2019年12月09日
【映画評】42ndストリート(2019)
mixiチェックイントロダクション
本作は、1933年公開の大ヒット・ミュージカル映画『四十二番街』を舞台化した作品です。『四十二番街』は、ミュージカル映画の画期的な位置にありました。誰もが知りたいと思う、競争社会の裏側を描いていて、この作品に沢山の人達が影響されたと言っても過言ではありません。中でも、カレイドスコープ(万華鏡)の様な、群舞のダンサーを絶妙な上の位置から撮影しているシーンは必見です。これは、「バークレイ・ショット」と言われていて、今では大変有名な手法となりました。
この映画を舞台化し、特別に撮影をしたのが、今回の『42ndストリート』です。撮影には何台もの高性能カメラを使用し、映画館でもお楽しみ頂ける映像に仕上げました。群舞シーンの本番では、約50人はいるであろう大人数のダンサー達が、生き生きと迫力たっぷりに踊りあげます。その姿は、一度観たら絶対に忘れられない光景です。そして、もう1つ忘れてはならないのは、「希望」と言うストーリーです。
主役のペギーは、夢を胸に秘め、新しい世界へ飛び立とうとします。でもそこには、色々な困難が立ちはだかります。ペギーに限らず、誰だってそんな経験があるはずです。そんな時、「希望」と言う名の笑顔で前進して欲しい―。そんな願いがこの作品には込められています。世界中で大人気の『42ndストリート』で約2時間の旅行をお楽しみください!
ストーリー
今は心も体もボロボロに弱っているジュリアン・マーシュは、演出家として新作ミュージカルに全力投球していた。その最中、プレミア前日に、主演女優のドロシー・ブロックが怪我をしてしまう。その代役に選ばれたのは、群舞の中の一人である、ペギー・ソイヤーだった。厳しい世界で、果たしてジュリアンとペギーは成功出来るのであろうか……。
もうすぐ映画版「cats」も上映されますが、ああいうギミックだらけのロンドンミュージカルと違い、演者中心のシンプル演出。メタフィクション構成は面白かったとはいえストーリーなんか関係ない。50人近いダンサーが息を合わせ延々タップダンスという潔さが素敵。ミュージカルに関しては全くの素人ですがそれでも最後の最後まで楽しめました。映画「四十二番街」観たことないので機会があったら一度観てみたいです。第二次大戦前の雰囲気とその伝説の「バークレイ・ショット」というやつ。
満足度(5点満点)
☆☆☆☆
コメント
昨日は「男はつらいよ お帰り 寅さん」の試写会に行きました。懐かしさに浸る2時間でした。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2019年12月11日 08:59
評判いいですね
私は一度も「寅さん」見たことないのですが面白そう
私は一度も「寅さん」見たことないのですが面白そう
Posted by bob at 2019年12月11日 09:21