2018年09月07日

【映画評】ヒトラーを欺いた黄色い星

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帰ってきたヒトラー [Blu-ray]
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普通の映画かと思ったらオムニバス再現ドラマでした。
というかヒトラー関係ないやろ。なんでもかんでも「ヒトラー」付ければいいと思っているのか最近のこの手の邦題安直過ぎる。まともだった邦題は「帰ってきたヒトラー」「ヒトラーの忘れもの」程度?

ヒトラーと戦った22日間、ヒトラーに屈しなかった国王、ヒトラーの忘れもの、ヒトラーへの285枚の葉書、ヒトラーを欺いた黄色い星、ヒトラー最後の代理人、ヒトラーから世界を救った男、ヒトラー主義の結末、ヒトラーの蒼き野望、ヒトラー家の人々、ヒトラー最期の12日間、ヒトラーのためのソナタ、ヒトラーの贋札、ヒトラーの建築家、ヒトラーの審判、ヒトラーの生涯、ヒトラーの旋律、ヒトラーの追跡、ヒトラーの秘密、ヒトラーの娘、ヒトラーを殺す42の方法、ヒトラー暗殺 ヴェアヴォルフ・ハント作戦、ヒトラー暗殺、13分の誤算、ヒトラー最終兵器、お前らしばき隊かよ。

映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」公式サイト 2018年7 28公開

イントロダクション
7000人ものユダヤ人が戦時下のベルリンに潜伏し、1500人が終戦まで生き延びた衝撃的な史実!
いかにして彼らはヒトラー率いるナチスのホロコーストを免れたのか?

 第二次世界大戦下の1941年から1945年にかけて、ナチスに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人は約600万人と言われている。そのうち16万人がドイツ国籍を持っており、ドイツ系ユダヤ人の国外移住は禁じられ、違法ルートでの脱出もほぼ不可能だった。そして1943年6月19日、ナチスの宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスは、ドイツの首都ベルリンからユダヤ人を一掃したと正式に宣言した。

 しかし事実はそうではなかった。約7000人ものユダヤ人がベルリン各地に潜伏し、最終的に約1500人が戦争終結まで生き延びたのだ。ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れる極限状況のもと、彼らはどのようにして身分を隠しながら住みかや食料を確保し、恐ろしいゲシュタポの手入れや密告者の監視の目をすり抜けていったのか。実際の生還者たちへのインタビューに基づいて製作された『インヴィジブル』は、この驚くべき歴史のミステリーを解き明かす実録ドラマである。

ストーリー
ツィオマ・シェーンハウス
(男性/1942年に潜伏開始。当時20歳)
 ベルリンで暮らしていたツィオマは当局から移送命令を受けたが、集合場所で担当官に「工場に戻れと言われています」と咄嗟に嘘をつき、運よく収容所行きを免れた。両親と生き別れて独りぼっちになったツィオマは、出征を控えるドイツ人兵士に成りすまし、ベルリン市内の空室に寝泊まりすることに。危険な長居を避けて20軒ほどの空室を転々としたのち、親切な家主の女性にめぐり合い、身を落ち着かせることができた。  やがて器用な手先を生かしてユダヤ人向けの身分証の偽造を行っていたツィオマは、ユダヤ人を支援する中年男カウフマンから大量の偽造依頼を受注。さらに友人のルートヴィヒからひと目につかない作業場を紹介され、多くのユダヤ人の命を救うことができるこの闇仕事に没頭し、幼い頃からの夢だったボートを購入できるほどの報酬を得ていった。しかし不注意によるトラブルで指名手配されてしまい、新たな潜伏先に向かうことに。

ルート・アルント
(女性/1942年に潜伏開始。当時20歳)
 ユダヤ人はダンスホール入場が禁止されていたため、友人宅でレコードをかけて踊りを楽しんでいたルートは、ユダヤ人弾圧の激化によって潜伏を考え始める。ルートとその家族を最初に匿ったのは、医師であるルートの父親を娘の恩人として敬うキリスト教徒のゲール夫人だった。  いつ逮捕されるか絶え間ない不安のなか、ルートは友人のエレンとともに戦争未亡人を装って外出するようになる。やがて隠れ家を失ったふたりは凍てつく路頭をさまようが、ドイツ国防軍のヴェーレン大佐の邸宅でメイドの仕事を得た。連日、豪勢なパーティーを開くヴェーレン大佐は、ルートらがユダヤ人だと気づきながらも、なぜか掃除や子守の仕事を与えて守ってくれた。そしてベルリンへの空襲が激化するなか、家族のもとへ帰ろうとしたルートは、死体があちこちに散乱する市内中心部の惨状を目の当たりにする。

