2020年02月17日

【映画評】1917

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話題の作品を公開初日鑑賞。本作やマリッジストーリーやジョーカーが落選しパラサイトがオスカー作品賞取ったのは、やっぱり大人の事情やんという確証を完全に得ました。

映画『1917 命をかけた伝令』公式サイト

イントロダクション
重要なミッションを与えられた若きイギリス人兵士2人の“一日”を壮大なスケールで描く。兵士たちの息遣い、砂埃舞う塹壕、四方を飛び交う弾丸…まるで自分が戦場にいるかのような臨場感で没入し、予測不能のタイム・サスペンスに一瞬たりとも目が離せない全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる【ワンシーン ワンカット】。

登場人物の感情の流れや臨場感を表現する<長回し>として多くの監督が【ワンシーン ワンカットの撮影】を取り入れてきた。本作では、2人の主人公たちの行動に寄り添い、究極の没入感を表現するため、約2か月の撮影期間を経て【全編を通してワンカットに見える映像】を創り上げた。第一次世界大戦真っ只中の1917年のある朝、若きイギリス人兵士のスコフィールドとブレイクにひとつの重要な任務が命じられる。それは一触即発の最前線にいる1600人の味方に、明朝までに作戦中止の命令を届けること。進行する先には罠が張り巡らされており、さらに1600人の中にはブレイクの兄も配属されていたのだ。戦場を駆け抜け、この伝令が間に合わなければ、兄を含めた味方兵士全員が命を落とし、イギリスは戦いに敗北することになる―

刻々とタイムリミットが迫る中、2人の危険かつ困難なミッションが始まる・・・。若き伝令兵を演じるのは、『はじまりへの旅』のジョージ・マッケイと「ゲーム・オブ・スローンズ」のディーン=チャールズ・チャップマン。さらにベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングなど、演技派俳優が脇を固める。またスタッフも、『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞R受賞監督のサム・メンデスを筆頭に、『ブレードランナー2049』で撮影賞のロジャー・ディーキンス、『ダンケルク』で編集賞を獲得したリー・スミスなど、アカデミー賞Rに輝いた実力者が集まった。






戦争映画というよりサバイバル映画ですねぇ。冒頭セリフで「8時間」とか言っていたのでリアルタイム進行なら尺が足らないけどどうするんだろう?と思いましたが、まさかアダルトビデオ並に時間を停めるとは。

事前に「ワンカット風」とは聞いていたので繋ぎ目探しに没頭。程よい尺で一瞬暗転するシーンが何度もあったのであの辺なんでしょうか?

エンディングも程よい感じでして期待通りの大満足だったのですが、これってパラサイトのポン・ジュノ監督だったら更に10分程度の尺を追加して「主人公が将軍のもとに戻り任務完了報告し勲章貰うもすぐ手放し除隊され結婚しマイホームを購入」するまで描くんだろうなと思った。映画の結論明確にしないと韓国の映画ファンがSNSで批判するとか聞いたけど、韓国に限らずそういう風潮なんでしょうね。手取り足取り映画の展開を分かり易く描かないと退屈した観客が劇場内でスマホ触り始めて。みたいな。だから個人的にはパラサイト大嫌いです。エンディングに締まりがないし蛇足が酷すぎる。まるでスマホ片手でも話が理解できるテレビドラマみたい。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆

尚、劇場公開している第一次世界大戦ドキュメンタリー映画「彼らは生きていた(ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド)」はYouTubeとアマプラ双方で有料配信中。




西部戦線異状なし (字幕版)
リュー・エアーズ
2015-02-05


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
ワンショットってこういう意味だっけ?違うでしょ、ん?
本気のワンショットが見たいなら小津でも見とけ、的な。
Posted by んんー at 2020年02月19日 02:12
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