2020年02月26日

【映画評】影裏

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キャスティングもいいし結構高評価だったので期待して鑑賞しましたが、正直ちょっと肩透かし。

映画『影裏』オフィシャルサイト

イントロダクション
2017年第157回芥川賞。処女小説で文學界新人賞を受賞したばかりの若き作家がセンセーションを巻き起こす。混戦の中での受賞だった。その小説は、自らが住む盛岡を舞台とし、見知らぬ土地で唯一人心を許した友との出会いと別れ、いなくなった友の本当の姿を探しながら、主人公自身が喪失と向き合い再生していく物語。

一方で、新たな風を日本映画界に送り続け、時代ごとのエンタテインメントを牽引してきた監督・大友啓史がこの小説と出会い、自身の故郷・盛岡を舞台にした物語に心を奪われすぐに映画化に動く。

そして2018年、監督が熱望したふたりの俳優、綾野剛と松田龍平が加わり、物語は走り出す。國村隼、筒井真理子、中村倫也、永島暎子、安田顕など、日本を代表する実力派キャストが脇を固め、さらにスタッフ陣も日本映画界を牽引する錚々たるメンバーが集結。脚本に『愛がなんだ』の澤井香織。音楽にNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の大友良英。撮影には、黒沢清監督作品をはじめ、多くの監督から信頼を受ける芦澤明子。日本映画界を牽引するキャストスタッフが描き出す感動のヒューマンミステリーがいよいよ公開する。

ストーリー
今野秋一(綾野剛)は、会社の転勤をきっかけに移り住んだ岩手・盛岡で、同じ年の同僚、日浅典博(松田龍平)と出会う。慣れない地でただ一人、日浅に心を許していく今野。二人で酒を酌み交わし、二人で釣りをし、たわいもないことで笑う…まるで遅れてやってきたかのような成熟した青春の日々に、今野は言いようのない心地よさを感じていた。夜釣りに出かけたある晩、些細なことで雰囲気が悪くなった二人。流木の焚火に照らされた日浅は、「知った気になるなよ。人を見る時はな、その裏側、影の一番濃い所を見るんだよ」と今野を見つめたまま言う。突然の態度の変化に戸惑う今野は、朝まで飲もうと言う日浅の誘いを断り帰宅。しかしそれが、今野が日浅と会った最後の日となるのだった—。数か月後、今野は会社帰りに同僚の西山(筒井真理子)に呼び止められる。西山は日浅が行方不明、もしかしたら死んでしまったかもしれないと話し始める。そして、日浅に金を貸してもいることを明かした。日浅の足跡を辿りはじめた今野は、日浅の父親・征吾(國村隼)に会い「捜索願を出すべき」と進言するも、「息子とは縁を切った。捜索願は出さない」と素っ気なく返される。さらに日浅の兄・馨(安田顕)からは「あんな奴、どこでも生きていける」と突き放されてしまう。そして見えてきたのは、これまで自分が見てきた彼とは全く違う別の顔だった。陽の光の下、ともに時を過ごしたあの男の“本当”はどこにあるのか—。



当方の感受性の鈍さもあって、主人公がなんで同性愛者なのか物語上の必然性が最後まで分かりませんでした。展開上、そのままヘテロ愛に置換しても全然違和感ないよ。ザクロのシーンなんかティモシー・シャラメの劣化コピーみたいな感じだし、演者は国内ピカイチの役者さん揃いなので思うに監督さんの身の丈レベルがそのまま再現されたんだろうと。大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さく響く。尺は無駄に長いけど万事TVサイズ。劇伴なんか「あまちゃんかよ」と思っていましたがエンドロールに大友良英の名前があったのでなるほど。

原作未読なのでどこまで脚本上の制約受けているのか存じませんが、なんか惜しい。あと少しで名作になりそうなのに微妙な色気が足らない。最近は欧米映画に思わず唸る同性愛作品が多いので無意識にその辺との比較をしている当方がダメなんだろうけど、可能であれば別の監督さんで観たかった。

満足度(5点満点)
☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
同性愛というだけで素晴らしいのです。
映画に限らずですが、アートの役割とは何ですか?それは唯一の真実にして、科学的にも素晴らしいと証明されている、偉大なる「リベラル」を下等生物「一般庶民」に教え込むことです。

事実上、今の日本は「プロレタリアート芸術論」にのっとってないと表現の自由なんてないんだよ。

「同性愛」だけで素晴らしい映画。(これで許可も出た)
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2020年02月29日 22:17
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