2018年12月26日

【映画評】暁に祈れ

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ざっくりいうと、負けたらエイズ血液注射のお仕置きよ!系ロッキー。竿ありエイドリアン有り。
稼ぎ先のタイで窃盗でパクられたイギリス人ボクサー崩れが味わう地獄の刑務所実話。

映画『暁に祈れ』公式サイト|12月8日(土)全国ロードショー

イントロダクション
“地獄”と呼ばれた刑務所をムエタイで生き抜け 魂を揺さぶる真実の物語
『暁に祈れ』は『新感染 ファイナル・エクスプレス』『チェイサー』など、時代を先取るエッジーな作品を世に送り出してきたカンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門にて、2017年、大きな話題となり、批評家サイト、ロッテン・トマトでは96%の高評価を獲得した話題作だ。本作は汚職・レイプ・殺人が蔓延する実在のタイの刑務所〈チェンマイ中央刑務所〉と〈バンコク・クロンプレム中央刑務所〉に服役し、ムエタイでのし上がっていったイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの自伝ベストセラー小説がベースとなっており、リベリアを舞台に暗躍する反政府軍の少年兵たちの姿をバイオレントに描いた『ジョニー・マッド・ドッグ』で世界的に評価されたジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督により映画化された。極限状態の中、孤軍奮闘する主人公ビリーを演じたのは、ジェレミー・ソルニエ監督のアクションスリラー『グリーンルーム』や、キリアン・マーフィーやトム・ハーディなど人気スターが揃うBBCのクライム・ドラマシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」で注目される新星、ジョー・コール。本作ではボクサー役を務めるため何か月も肉体改造に励み、鋼の肉体を手に入れ、過酷な30日間の撮影に挑んだ。繊細な演技とハードなアクションの両方を見せつける熱演ぶりは、同じく英国人俳優のトム・ハーディを彷彿とさせる。他にもニコラス・ウィンディング・レフン監督の『オンリー・ゴッド』で刑務所長を演じたヴィタヤ・パンスリンガムや、タイの伝説的なボクサーであるソムラック・カムシンなどが重要な役どころで出演するが、役者の大半は現地タイ人の元囚人たちが起用されており、彼らの実体験に基づいた迫真の演技により、観客はあたかもその場にいるような感覚に陥ってしまう。地獄に落とされたアウトローが人間性をはく奪されながらも、ムエタイを通じて光を見出していく本作は、ただのジャンル映画の枠には収まらない、パワフルな人間ドラマとして昇華している!

ストーリー
イギリス人ボクサーのビリー・ムーアは、人生の再スタートを切ろうとタイにやって来た。しかし、麻薬中毒となってしまった彼は、当初の目標を見失い、闇社会で行われるボクシングの試合に参加するようになる。稼いだファイトマネーはすべて、ヘロインとヤーバー(タイで出回っているドラッグ)につぎ込み、あてどなく街を彷徨う自堕落な日々。
ある日、警察から家宅捜索を受けた彼は、逮捕され、チェンマイの刑務所に収監されてしまう。言葉も分からず、頼る者もいない。足の踏み場もないほどの囚人たちで溢れかえった床で眠り、動物のように看守たちに小突かれ、追い立てられる。そんな中、喧嘩に巻き込まれたビリーは、独房に隔離されてしまう。その後、彼が移された房は、所内で最も凶悪な囚人たちが集う大部屋だった。そこはレイプ、殺人が横行する、生き地獄のような場所で、弱い者はすぐに他の囚人達によって屠られてしまうのだ。一日、そしてまた一日。ビリーはどうにか日々を生き延び、地獄から抜け出そうとするが、今度は看守から譲り受けたヘロインの虜となり、クスリと引き換えに他の囚人のリンチを請け負って、またもや独房行きとなってしまう。希望を失いかけたビリーだったが、独房の格子ごしに、ランニングに精を出す男たちの集団を目にする。その身体つきや面構えは、他の囚人達とは、どこか違うように見えた。彼らは所内に設置された「ムエタイチーム」に所属する囚人選手達だった。独房から出たビリーは意を決して、彼らの練習場所を訪れるが、けんもほろろに追い返されてしまう。ビリーは必死になって食い下がる。「戦いたいんだ。俺にはもう、それしかないんだ――!」 ようやく「ムエタイチーム」の一員となることを許されたビリーは、生まれ変わったように練習に励み、徐々にチームメイトたちとも打ち解け、ムエタイの技だけではなく、その精神も学んでいく……。

