2018年06月25日

【映画評】ワンダー 君は太陽

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みんな、ワンダー
みんな、ワンダー

【映画評】シンプル・シモン」の子供版みたいな映画かと思ったところ、蓋を開けたらアメリカ版DSやJKの「リズと青い鳥」だったでござる。

映画『ワンダー 君は太陽』公式サイト   キノフィルムズ


イントロダクション
ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト第1位! 全世界800万部突破の小説「ワンダー」が実写版『美女と野獣』の製作スタッフの手で遂に映画化!
「僕は10歳、普通の子じゃない」オギーが初めて学校へ行ったその日から始まった、彼と家族のワンダーな心の旅

 2013年、新人作家のデビュー作が、いきなりニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト第1位を獲得し全米を驚かせた。それまではグラフィックデザイナーとして活躍していたR・J・パラシオが、初めて書いた小説「ワンダー」だ。熱い想いが込められた感想がたちまちSNSを駆け巡り、やがて世界各国でも翻訳され、800万部突破を成し遂げた。すぐにハリウッドでも争奪戦となり、日本でも大ヒットとなったディズニーの実写版『美女と野獣』のプロデューサーが権利を手にし、遂に映画化が実現した。

 全米で公開されるや絶賛の声が拡がって5週連続トップ5入りを果たし、全世界興収300億円超えの大ヒットとなった。 国境と年代を越えて世界中の人々の心をわしづかみにしたのは、主人公である10歳の少年オーガスト・プルマン、愛称オギー。『スター・ウォーズ』が大好きで宇宙飛行士が憧れというプロフィールを聞けば、どこにでもいる普通の男の子を想像するが、彼の見た目は普通ではない。遺伝子の疾患で、人とは異なる顔で生まれてきたのだ。

 宇宙飛行士のヘルメットでいつも顔を隠し、学校へ行かないでずっと自宅学習を続けてきたオギーだが、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意する。だが、5年生で入学した学校で、オギーはいじめや裏切りなど初めての困難と出会う。幾度もくじけそうになりながら、家族の愛を勇気に変えて立ち向かうオギー。やがて、頭の回転が速くユーモアに溢れたオギーの太陽のように輝く魅力に気付く生徒たちが現れ始める。そして様々な事件を乗り越えて迎えた修了式に、忘れられない1年を締めくくる最大の出来事が待ち受けていた─。

『ルーム』の天才子役とジュリア・ロバーツが固い絆で結ばれた親子を熱演『ウォールフラワー』の監督のもと一流スタッフが集結して贈る 小さな一歩が世界を変えることを教えてくれる、涙する価値のある感動の物語

 オギーを演じるのは、『ルーム』で観る者の魂を慟哭させたジェイコブ・トレンブレイ。映画史上最高の天才子役の一人と絶賛され、放送映画批評家協会賞を始め数々の賞に輝いた。本作では、オギーの医学上の設定であるトリーチャー・コリンズ症候群の子供たちを自ら訪ねてリサーチと交流を重ね、第90回アカデミー賞Rメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたスタッフによる特殊メイクの力を借りて演じきった。初めて飛び出した学校という社会の厳しさにつぶされそうになりながらも、家族からの深い愛を糧に強く明るく前へ進む姿には、誰もが応援せずにはいられない。


 オギーの母のイザベルには、アカデミー賞Rに4度ノミネートされ、『エリン・ブロコビッチ』で主演女優賞を受賞し、ハリウッドのトップに立ち続けるジュリア・ロバーツ。オギーに次々に降りかかる様々な問題に真正面から向き合い、決して諦めない母親を情感豊かに演じた。彼女の夫のネートには、『ミッドナイト・イン・パリ』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたオーウェン・ウィルソン。どんな逆境でもジョークを忘れず、オギーを男同士の仲間としてリスペクトする父親を軽やかなユーモアを添えて演じた。また、オギーの姉のヴィアには、『バトルフロント』のイザベラ・ヴィドヴィッチが扮している。
 『美女と野獣』のプロデューサーが監督に抜擢したのは、同作で脚本を手掛けたスティーヴン・チョボスキー。初監督作の『ウォールフラワー』での思春期の少年少女を描いた繊細で瑞々しい感性と、『美女と野獣』でのドラマティックなストーリーテリングが一つになった。
 スタッフにも、一流のエンターテインメントを残してきた実力派の顔ぶれが集まった。撮影は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞Rにノミネートされたドン・バージェス。衣装は、『Dr.パルナサスの鏡』で同賞にノミネートされたモニク・プリュドム。音楽監修は『トワイライト』シリーズのアレクサンドラ・パットサヴァス。
 正しさよりも優しさを選ぶ、ただそれだけで自分も世界もハッピーに変えられると教えてくれる感動の物語が誕生した。

ストーリー
オギーは10歳、普通の子じゃない
 10歳のオギー・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、普通の子には見えない。遺伝子の疾患で、人とは違う顔で生まれてきたのだ。27回もの手術を受けたせいで、一度も学校へ通わずに自宅学習を続けてきたオギーだが、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は夫のネート(オーウェン・ウィルソン)の「まだ早い」という反対を押し切って、オギーを5年生の初日から学校に行かせようと決意する。

