2018年06月05日

【映画評】ビューティフル・デイ

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You Were Never Really Here (Movie Tie-In)
You Were Never Really Here (Movie Tie-In)

アプローチは違えど「【映画評】万引き家族」同様、家族の在り方を問う昨年度のカンヌ脚本賞(【映画評】聖なる鹿殺しとダブル受賞)並びに主演男優賞受賞作品。

原題は「You Were Never Really Here」ですが、これはいい邦題。



映画「ビューティフル・デイ」公式サイト

イントロダクション
米英の傑出した才能がスパークする衝撃作!
元軍人で、殺しを厭わない冷徹な人捜しのプロという異色の主人公・ジョーに扮したのは、その類い希な個性でアカデミー賞Rに3度ノミネートされた確かな演技力の持ち主、ホアキン・フェニックス。『少年は残酷な弓を射る』で世界を騒然とさせたリン・ラムジー監督6年ぶりの新作は、説明的な描写やセンチメンタリズムを排除し、徹底的に研ぎ澄まされたスタイリッシュな映像美を創出。さらに『ファントム・スレッド』でオスカーノミネートも果たしたジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)が手掛けたそのソリッドな音楽と相まって、観る者の視聴覚をスリリングに刺激してやまない傑作が誕生した。

ストーリー
孤独な男と全てを失った少女。その日、壊れた2つの心が動きだす―
元軍人のジョーは行方不明の捜索を請け負うスペシャリスト。ある時、彼の元に舞い込んできた依頼はいつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘・ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。そして二人はニュースで、依頼主である父親が飛び降り自殺したことを知る―




リン・ラムジー作品は「【映画評】少年は残酷な弓を射る」以来、6年ぶりの新作だそうです。
事前の情報では「タクシードライバー(デ・ニーロ)」や「ドライヴ(ライアン・ゴズリング)」の二番煎じだ何だという話でしたが観た結果、これは「ビューティフルデイ」の一番煎じ。映像の凄さに音圧の凄さが加わりスクリーン越しにビリビリ来るし、幼少期の記憶は意味が分からんし、言葉にならぬ凄さ。手を繋ぎ、シャリーン「愛はかげろうのように」(しかし酷い歌詞)を二人で歌うシーンはリズと青い鳥「オーボエ練習曲」みたいでほっこりしました。エンドロールの変拍子曲もメチャメチャ印象的。さすがレディオヘッド。ネットの映画評口コミサイト見たら「意味が分からん」「面白くない」なるコメントが多数ありまして、嵌らなかったら全然ダメなんだな。当ブログ的には今年ベスト級に面白かったです。





満足度(5点満点)
☆☆☆☆

これで昨年度のカンヌ主要各賞受賞作品は全て鑑賞しましたが、唯一、監督賞(ソフィア・コッポラ:The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ)だけ鑑賞できず。国際線機内で冒頭30分は観たのですが、そのまま映画館で見るの忘れていた。。

第70回カンヌ映画祭受賞作品を当ブログ的に纏めます。ご参考に。
パルムドール:【映画評】ザ・スクエア 思いやりの聖域 ☆☆☆
グランプリ:【映画評】BPM ビート・パー・ミニット ☆☆☆☆
監督賞:ソフィア・コッポラ(The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ)未鑑賞
脚本賞:【映画評】聖なる鹿殺し  ☆☆☆☆ 【映画評】ビューティフル・デイ  ☆☆☆☆
審査員賞:【映画評】ラブレス ☆☆☆☆
男優賞:ホアキン・フェニックス (ビューティフル・デイ)
女優賞:ダイアン・クルーガー(【映画評】女は二度決断する ☆☆)

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