オイゲン・フリーデ
(男性/1943年に潜伏開始。当時16歳)
 母親の再婚相手がドイツ人だったため、オイゲンは家族の中で唯一、ユダヤ人と識別するための黄色い星のバッジを付けなくてはならなかった。両親と別れて潜伏するはめになったオイゲンは、共産主義者の一家に受け入れられ、その家の娘との淡い恋を経験する。しかし、その穏やかな日々は長く続かなかった。  郊外の活動家ヴィンクラーの家に引き取られたオイゲンは、周囲に怪しまれないようヒトラー青少年団の制服を与えられた。そんなある日、テレージエンシュタットの収容所から脱出してきた男ヴェルナーがヴィンクラー宅に身を寄せてきて、ユダヤ人虐殺の恐ろしい実態を打ち明ける。「皆殺しだ。翌日には全員死んでいる。ガスで殺すんだ!」。オイゲンはヴィンクラーやヴェルナーによる反ナチスのビラ作りを手伝うことに。やがてヴィンクラーらは密告によって逮捕され、屋根裏部屋に身を潜めることになったオイゲンのもとにはゲシュタポの手入れが迫ってくる。

ハンニ・レヴィ
(女性/1943年に潜伏開始。当時17歳)
 両親を亡くし、知り合いのユダヤ人一家と同居していた孤児のハンニは、ひとり収容所行きを免れて着の身着のまま家を出た。母の友人であるキリスト教徒のベルガー夫人を頼ったハンニは、ハンネローレ・ヴィンクラーという偽名を使い、美容院で髪を金色に染めて別人となる。こうしてユダヤ人としての素性を隠すことに成功するが、隠れ家を失って孤独の恐怖に苛まれることに。  そんなある日、ハンニは映画館で若い男性に声をかけられた。ハンニに好意を寄せるその男性は戦地行きを間近に控えており、映画館の窓口係をしている母親の話し相手になってほしいと頼んでくる。「私はユダヤ人で、逃げ場がないんです」。男性の母親に意を決してそう伝えると、その女性はハンニを自宅に匿ってくれた。やがてふたりは本当の母子のような絆を育むが、戦争の終わりが近づくなか、ベルリンに侵攻したソ連兵が彼女たちの前に現れる。




彼らを救った市井のドイツ人や軍人達がその後どうなったのか映画で伝えない演出が謎。ベルリン陥落時、戦利品を求め乱入してきたソビエト兵から相当数の市街地潜伏ユダヤ女性が強姦殺害されたそうですが、本作で描かれているのは真逆の描写。戦後80年近くなるんだから、なんかそういう特異なケース持ち出したり、幼稚なプロパガンダはもう止めよう。戦争の悲劇を忘れてはダメなんだけど、太鼓叩いて放歌で憂さ晴らす日本の暴力リベラルや蝋燭抱えた韓国の愚衆見ているようで悲しい。

満足度(5点満点)
☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(5)映画 
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コメント
ヒトラーよりも「黄色い星」に反応しちゃうなあ。
『黄色い星の子供たち』(2010、仏)はヒトラーをかっこよく描いていたっけ。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年09月07日 11:54
メラニー・ロランがよかったね
Posted by bob at 2018年09月07日 13:11

ホロホロコーストを

いつになったら創作だと

真実をあかせるのかしら?

疑問を呈するだけで重罰に処す

なんて、自由と平和?、民主主義の

西方?国家にしては驚くべき

非道の法律だよね。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年09月07日 15:55
黄色い、と来たら日本人かと思ったよ。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年09月07日 15:56
> 7000人ものユダヤ人が戦時下のベルリンに潜伏し、1500人が終戦まで生き延びた衝撃的な史実!
いかにして彼らはヒトラー率いるナチスのホロコーストを免れたのか?

×ユダヤ人
○共産テロリスト

ヒトラーが率いた・・・つか、EUのキリスト教史観利用した共産テロ狩りで、ドイツより他の国で殺された方が実際は多い
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年09月07日 18:01
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