイティングシーンを完成させた。

スーパーモデルからアクションスターへ!オスカー女優と実力派俳優との華麗なる競演で誰もが爽快に騙される結末が完成!
 主人公のアナには、16歳でランウェイデビューを果たし、シャネル、ディオール、ヴァレンチノなどハイブランドのモデルを務めるロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルス。1年をかけてマーシャルアーツを学び、『ジョン・ウィック』シリーズでも話題の〈ガン・フー〉をマスターし、レストランではグラスに皿、フォークまでを駆使して息をのむアクションシーンを成し遂げた。本来のキャリアであるファッションモデルの華麗なお仕事シーンとのギャップで、観る者を楽しませてくれる。

 殺し屋としてアナを育てたKGBの上司オルガ役には、『クィーン』でアカデミー賞Rを受賞したヘレン・ミレン。ヘアメイクと眼鏡、完璧なロシア訛りで毒舌捜査官に変身、パワハラ上司が少しずつアナに愛情を感じていく様をウィットに富んだユーモアを添えて演じた。スカウトしたアナと恋におちる肉体派のKGB捜査官アレクセイには『ワイルド・スピード ICE BREAK』のルーク・エヴァンス、アナを寝返らせる頭脳派のCIAエージェントのレナードには『ダークナイト』のキリアン・マーフィ、他にも『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のアレクサンドル・ペトロフ、ロシア生まれのファッションモデルで本作がスクリーンデビューのレラ・アボヴァと、独自の世界を切り開く個性派が顔をそろえた。

 撮影監督は『フィフス・エレメント』でセザール賞に輝いたティエリー・アルボガスト、音楽には『グレート・ブルー』で同賞を受賞したエリック・セラと、初期のフィルモグラフィからベッソンを支える一流スタッフが集結した。

 二重スパイの果てにCIAエージェントのレナードによって、KGB長官暗殺作戦に引きずり込まれるアナ。この成功確率0%の究極のミッションを前に、必ず生き抜くと誓ったアナが見つけた、2大組織を出し抜く道とは──? すべての予測を爽快に裏切るノンストップ・アクションエンターテインメントが誕生した!

ストーリー
 1990年、モスクワ。露店でマトリョーシカ人形を売っていた大学生のアナ(サッシャ・ルス)は、パリのモデル事務所のスカウトマンに声をかけられデビュー、すぐに売れっ子となる。事務所の共同経営者のオレグと付き合い始めて2ヵ月、毎夜パーティにディナーと華やかな暮らしを送っていた。ある時、オレグからホテルのスイートルームに呼ばれたアナは、貿易商だと自称する彼に、「本業は何なの?」と問い詰める。オレグから武器商人という裏の顔を打ち明けられたアナは、トイレに隠していた銃で、容赦なくオレグの頭を撃ち抜く。

 実は彼女の真の姿は、ソ連の諜報機関KGBに造り上げられた殺し屋だった。3年前、アナはモスクワで、恋人とクスリに溺れる日々を過ごしていた。堕落した生活に終止符を打つべく海軍に志願すると、見知らぬ男から「軍事訓練1年、現場勤務4年、その後は自由」という仕事を持ちかけられる。男の名はアレクセイ(ルーク・エヴァンス)、KGBの捜査官でアナの陸軍士官学校時代の優秀な成績に目を付けたのだ。アナが「クソみたいな人生」に転落したのは、最愛の両親を事故で亡くした悲しみからだった。

 それから1年、アレクセイは過酷な訓練を全うしたアナを、上官のオルガ(ヘレン・ミレン)に紹介する。オルガはアナに「レストランで食事中のマフィアのボスから5分で携帯電話を奪う」という過酷なテストを与える。店に踏み込んだアナは、オルガから渡された銃をボスに向けるが、弾倉はカラッポだった!

 やむなくワインボトルにグラス、皿にフォークを駆使して闘い、何十人もの屈強なボディカードを次々と倒すアナ。時間はオーバーしたが、「二度とヘマしない」と誓うアナを、オルガは「されちゃ困る」と合格にするのだった。

 そう、アナの最初の標的がオレグだったのだ。モデルにスカウトされるように仕向けたのも、すべてオルガのシナリオだ。成功したアナは長官の面接を受け、正式採用となる。だが、今では恋人でもあるアレクセイの「5年で自由」が嘘だったと知り、ショックを受ける。それからもオルガの指示の下、次々と国家の邪魔者を消すアナ。やがてアナはその美貌とスタイル、魅力的なオーラからトップモデルへと上りつめる一方、明晰な頭脳によって国家間の争いさえ左右できる一流の殺し屋として認められる。だが、ある夜、アメリカCIAの罠にはまるという痛恨のミスを犯したアナは、捜査官のレナード(キリアン・マーフィ)から、死か寝返るかの選択を迫られる。アナは「1年で自由。ハワイで保護」を条件に従うのだった。

 アナに惹かれていくレナードのスマートな対応で、アナの二重スパイとしての任務は問題なく進んでいく。そんな中、アナはレナードから3年かけて計画したという、KGB壊滅を狙う“KGB長官暗殺作戦”への参加を迫られる。果たして、成功確率0%の究極のミッションを前に、必ず生き抜くと誓ったアナが見つけた、2大組織を出し抜く道とは──?




時系列がどんどん飛びますが鑑賞に負担を掛けない為なのか非常に分かりやすい親切仕様(ストーリー・オブ・マイ・ライフは時系列が結構難解だった)。ストーリーや伏線回収、種明かしも親切丁寧。予告編にもあるアクションシーンはスタイリッシュというかユニークというか凄く面白かったけど、その後は尻すぼみだったのがご愛嬌。

最近見たこの手の映画なら、アトミック・ブロンド>本作>ルーシー って感じ。

賛否両論あるかもしれないけど、この手の娯楽映画ならこれくらい親切にわかり易く作ってくれた方が画面に没頭てきて楽しいね。鑑賞者フレンドリーな作品でした。とはいえ日本語ネタもう少しあれば尚よかったね。主演のサッシャ・ルス、覚えておこう。

満足度(5点満点)
☆☆☆




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
成功率0ならミッションとして成立しとらんやんけ
Posted by うんも at 2020年06月19日 06:56
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