2019年02月25日

【映画評】ビール・ストリートの恋人たち

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 



絶賛上映中デンマーク映画「THE GUILT」と警官同士がオーバーラップしました。あっちから目線とこっちから目線みたいな。

映画『ビール・ストリートの恋人たち』公式サイト

イントロダクション
本年度アカデミー賞R3部門ノミネート!『ムーンライト』監督最新作は、愛よりも、もっと深い“運命”で結ばれた恋人たちのラブ・ストーリー
前作『ムーンライト』で、『ラ・ラ・ランド』を抑え第89回アカデミー賞R作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督の最新作は、彼がずっと映画化を夢見ていたジェイムズ・ボールドウィン原作、1970年代ニューヨークに生きる若きカップルの愛の物語。昨年のトロント国際映画祭でお披露目されると観客の熱狂的な支持を得て観客賞次点1位、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞脚色賞、助演女優賞を受賞、アメリカ映画協会賞作品トップ10他、数々の映画賞を席巻。第76回ゴールデン・グローブ賞では作品賞〈ドラマ部門〉、脚本賞、助演女優賞にノミネートされ、見事助演女優賞を受賞。そして本年度アカデミー賞Rでは見事、脚色、助演女優、作曲賞の3部門にノミネートされ大きな注目を集めている。

監督が、ずっと映画化を夢見ていた原作者ボールドウィンのみずみずしい筆致が、時を超え、鮮やかな映像美で現代に蘇る
黒人作家としてアメリカ文学に金字塔を打ち立て、キング牧師らと共に公民権運動の旗手としても活躍したジェイムズ・ボールドウィン。彼が70年代に書いた「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊) 。映画化にあたり『ムーンライト』と同じプランBが製作に名を連ね、同作でアカデミー賞Rにノミネートされた撮影、音楽のチームが再び集結し、この上なく官能的な映像美とロマンティックな世界を作り上げた。本作は、原作者の意思を受け継いだ、どんなに困難な状況にあっても、愛を諦めない恋人たちの普遍的なラブ・ストーリーであり、人種や社会階層に対する差別の問題が大きく浮上する現代に必要なメッセージに満ちた抵抗の物語である。そのメッセージは、愛と希望に満ち溢れている。

長編映画初出演にして初主演、注目の新人キキ・レイン。本作の演技でアカデミー賞R助演女優賞が本命視されるレジーナ・キング
無実の罪で投獄された恋人のために身重な体で懸命に闘うヒロイン、ティッシュ役に新鋭キキ・レイン。ティッシュの恋人ファニー役に『栄光のランナー/1936ベルリン』で注目を集めたステファン・ジェームス。娘のティッシュを支える優しくも力強い母親シャロンには、2015年にドラマ・シリーズ「アメリカン・クライム」でエミー賞助演女優賞に輝いたレジーナ・キング。 すでにこの役でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞も受賞しており、アカデミー賞Rの助演女優賞も本命視されている 。実力派の黒人キャストたちに加え、ドラマ「ナルコス」のペドロ・パスカル、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)のディエゴ・ルナ、『グランド・イリュージョン』(13)のデイヴ・フランコが出演するなど、脇を固めるアンサンブル・キャストも見逃せない。

ストーリー
恋人たちに訪れた過酷な運命。愛の試練は二人をどこに連れて行くのか
「赤ちゃんができたの」1970年代のニューヨーク。ティッシュは19歳。恋人のファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自然と愛を育み、運命の相手を互いに見出した二人にとって、それは素晴らしい報告のはずだった。
しかし、ファニーは無実の罪で留置所にいる。彼はティッシュの言葉を面会室のガラス越しに聞いた。小さな諍いで白人警官の怒りを買った彼は強姦罪で逮捕され、有罪となれば刑務所で恥辱に満ちた日々を送るしかない。二人の愛を守るために家族と友人たちはファニーを助け出そうと奔走するが、そこには様々な困難が待ち受けていた...。魂を試されるようなこの試練を乗り越え、恋人たちは互いの腕の中に帰ることが出来るだろうか。




通りすがりのおっさんから手をクンカクンカされる主演のお嬢さんが可愛らしい。
大きな括りとしては「【映画評】フルートベール駅で」「【映画評】デトロイト」の類い。公開初日の夜に観に行きましたが客席思いっ切りガラガラ。「アリータ」も「THE GUILT」もぎっしり満員だったのに。山なしオチなしパターンだから興行的には厳しそう。
個人的には監督前作のプラトニックホモ映画「【映画評】ムーンライト」よりこっちの方が好きかな。

作品内で描かれていない「新居」とか、私は正義、宗教頑張る母ちゃんとか、父ちゃん同士のサイドエピソードの行く末が気になるね。実際に住んで頂いて、ブラックパワーの気合による調理方法とか便所とかシャワーに関する創意工夫を是非拝見したいです。

とりあえず色々音楽がいい。



満足度(5点満点)
☆☆☆



Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
Edit







  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。