2018年11月28日

【映画評】ギャングース

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原作は1巻〜2巻程度は読んだ記憶あるけどキャラデが馴染めず途中で止めていました。こういう話なのね。

映画『ギャングース』|2018年11月23日(金・祝)

イントロダクション
“タタキ”稼業を繰り返して、最底辺から日の当たる場所へ。3人の少年の再起をかけたリアル・ガチ・サバイバル!新時代のアウトローたちによる青春エンターテインメント!
原作は、漫画・肥谷圭介×ストーリー共同制作・鈴木大介による「ギャングース」。犯罪少年たちの実情を綴った鈴木大介氏の衝撃のルポルタージュをもとにしたリアルなストーリーラインと、個性豊かな登場人物、“タタキ”仕事のエンターテインメント性溢れる描写が評判を呼び人気となった。

高杉真宙、加藤諒、渡辺大知をトリプル主演にむかえ、身も心も社会の最底辺を生きる犯罪少年となった3人が息の合った掛け合い、抜群のコンビネーションで魅せる。そして脇を固める超個性派キャストたちが3人と時に死闘を繰り広げ、時に感動的なドラマを織り成していく。

監督には『22年目の告白-私が殺人犯です-』『ビジランテ』など社会の底辺を生きる人々の映画やクライム・ムービーには定評のある入江悠。原作の魅力をしっかりと受け継ぎつつ、主人公の少年たちの友情と成長、再起への想いをより際立たせ、痛みだけではなく、躍動感、爽快感も伝える王道の青春エンターテインメントに仕立て上げている。

ストーリー
親から虐待され、ろくに学校にも行けず、青春期を少年院で過ごしたサイケ(高杉真宙)・カズキ(加藤諒)・タケオ(渡辺大知)。社会に見放された3人が生き抜くためにつかんだ仕事は、犯罪者だけをターゲットにした“タタキ”(窃盗、強盗)稼業。そんなある日、タタキの最中に偶然にも振り込め詐欺のアガリ(収益金)の隠し場所を知ることとなった3人。それは“半グレ”系アウトローによる犯罪営利組織カンパニーとして台頭する「六龍天」のものだった。「六龍天」に身元がバレないよう、慎重にタタキを繰り返すも、あるきっかけから3人の身元が「六龍天」に知られ、絶体絶命の状況に追い込まれてしまうが・・・

用語集
【カンパニー】
半グレ系アウトローの人間で構成された、犯罪営利集団。営利を目的としている組織体制の為、仁義や体裁を重んじるヤクザとはその根本が異なる。
【タタキ】
窃盗、強盗の隠語。
【ハリ】
見張り役のこと。
【受け子】
騙された被害者に直接会い、金を受け取る担当のこと。
【半グレ】
暴力団に所属せずに犯罪を繰り返す集団のこと。「グレる」、白(堅気)でも黒(ヤクザ)でもない「グレー」などを語源とする。
【年少】
少年院のこと。
【発発(はつはつ)】
発動発電機の略。
【テンプラ】
盗用ナンバープレートなどカモフラージュに使用する道具の隠語。中身と実態がことなることから。
【番頭】
カンパニーのオーナーのもとで詐欺店舗を統括する存在。
【プレイヤー(掛け子)】
振り込め詐欺のシナリオをもとに電話をかけて金を要求する担当のこと。

オリジナル
「家のない少年たち」――少年院で相部屋だった4人組は、みな親と社会に棄てられた少年たち。殴り合うことで心を通わせ、出所後も一緒に生きようと決めた4人が選んだのは犯罪だった。地縁も血縁もなく、社会の”被害者”である少年たちは、なぜ犯罪者になるのか?そして孤独の中で何を思うのか?――犯罪少年のリアルを抉った衝撃のルポルタージュ「家のない少年たち」に描かれたエピソードやディティールが、そのまま、ときにより強調してフィクションとして再構成されているのが原作漫画「ギャングース」。

ストーリー担当の鈴木氏と担当編集が無尽蔵の取材ソースから綿密なストーリーラインを引き、漫画担当の肥谷氏が重いテーマの物語を躍動的に演出し漫画化することで、リアリティを保持しつつ面白いものを探っていったといいます。鈴木氏の“本質的なエピソード/メッセージ”と、肥谷氏の“エンターテインメント性のあるストーリー/キャラクター”が拮抗し、かつてないインパクトをもった“実話を元にした超実証主義漫画”が生まれたのです。