 夏休みの間に、オギーはイザベルに連れられて、校長先生に会いに行く。先生の名前はトゥシュマン(マンディ・パティンキン)、「おケツ校長だ」と自己紹介されて、少し緊張がほぐれるオギー。だが、「生徒が学校を案内するよ」と言われたオギーは動揺する。

 紹介されたのは、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)、ジュリアン(ブライス・カイザー)、シャーロット(エル・マッキノン)の3人。いかにもお金持ちの子のジュリアンはオギーに、「その顔は?」と聞いてきた。オギーは毅然とした態度をとるが、帰宅してからは元気がなかった。だが、イヤならやめてもいいと言いかけるイザベルに、「大丈夫、僕は行きたい」と答えるのだった。

学校というまだ見ぬ宇宙へ
 初登校の日、両親と姉のヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)に校門まで送られるオギー。ネートは息子の頭から宇宙飛行士のヘルメットを外すと、「孤立してもお前は一人じゃない」と励ます。だが、生徒たちはオギーを遠巻きにしながらジロジロと眺め、ランチタイムでは誰もオギーのテーブルに座らない。それどころか、ジュリアンに食べ方がおかしいと指摘され、『スター・ウォーズ』のパダワンを真似た三つ編みを「ダサいぜ」とバカにされる。

 帰宅するなり三つ編みをはさみで切り、夕食の席でヘルメットをかぶったまま黙りこくるオギー。たしなめるイザベルにオギーは、「なぜ僕は醜いの?」と涙ながら訴える。イザベルは「顔は人の過去を示す地図」だから、「あなたは絶対に醜くないわ」とキッパリと答えるのだった。

オギーという太陽の周りの、家族という惑星
 その日は、ヴィアの高校の初日でもあった。数週間前から、幼なじみで大親友のミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)からの連絡が途絶え、ようやく学校で顔を合わせたら、髪を派手に染めて変身し、新しい友達を作っていた。ショックで涙ぐんでいると、演劇クラスのジャスティン(ナジ・ジーター)という魅力的な男の子から声をかけられる。

 だが、両親から“世界一手のかからない子”と呼ばれているヴィアは、心配をかけるようなことは何一つ話さない。本当は自分にも注目してほしいけれど、絵本のイラストレーターと美術の先生になる夢を封印している母に、甘えることなどできなかった。そんなヴィアの心の支えは、最大の理解者のおばあちゃん(ソニア・ブラガ)だった。でも、「お前は私の宝物なの」と言ってくれたおばあちゃんも、今では天国の住人だ。

オギーによって変わり始めた世界
 一方、オギーは触れたらペストがうつると噂されて増々孤立していくが、得意な理科の授業で目覚ましい才能を発揮する。ある日、ジャックに理科の小テストの答えをこっそり教えてあげたことをきっかけに、二人は意気投合する。オギーの自宅に招かれたジャックは、息子の初めての友達を大歓迎する家族とも仲よくなっていく。

 そして、オギーが心待ちにしていたハロウィンがやって来る。ジャックに約束していた『スター・ウォーズ』のボバ・フェットの衣装を愛犬のデイジーに汚されたオギーは、『スクリーム』のゴースト・フェイスで登校したので誰もオギーと気付かない。ウキウキしながら教室へ行くと、ジャックがジュリアンに耳を疑う“本音”を打ち明けていた。

 でも、オギーはもう一人じゃない。頭がよくて面白くて、前向きで優しいオギーの魅力に気付く生徒たちが現れ始めたのだ。オギーの存在の大きさに気付いたジャックとも劇的な仲直りを果たすが、理科研究大会に野外学習、ヴィアの演劇発表会とイベントの度に騒動が巻き起こる。
 
 オギーと彼に関わるすべての人にとって、忘れ難い1年が終わろうとしていた。そして修了式の日、一生忘れられない出来事が彼らを待っていた─。




「トリーチャー・コリンズ症候群」には以前、触れたことがありました。
【動画】五万人に一人 トリーチャー・コリンズ症候群女性「人の傷付くことを面白可笑しく言わないで下さい」

劇中のセリフでもありましたが、学友が「顔は慣れる」と総括するシーンがあり、本作の特殊メイクなら確かにすぐ慣れそうな気もしますが、それは「程度」の問題だからねえ。様々なドキュメンタリーで登場する患者さんによっては「そのうち慣れる」で糊塗出来る人ばかりではないと思いますし、主人公は賢くユーモアのセンスもあり「一芸に秀でた」のでクラスメイトから一目置かれる存在になるのですが、そうじゃない普通の人だったらどうなんだとか、それを言い出したら映画にならないし、なんとも悩ましい。という本作は群像劇スタイルでもあり、姉ちゃんのリズと青い鳥とかよかったのですが、お金持ちのクラスメイトサブストーリーだけ除外されていたのが残念。日本のアニメでもよくある「私立学校に多大な寄付金を捻出しているのでうちのバカ息子を特別扱いせよ」的な父ちゃんと母ちゃんいい味出していました。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
先月見ました。
他の映画といろいろ比較したのですが、これにして正解でした。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2018年07月12日 07:28
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