原作:ビリー・ムーア
ビリー・ムーアは、若い頃から札付きの不良だった。リバプールの公営住宅でアルコール依存症の父親から虐待されながら子供時代を過ごし、ヘロインとコカインを覚えて16歳で犯罪に手を染め、17歳の時に初めて刑務所に入った。その後、強盗や麻薬犯罪を繰り返し、22か所の刑務所で人生の15年間を過ごした。
やがてリハビリ・プログラムを受け、麻薬を断った彼は、ボクサーやスタントマンとして再スタートを切ろうと決心し、2005年にタイに渡る。 2007年には、シルベスター・スタローン主演の『ランボー4』にスタントマンとして参加するなど、彼の計画は順調にいくかと思われたが、バイク事故をきっかけに麻薬に依存していくようになる。
同年、彼は盗品を扱って逮捕され、3年の判決を受けた。最初にチェンマイ中央刑務所に送られ、刑務所内のムエタイチームに参加し、その後、バンコクのクロンプレム刑務所に移送された。2010年に英国に送還され、英国のHMPワンズワース(英国南部のビクトリア州の古い刑務所)で8ヶ月ほど働いていたが、その後、タイ国王の恩赦で釈放された。

彼はタイの刑務所で体験したことを執筆し、それは「A Prayer Before Dawn: My Nightmare in Thailand's Prisons」として出版された。ある日、彼は意を決し、リスクを承知でリバプールのホープ・ストリートにある小さな制作会社のドアを叩いた。スクリーンで自分の人生の物語を共有したいというこの映画制作会社からのオファーに、希望を見出したのだ。 ビリーは今、リバプールに拠点を置くドラッグのリハビリ・サービスで働き、苦しんでいる人々をサポートしている。彼らの人生を向上させ、明るい未来をもたらすのが目的だ。いまや彼は人生のあらゆる側面において、ムエタイボクサーの自制心を持ち続けている。また『暁に祈れ』のラストではビリーの父親役として本編に登場し、強い印象を残している。




輪姦され殺された受刑者はなにが理由だったの?凄い凄いとは聞いていましたがこれは軽く死ねますね。倶利伽羅紋々出演者のほぼ全員が元受刑者だそうでそりゃ迫力も半端ない。主人公同様、私もタイ語はさっぱり分からないので恐怖の片鱗は少しだけですが体験できました(劇中演出から重要な箇所以外での字幕はなし)。適材適所のレディボーイはいいよな。受刑者施設も割と理解がある。ラウンドガールも自家製とは。

キレキレのたばこ吸い助が伝説のムエタイ王だったのね。道理で。あと実在の主人公が父親役で最後にちょい見せ。溜めの演出だったので誰か有名な俳優かと思ったらご本人。

異国での受刑者映画ってそこそこあるのでジャンルとしても確立出来そう。

満足度(5点満点)
☆☆☆




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(6)映画 
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コメント
>異国での受刑者映画ってそこそこあるのでジャンルとしても確立出来そう。

カルロス・ゴーンの伝記映画も作れそう。「やったぜゴーン!」で。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年12月26日 11:44
そこは「gone baby gone」だろ
Posted by bob at 2018年12月26日 11:56
考えることは一緒だね(^^)

ゴーンはこういうところに入れたらいいね。
金と共に去りぬw
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年12月26日 13:15
逮捕容疑は窃盗ではなく薬物不法所持だったと思うのですが。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年12月26日 14:20
直接の逮捕容疑は窃盗だったと記憶しているけど間違えていたらごめん
Posted by bob at 2018年12月26日 14:47
日本で「暁に祈る」つったらシベリア抑留吉村班だろ
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年12月26日 15:59
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