2013年の連載開始以降、「モーニング」誌上で高い人気を誇り、読者アンケートでは常にベスト5をキープし続けました。2017年新春ついに完結。2017年4月23日に最終巻である第16巻が発売されました。

ストーリー共同制作:鈴木大介
文筆業。犯罪の加害者取材を軸に、女性や子ども、若者の貧困問題を掘り下げてきた取材記者。著書に「最貧困女子」(幻冬舎)、「家のない少女たち」、「援デリの少女たち」(宝島社)、「ギャングースファイル・家のない少年たち」(講談社)、「最貧困シングルマザー」(朝日新聞出版)、「脳が壊れた」(新潮新書)、「されど愛しきお妻様」(講談社)など。

コメント
ギャングースは連載開始当時から発言しているように、一度たりとも「防犯情報コンテンツ」として書いたつもりはなく、一貫して子どもや若者の貧困問題とアウトローの世界を「イコールで絡めて」描いた作品でした。

サラッと表面だけ舐めれば、犯罪の現場にいる加害者を真正面から肯定しているようにしている作品。映画という、より多くの人がエンタメとして観て、より多くの人が携わる大きな経済活動であるパッケージで、正直どこまでストレートに原作漫画のメッセージを打ち出した作品ができるのだろうと思っていたのですが。

初号試写を観させて頂いて……内容は想像を超えた直球そのもので、驚きました。

入江悠監督に、入江組の、主演のお三方や助演のみなさん、そして多くの協力して下さった人たちに、まず僕の思いを共有してもらえたんだなと、そう思える作品になっていました。

感無量です。

正直、こんな攻めてもらえるとは思わなかったので、ちょっと感想の言葉より溜息や涙しか出ない仕上がり。

ほんとうにほんとうに、携わって下さった全ての方々に、お礼を申し上げたい気持ちで一杯です。 「彼ら」を、見たそのまま活写するだけでは、単なる差別や攻撃の助長にすらなりかねない。でもそんな彼ら彼女らの生きるリアルを分かって欲しい。その一念で、ノンフィクション作品にできる限り物語的な表現を持ち込んで来た僕の著作です。そしてその結果として漫画や映画の展開まで辿り着いたのがギャングースでした。

僕は取材記者でしたから、当然僕が描く人物のベースには、全て取材対象だった実在の子たちがあって、それがどんな表現に落とし込まれても、彼らは今もこの世で僕らと同じ空気を吸いながら生きています。

加害者。不良。非行、触法。そんな肩書きがつく子たちの多くが「元被害者」の過去を持ち、そんな彼らにも生きる権利がある。ぎらつく青春があり、悩ましい人生がある。世の中から白い目で見られる存在になったかも知れないけど、そこに辿り着くまでの重い人生の背景がある。

不良であると同時に、彼らは同じ飯を食ってうめーって言い合えるし子たちだし、同じ理不尽に怒ることもできるし、同じギャグに笑い、同じ不安や期待を共有できる子たちでした。

そんな僕の思いを、入江監督が受け止めてくれて、凄い数の人たちが、きちんと形にしてくれた。ヤバい。改めて感謝です。ありがとうございました。




結論から申し上げると面白かったですし、中盤の犯行シーンはスクリーンから目を離させない内容でしたがシリアスシーンが妙にダルい。河川敷とか児童施設とか。無駄に長いし間延びしてテンポがグダグダ。それときっちりキャラが立っている高杉真宙と加藤諒と比べ(脚本の展開上仕方ないかもしれないけど)渡辺大知の線が細かった印象。敵役の金子ノブアキはよかったけど汚れ役ですら一ミリも脱がない篠田麻里子さまはまだ重要あるの?
念の為に拙ブログの監督前作映画評観たら全く同じこと書いていた。この監督、音楽に喩えたらAメロやサビはいいメロディなんだけど、間奏がダサくてBメロが壊滅的に悪いんだよな。
【映画評】ビジランテ

ということで、もう少しメリハリ付けたらもっとよかったと思うけどクライム系邦画だったら今年上位だと思いました。ビジランテよりは面白い。入江作品は「【映画評】日々ロック」が段違いで一番面白かったな。

満足度(5点満点)
☆☆☆



Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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