2018年12月21日

【映画評】ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

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こちらの続き。
【映画評】ボーダーライン

基本的に映画の続編は駄作に決っているだろうという勝手な思い込みで知ったかぶりしているバカチン映画ファンなので本作も完全になめていました。「フレンチ・コネクション2」並の前作に勝るとも劣らないクオリティに脱帽。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ   大ヒット上映中!

イントロダクション
破格のスケールアップと、エモーショナルな進化を遂げた傑作サスペンス・アクションが〈新章〉へと突入!
アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、あらゆるルールもモラルも通用しない麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出し、アカデミー賞R3部門ノミネートを果たした『ボーダーライン』。あらゆる観客を驚嘆させ、サスペンス・アクションというジャンルの新たな地平を切り開いた傑作が、衝撃的な映画体験をもたらす世界観と臨場感はそのままに、待望の“新章”へと突入する!

前作『ボーダーライン』は無法化したメキシコ国境地帯における麻薬ビジネス、誘拐、殺人、汚職、不法移民などの知られざる実態を描き、センセーショナルな大反響を呼び起こした。今回、メキシコからのテロリスト流入に危機感を抱いたアメリカ政府の命を受け、CIAのマット、孤高の暗殺者アレハンドロの仕事人コンビが新たに挑むのは、麻薬カルテル間の内戦を引き起こすというミッション。しかし、その行く手には幾多の予測不可能なアクシデントが待ち受け、国境の闇を知り尽くしたマットとアレハンドロさえも翻弄していく。凄まじい銃撃戦が炸裂するなど、破格のスケールアップを遂げたアクションと、エモーショナルな進化を遂げたドラマが融合し、再び世界中を震撼させる快作がここに完成した。

前作に続き、マットの要請で特殊作戦に参加する暗殺者アレハンドロを演じるのは、『トラフィック』でアカデミー賞R助演男優賞を受賞し、最近では『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』といった超大作への出演が相次ぐベニチオ・デル・トロ。同じく『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で最強ヴィランのサノス、『デッドプール2』でケーブルを演じ、圧倒的な存在感を誇示したジョシュ・ブローリンが、政府の裏仕事を超法規的に遂行するCIA特別捜査官マットに扮している。さらに『トランスフォーマー/最後の騎士王』の新星イザベラ・モナーが麻薬王の娘イサベル、『マルコヴィッチの穴』『カポーティ』のキャサリン・キーナーがCIA副長官を演じる。

脚本を担当したのは『最後の追跡』でアカデミー賞R脚本賞にノミネートされ、初監督作『ウインド・リバー』がスマッシュヒットを記録したテイラー・シェリダン。ハリウッドで脚光を浴びる新進気鋭の才能が、思い入れの深い脚本家デビュー作『ボーダーライン』の驚くべき“その後”の物語を創出した。また製作陣は、イタリアで『暗黒街』やTVドラマ版「ゴモラ」を手がけたステファノ・ソッリマを監督に抜擢。前作『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に「ノックアウト! 素晴らしい続編に圧倒された!!」と言わしめる演出力を披露し、鮮烈なハリウッド・デビューを飾った。

ストーリー
ルール無き国境麻薬戦争の闇の奥で、物語はさらに非情に、重層的に交錯する
アメリカ国内の商業施設で市民15人の命が奪われる自爆テロ事件が発生。 犯人一味がメキシコ経由で不法入国したと睨んだ政府は、 国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れる任務を、 CIA工作員のマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)に命じる。

それを受けてマットは、 カルテルへの復讐に燃える旧知の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に協力を要請。 麻薬王の娘イサベル(イザベラ・モナー)を誘拐し、 カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。 しかしその極秘作戦は、 敵の奇襲やアメリカ政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招いてしまう。 メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、 兵士としての任務と復讐心、そして人質として保護する少女の命の狭間で、 過酷なジレンマに直面していく……。

プロダクションノート
新たな幕開け
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は、国境麻薬戦争とアメリカ外交政策の闇の奥に立ち入った二人のアンチヒーローの、現代の社会問題に通ずる強烈なアクション・スリラーである。

