2018年04月02日

【映画評】サファリ

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さまよえる「共存」とマサイ―ケニアの野生動物保全の現場から
さまよえる「共存」とマサイ―ケニアの野生動物保全の現場から

アフリカでは1200億円規模と称される「トロフィ・ハンティング」現場を抉ったドキュメンタリー映画。

サファリ||公式ホームページ|2018年1月27日(土)全国公開!!

イントロダクション
人間の倫理の境界線 炙り出される狂った人間の倫理観

2015年、SNSに投稿された1枚の写真が世界を怒り狂わせた。そこには、弓を持ち、誇らしげな顔をするアメリカ人歯科医師と、今まさに殺されたばかりのライオンの姿が写っていた。獲物の毛皮や頭だけを目的に動物を狩猟するレジャー、“トロフィー・ハンティング”は、現在アフリカ諸国の一大観光資源となり、野生動物が合法的に殺されている。本作品はナミビアでハンティングをするドイツとオーストリアからのハンターたち、ハンティング・ロッジを経営するオーナー、そして、サファリをガイドする原住民たちを追う。ハンターたちは悪びれることなくハンティングへの情熱を語り、ロッジのオーナーは地域への貢献とビジネスの正当性を主張し、原住民は黙々と毛皮を剥ぎ、肉を解体する。

前作『パラダイス3部作』「愛」、「神」、「希望」、それぞれの作品が同年の世界三大映画祭コンペ部門に選出される偉業を成し遂げたオーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドルが、独自の映像メソッドをもちいてこれまで決して紹介されることがなかった“トロフィー・ハンティング”の実態を描き出す。

ストーリー
世界を震撼させた“トロフィー・ハンティング”の実態
人はなぜ不必要に動物を“殺す”のか?

野生動物の楽園、アフリカ。茂みに身を隠しハンターは息を潜める。風下にいることを確認しながら獲物との距離を詰める。スコープを覗き込むハンター。息を殺す。高鳴る鼓動を感じる。1秒、2秒、3秒、4秒、5秒…。乾いた草原に発砲音が鳴り響く。“ドサ”。大きな動物が倒れこむ音が聞こえる。仕留めたばかりのキリンが力なく地に横たわり、ゆっくりと長い首を振る。その横では、ハンターたちは歓喜にあふれ、妻を抱きしめ、涙を流しキスをする・・・・・

Trophy Hunting
“合法的”な殺戮の楽園アフリカ
合法でお金を払えば全て許されるのだろうか?

現在、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国でトロフィー・ハンティングを許可している国は24カ国あり、毎年18,500人のハンターがアフリカを訪れ、年間約217億円消費している。また、毎年ラスベガスでは、世界32カ国で600頭以上の動物の狩猟権がオークションにかけられる、“アルティメート・ハンターズ・マーケット”が開催され(主催:サファリ・クラブ・インターナショナル)、5日間で3億円以上の収益を記録している。オークションでは、養殖された希少価値の高いハイブリッドな動物も競られていて、トロフィー・ハンティングに対する社会的批判は強まっているが、ハンターは毎年増え続け、ハンティングで得られる収益は、野生動物保護管理に重要な貢献をしていて、合法的且つ論理的に行動するハンターはその重要な役割を担っていると同会は主張する。




衝撃の「【映画評】パラダイス3部作 愛/神/希望」以来、ウルリヒ・ザイドル監督作品を観るのは4年振り。作風は前作と全然変わっていません。

イルカ漁や捕鯨問題を内包する我が国に身を置く立場上、どうのこうの言う気もありませんが、キリンの解体シーンは私同様、この映画で初めて観た人がほぼ100%だと思われ。茫然自失。ハンティング用に養殖された陸上動物という冴えたシステムも初めて知りました。

とどのつまり食用使途であれ剥製使途であれ、動物の命を戴くことに軽重はなく、マクロとしての種の保存をハンドリングしているのなら外野がとやかく言う筋合いのものではありませんし、密猟者摘発の原資に多少でも回るのならそれでいいのではと。衝撃的な映画ですけどね。

満足度(5点満点)
☆☆☆

福岡都市圏でも東部では鹿や猪の作物被害が多いと聞き及びまして、ハンターの絶対数が足らないとか。他方、「花巻は津波に呑まれろ」など、各地の猟友会界隈は町山智浩的差別と獣権侵害を許さないポリコレ警察の踊る大捜査線となっている模様。猪に選挙権持たせたらいいよ。

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント

やっぱり馬鹿な左巻き?

いや、非日本人どもか?
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年04月03日 12:17
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