2019年12月23日

【映画評】テッド・バンディ

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×フォルクスワーゲン・ビートル
○ヴォルクスワーゲン・バグ

日本以外の主要国はネットフリックス公開〜日本は特別に劇場公開とのことで、20年程度前に観たテッド・バンディ映画が糞だった事もあり期待して臨みましたが、なんか微妙。

映画『テッド・バンディ』公式サイト   大ヒット公開中!

イントロダクション
極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣 世界を震撼させたシリアルキラーの裏側に迫る──
IQ160の頭脳と美しい容姿で、司法・メディアを翻弄し、“シリアルキラー”の語源になった稀代の殺人鬼テッド・バンディ。その余罪はいまなお謎に包まれており、本当の被害者の数は誰も知らない。女性からは恐怖でしかないはずだが、刑務所には連日多くのファンレターが寄せられるなど、魅惑的なカリスマ性も持ち合わせていた。3度死刑判決を受けるが、無罪を主張。法律を学んでいた彼は、ついには自らが弁護人となり法廷で徹底抗弁を繰り広げた。本作では、世界を震撼させた殺人犯の裏側へと迫ると共に、バンディの長年の恋人の視点を通して善人としての姿を描き、観客を予測不可能な迷宮に誘い込んでいく。死刑を目前に控えた時、彼が一人の女に伝えた真実とは?

テッド・バンディに殺されなかった、たった一人の女だけが知る、衝撃の真実とは──
デヴィッド・フィンチャー監督のNetflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』にも登場し、『CSI:科学捜査班』や『クリミナルマインド FBI行動分析課』でも言及され、『デクスター〜警察官は殺人鬼』にも影響を与えるなど、人気ドラマシリーズにもたびたびキーパーソンとして取り上げられるテッド・バンディは、アメリカで最も有名な伝説の殺人鬼だ。そんな彼の、戦慄の実話を克明に映画化したこの作品のユニークさは、テッド・バンディを愛してしまった女性の目線で描かれるドラマということ。

原作はテッド・バンディの恋人だったエリザベス・クレプファーが、彼との日々を綴った著書「The Phantom Prince:My Life with Ted Bundy」(1981年出版)
裁判で徐々に明らかになる悪魔の所業と、彼とのあたたかい想い出の狭間で翻弄されるヒロイン。テッド・バンディは1989年に死刑執行されているが、その事実を知っていてもなお、観る者はいつしかヒロインとともに「彼は無罪なのではないか?」「明らかになっていない真実があるのではないか?」と思わされてしまう。知的でウィットに富み、ハンサムな彼に魅せられたヒロイン、そしてメディアを通して彼のファンになった数多くの女性たちと同じように、我々観客もテッド・バンディの“邪悪な魅力”に翻弄されてしまうのだ。

豪華キャストが集結! テッド・バンディを知り尽くし、2度のエミー賞に輝くドキュメンタリー映画の名匠が描く!
テッド・バンディに扮する主演は、ザック・エフロン。『ハイスクール・ミュージカル』の青春スターとして注目され、最近は『グレイテスト・ショーマン』も話題を呼んだ彼が、今までの“爽やかアイドル”系イメージを完全脱却。本作がサンダンス映画祭で初上映されるやいなや、エフロンの演技に絶賛が集まり、演技派俳優としての評価を一気に高めている。テッド・バンディを愛してしまったヒロイン、リズ役には『白雪姫と鏡の女王』『あと1センチの恋』のリリー・コリンズ。判事役には名優ジョン・マルコヴィッチ。そのほか、カヤ・スコデラーリオ、ハーレイ・ジョエル・オスメント、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドら豪華キャストが充実の演技を見せる。監督はドキュメンタリーの分野で高い評価を受けるジョー・バリンジャー。彼は記録映像やインタビューなどを通してバンディに迫ったNetflixオリジナル作品「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」でも監督を務め、劇映画とドキュメンタリーシリーズ、両方のスタイルで“悪のカリスマ”とも評される人物を掘り下げていく試みにトライした。事件に関する徹底したリサーチが、本作にもリアルに反映されている。

ストーリー
1969年、ワシントン州シアトル。テッド・バンディ(ザック・エフロン)とシングルマザーののリズ(リリー・コリンズ)とは、あるバーで恋に落ちる。素晴らしい出逢いの一日から始まり、デッド、リズと彼女の幼い娘モリーの三人は、幸福を絵に描いたような家庭生活を築いていく。しかしその運命は一変。テッドが信号無視で警官に止められた際、車の後部座席に積んでいた道具袋を疑われて逮捕されてしまう。マレーで起きた誘拐未遂事件の容疑だった。またその前年にも女性の誘拐事件が起きており、キング郡警察の発表によると、目撃された犯人らしき男の車はテッドの愛車と同じフォルクスワーゲン。新聞に公表された似顔絵は、テッドの顔によく似ていた。突然の事態に混乱するリズ。テッドはすべてまったくの誤解だと説明するが、次第に、いくつもの事件の真相が明らかになっていき・・・。