今作で登場人物たちはこれまでに経験したことのないような重大な選択に直面する。「アレハンドロはいろんな意味で、自分の娘に起こったことを追体験してしまうんだ。そして、彼の中の何か が変わり始める」とベニチオ・デル・トロは語る。激化する麻薬戦争の中で、アレハンドロを過酷なジレンマに陥らせる。少女の命か、戦争への勝利か―、そして「アレハンドロは良心に従ってあ る決心をする」。

マットは政府から新たな任務の命を受け、国境線の世界へと連れ戻される。「彼らは様々な出来事に直面する中で、自らの人間性や、この大きな政治問題における立ち位置に疑問を抱くようにな る」とブローリンは言う。「この映画の最も大きなテーマの1つは“人間性”だ。今回アレハンドロはある意味で自分の人間性を再発見していく。そしてマットも同様に、とても特殊な環境の中で自 分の人間性を再発見していく」とプロデューサーのエドワード・L・マクドネルは言う。

シェリダンは麻薬戦争の現状についてこのように語る。「アメリカでは、一部の麻薬の合法化や脱法ドラッグの存在など、国内の状況が変化してきている。それによってカルテルは“別の商品”を 必要とするようになった」。“別の商品”とは何か、それは人間である。今やカルテルは“人”を“商品”として国境を越えて密入国させる。

監督について
犯罪組織の党内抗争を描いたTVドラマ版「ゴモラ」や、イタリア警察と組織犯罪の関係を描いたクライム・サスペンス『暗黒街』で批評家の称賛を受けるソッリマ監督はこのように語る。「犯罪行為と法の執行は、時に紙一重なもの。それこそが僕がこれまで探求してきたテーマだ。だからこのテーマを再びより深く考える機会をもらって、とても興奮したよ。テイラー・シェリダンとドゥニ・ヴィルヌーヴが作り上げた『ボーダーライン』の力強いキャラクターたちは、僕が関心を持っている法と秩序のグレーゾーンについて、とても知的なエンターテインメント作品を作るチャンスを与えてくれた」。

プロデューサーのマクドネルはソッリマ監督について、「彼は前作に対しとても敬意を払ってくれた。自分らしさを出しつつ、前作のダイナミックさを保とうとした。とても自立した監督で誰かの真似をしたりしない。彼はやって来てすぐに、マットとアレハンドロがどんな人物か、彼らの間の原動力は何なのか、理解した」。脚本家のシェリダンも同様に感銘を受けたと言う。「とても現実的な映画で、感傷的ではない。僕らは暴力を美化したくないし、人々が経験していることを矮小化したくもない。だから、現実におこるショッキングなものを描くことを恐れず、一方でそれを物語のためにかっこよく見せようとしたりしない、そういう監督が必要なんだ」。

キャラクターについて
アレハンドロとマットの関係性は、このシリーズの核となっている。「彼らはまるで悪役のようだが、悪役じゃない。それこそが、僕にとってのこの映画の面白さだ。いい奴らだが、単純にいい奴らというわけでもない。悪事を働きつつも、麻薬戦争の渦中に生きる人々と向き合ってもいる」とジョシュ・ブローリンは語る。脚本のシェリダンも「二人の間にはこの映画で明かされる以上の結びつきがある。そのことが彼らをより親密で、人間的なキャラクターにしていて、だから観客は二人に関心を持つのだと思う」と重ねる。

ベニチオ・デル・トロ演じるアレハンドロというキャラクターについて、シェリダンはこのように説明する。「まるで、麻薬絡みのすべての暴力の犠牲者の魂が集まって、彼らの復讐と正義を果たすという使命を持って生み出されたかのような男だ。強い悲しみと傷は怒りになって現れるというのが、キャラクターの背景にあるアイデアだった」。

ソッリマ監督は「ベニチオは完全にキャラクターの中に入り込んでいて、すべての所作が彼自身ではなくキャラクターのものとして自然なんだ」と証言する。「彼は登場するすべてのシーンで存在感やパワーをもつ。言葉を発さずに語ることができるんだ。彼が睨めばそれだけでシーンが成立する」と語るのはプロデューサーのラッキンビルだ。