監督インタビュー
監督ジョー・バリンジャー
20年以上にわたり、ノンフィクション映画やテレビの世界で中心的な役割を担う。複数のエミー賞を受賞したHBOの『パラダイス・ロスト』(原題)シリーズは、殺人事件の不当な有罪判決から“ウェスト・メンフィス3(有罪判決を受けた3人の呼び名)”を解放する世界的な動きを生み出した。結果、1人の死刑判決と2人の仮釈放なしの終身刑が取り消され、2019年8月19日に全員が刑務所から釈放された。3部作の最後の作品『パラダイス・ロスト3:パーガトリー(原題)』は、2012年にアカデミー賞ドキュメンタリー長編賞とプライムタイム・エミー賞にノミネートされた。また、南米エクアドルで起きた米国企業による原油流出による大規模な環境汚染、それに対する訴訟を追った『クルード 〜アマゾンの原油流出パニック〜』などで、アメリカや海外の社会問題を取り上げ注目される。『Whitey:United States of America v.James J.Bulger』では70年代からボストンの裏社会を支配し、数々の犯罪に関わったジェームズ・J・バルジャーがFBIの組織犯罪対策班と手を組み、街であらゆる犯罪に手を染めていた事実を、その被害者の遺族などのインタビューを通して描いた。その他の作品に、ヘヴィ・メタル界の不滅の王者“メタリカ”の3年間を追ったドキュメンタリー『メタリカ:真実の瞬間』、トニー(アンソニー)・ロビンズの私生活、事業戦略家としての顔、そして毎年恒例の大規模な自己啓発セミナーの舞台裏に迫った『アンソニー・ロビンズ ―あなたが運命を変える―』(16・Netflixで配信)などがある。「殺人鬼のとの対談:テッド・バンディの場合」(19・Netflixで配信)では、死刑囚監房での録音テープや事件当時の記録映像、関係者と本人の独占インタビュー等を通して、その素顔に迫っている。

テッド・バンディとは何者なのか
テッド・バンディが他の犯罪者と大きく異なるのは、被害者の数の多さと巧みな逃亡手腕以上に、長年に渡り、彼の無実を信じる多くの人々から、妙な名声を得て、賞賛すら受けていたという点で、こんな連続殺人犯はアメリカではほとんど例を見ません。バンディはどのような人物が連続殺人犯になり得るかという大方の予想を裏切り、アメリカのマスコミという舞台をうまく利用し、かなりの数の熱狂的支持者を得たのです。簡単に言えば、魅力的で、ハンサムで、将来有望そうな白人男性の彼を、恋人も大勢の友人も知り合いも、そんな卑劣な真似ができる男だとは想像だにしなかったのです。その事が、彼が長年、捜査の目を逃れることができた要因だったのです。しかも裁判の最中ですら、彼の端正な容貌と魅力に騙された支持者を味方につけたのです。

ドキュメンタリー映画監督としての、新たなアプローチ
これまでも悪名高い殺人犯を取り上げた映画やドキュメンタリーや書籍はあるのに、なぜ今さらこの主題を取り上げるのか?その答えはマイケル・ワーウィーの優れた脚本にあります。この脚本はバンディの長年の恋人であるエリザベス・クレプファーの視点で、構成されています。実際の恋人の視点を通じてストーリーを構築することで、ありふれた覗き見的な連続殺人犯の映画ではなくなるのです。私たちはテッドを追う捜査官を追うわけでもなく、恐ろしい犯罪行為によっておぞましいスリルを味わう彼の体験をたどるわけでもなく、ましてや被害者の死体を隠した場所を再訪する彼を追うわけでもありません(テッドはよく再訪してましたが)。その代わり、観客は恋人であるリズの立場で、事件の真相を警察に捕らわれた“無実の男”を追っていくのです。

人か悪魔か― 二面性に迫る
連続殺人犯の凶暴な側面だけではなく、同時に彼の中に存在する二面性の部分が私の関心を引いたのです。長年の恋人の目を通して、テッド・バンディの物語に近づくことで、私たちは罪を犯した者がいかに世界に自己を提示し、彼を最もよく知ると思っていた人たちに感情的痛手を与えるかを検証できるのです。私はこの映画が彼の汚れた世界に新たな見方を提示できることを願っています。ドキュメンタリー作品出身の経験からすると、邪悪な者というのは、あなたの隣人や高校のコーチのように見た目は普通の人なのです。バンディ自身が映画の最後で注意しているように、“殺人者は長い牙を持ち、アゴから唾液を滴らせ、暗闇から現れたりしない。人々は自分たちの中に殺人者が潜んでいることに気づいていない。好きになり、愛し、一緒に暮らし、慕っている人物が、次の日には想像し得る限りの最も悪魔のような人間にならないとも限らない”のです。これこそ悪の本質です。うまく説明しにくいのですが、しばしば非常に平凡で、大方は矛盾する性質の持ち主です。これこそがこの脚本が私に探求させた人間の側面です。




ネットフリックスで同じ監督さんの「殺人鬼のとの対談:テッド・バンディの場合」も視聴しましたがこれまた微妙。ドキュメンタリー畑の監督さん+脚本はテッド・バンディ内縁妻手記という違う角度からの化学反応を狙ったのかもしれませんが、精緻なドキュメンタリータッチではなく、テッド・バンディの内面を掘り下げるでもなく、結局どっち付かずの中途半端な作風に感じました。自宅のテレビでネットフリックスで観るならまだしも、金払って映画館で観るクオリティじゃないよと。映画観るよりウィキペディア読んでいる方が遥かに面白いなと。テッド・バンディ - Wikipedia

ということで無い物ねだりするなら、ホアキン・フェニックス主演に据え「ジョン・ゲイシー」映画なんか作ってくれたら全身鳥肌で、まがい物「IT」なんか吹っ飛ぶ怪作になるかもよ。

満足度(5点満点)
☆☆




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
デッド・パンティじゃなかった
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2019年12月23日 19:31
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