ブローリンは自身の演じるキャラクターについて、「マットは汚い手段を投じるという面において、前作よりもさらに深みにはまっている。過剰な自信や自惚れでいっぱいなんだ」と説明する。「一方で、彼はとても心優しい人物だ。特にこの映画のラストでは、観客は彼の今までに見たことのない一面を見ることになる」。マットは時に冷酷なほど機知のきいた皮肉であふれ、ストーリー展開を引っ張るキャラクターである。「俳優としてのジョシュの魅力は、演技の幅広さ、そしてユーモアと本物の激しさを同時に表現できる彼の能力だ。それによって、キャラクターの奥行きが深まっていると思う」とシェリダンは分析する。

撮影について
撮影はある11月の寒い朝、アルバカーキのダウンタウン付近の高速道路の下にある、壊れそうな日干しレンガの家から始まった。少年ミゲルの住むテキサス州マッカレンの、労働者階級の居住地域として使われる現場だ。それから3カ月かけて、ニューメキシコ州の様々な場所で撮影が行われた。何百マイルも国境が続く南西部の風景によって厳しいリアリティが強調された。90%が屋外での撮影で、前作が夏の間に撮られたのに対し、本作は2016年末の凍りつくような冬に撮影された。

映画冒頭、国土安全保障省が夜中に国境を越える密入国者を監視するシーンの撮影には、実際に政府が利用しているFLIR(前方監視型赤外線)感熱カメラが用いられた。ブラックホールのヘリコプター、ハンヴィーの軍用車、マシンガン、防弾チョッキ、監視カメラ、迷彩服など、登場する軍の制服や装備も多い。最も大々的なアクションシーンは、映画中盤のハンヴィー車両が爆撃されるシーンだ。ナバホ族の保留地内で1週間以上かけて撮影された。複雑なアクション演出の長回しでは、ドリーを用いて銃撃を撮影し、すべての爆発を本物でリアルに撮影した。監督は「大規模なアクションシーンで、主人公たちを常に捉え、彼らの視点をアクションに取り込むということは大きな挑戦だった」と語る。1月中旬にはニューメキシコの撮影が終了、翌日にはチャーター機でメキシコシティへと向かい、撮影はさらに2017年の1月末まで続いた。




監督さんはACABの人なんだ。
【映画評】A.C.A.B.: All Cops Are Bastards

ぶっちゃけ緻密なストーリーなんてないので前作からの繋がりとかエミリー・ブラントがどうしたとか、その辺に期待しているならアレかもしれませんが、不死身の杉元や谷垣ニシパが撃たれても死ぬ訳ないじゃん。インカラマはそんな事気にしない思考なら凄く楽しめるし緊張感も半端ない。先日鑑賞した「【映画評】恐怖の報酬 オリジナル完全版」レベル。絵も凄いけど、サバスのアイアンマンイントロが壊れたみたいな劇伴効果も効いている。コンポーザーは今年急逝したヨハン・ヨハンソン(本シリーズ1作目担当)の愛弟子だそうで、エンドロールのヨハン・ヨハンソンに捧ぐってのはそういう意味なんだね。エンディングは3作目に繋がるのでしょうか?色々楽しみが増えた。

ということで、年内に当地で劇場公開される新作に本作を超えるものはないと思われますので、ぼちぼち年間ベストの選定開始です。年内はレディ・ガガとマリア・カラスを観る予定です。メアリーの総ては海外評価が低いので逡巡中。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆



Posted by kingcurtis 固定リンクComments(3)映画 
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コメント
NETFLIXのROMA/ローマはご覧になりましたか?
来年には日本で劇場でもかかるそうですが、NETFLIX映画なので、NETFLIXサイトには日本語字幕版がもう既にあります。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年12月21日 17:53
まだ観ていません。ネトフリはバードボックスってのも面白いと聞いています
Posted by bob at 2018年12月21日 19:19
50過ぎのじじいだけど、ティモシー・ダルトンの007のどっちだったかなあ、悪役で彼が印象的に出てうちのおかんが「カッコイイ」と言ってたのを思い出したよ。
Posted by 通りすがりの二日酔い at 2018年12月24日 23:27
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