2018年03月08日

【映画評】RAW〜少女のめざめ〜

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1〜2年に一回程度上映される、スタイリッシュなマジキチ変態映画。
去年のフランス映画祭作品での東京限定作品(ELLEも愛を綴る女も夜明けの祈りも東京限定でしたねぇ)がようやく当地でも鑑賞出来ました。

尚、タイトル名でググっても公式サイトが全然ヒットしませんが、立憲民主党みたいに検索スパムでペナルティ食らったんだろうか?
立憲民主党さんのツイート: "立憲民主党の公式ツイッターが検索にひっかからなくなったようなのですが、どなたかお詳しい方いませんでしょうか?… "

RAW〜少女のめざめ〜|2018年2月2日ロードショー

イントロダクション
全世界震撼の世紀の衝撃作、いよいよ日本上陸!
2016年のカンヌ国際映画祭批評家週間でワールドプレミア上映され、スタンディングオベーションが巻き起こる大喝采を浴びたフランス・ベルギー合作のセンセーショナルな青春ドラマ『RAW〜少女のめざめ〜』。その後も世界各国のファンタ系映画祭のみならず、トロント国際映画祭やサンダンス映画祭などメジャー級の映画祭を席巻し、数多くの賞を受賞。批評家や映画ファン、映画監督たちからも圧倒的な支持を得て、本国フランスでヒットを記録、アメリカやイギリスでも異例のスマッシュヒットとなった。ベジタリアンの美少女が偶然肉を食べたことでカニバリストという隠された自分の本性に目覚めるという、思春期における規格外の精神的かつ肉体的な変容と成長、さらに深い絆の姉妹愛を描いた独創的かつ画期的な、映画史に残る衝撃の逸品が遂に、満を持して日本上陸!

監督は才色兼備を誇るフランスの新星ジュリア・デュクルノー!
メガホンを取ったのは、これが長編監督デビュー作となる、フランスが誇る新鋭ジュリア・デュクルノー。パトリス・ルコントやフランソワ・オゾンも輩出したフランスの名門映画スクール「ラ・フェミス」出身のデュクルノーは、小顔で手足が長い長身の美女という才色兼備を誇るが、カリン・クサマ(『インビテーション』)、ジェニファー・ケント(『ババドック〜暗闇の魔物〜』)、アナ・リリー・アミールポアー(『ヴァンパイア〜残酷な牙を持つ少女〜』)、リー・ジャニアック(『ハネムーン』)、そして2017年のトロント国際映画祭で上映された『Revenge』のフランス人監督コラリー・ファーギートなど、ジャンル映画界における女流監督の台頭が顕著な時代的背景がありつつも、その中でも最も今後の活躍が楽しみな才能溢れる注目の監督である。

究極の愛が描かれた、カニバル映画の新機軸!
人が人を喰らうという人類史上最もタブーとされる「カニバリズム」を命題とするカニバル映画。ルッジェロ・デオダート監督の『食人族』からイーライ・ロス監督『グリーン・インフェルノ』まで枚挙にいとまがないが、『RAW〜少女のめざめ〜』の源流にあるのはデュクルノー監督も大ファンだというトビー・フーパー監督のホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』であり、スペイン映画『カニバル』やジム・ミックル監督の秀作『肉』などドラマ性の高いカニバル映画の系譜に連なる。しかし本作はカニバリズムという題材を扱いつつも、スタイリッシュで息を飲むような美しく繊細な映像美と独特のユーモアを巧妙に導入し、奇跡的なバランスで融合することで、マスターピースと呼ぶに相応しいオリジナルな作品に昇華されており、かつてない新時代のカニバル映画の形を提示している。

シノプシス
16歳のべジタリアン、ジュスティーヌは、両親と姉と同じ獣医科大学に入学する。初めて親元を離れて、見知らぬ新しい環境である大学の寮で暮らし、生活する不安に駆られる彼女。両親に車で寮まで送ってもらうが、寮にいるはずの姉アレックスに電話をかけるもつながらない。途方に暮れつつも、仕方なく一人で寮に向かいルームメイトと対面するが、女性との相部屋を希望したはずなのに、そこにいたのはアドリアンという男性。「俺はゲイだから」と言われてもなんの慰めにもならない。さらに追い討ちをかけるように、『フルメタル・ジャケット』も真っ青の上級生による新入生歓迎のハードコアな儀式としごきが突然始まり、地獄の日々が幕開け。ようやく姉と出会えて安堵するが、狂乱かつ過酷な日々が続く。

ある日、そんなしごきの一環として、全身に血を浴びせかけられ、さらにうさぎの生の腎臓を強制的に食べさせられたジュスティーヌは、体に異変を感じるようになる。身体中に発疹ができ、皮がむけ、体調はすこぶる悪い。悪夢にも悩まされるようになる。学業では優等生として本領を発揮するが、原因不明の精神的、肉体的なドラスティックな変化についていけない。ストレスもマックスで、最悪だ。学食で衝動的にハンバーグを万引きしようとしたジュスティーヌの姿を見たアドリアンは、彼女を連れて寮を抜け出し、バスで小旅行に出かけて夕食を共にする。アドリアンにすすめられて、そこで生まれて初めて自発的に肉を、ケバブを口にしたジュスティーヌは、肉の美味しさに衝撃を受け、がつがつとむしゃぶりつく。その後も夜中に無性に腹が減り生肉にかぶりつくなど、さらなる変化に戸惑うジュスティーヌは、次第に自分の内に秘めた恐ろしい本性と秘密に気づくことになる……。




レッドバンド版



有り体に申し上げるとフランス版けものフレンズ。サーバルちゃんとカバンちゃんの物語。

映画レベルのグロなら充分耐性ありますが、実に美味そうな「指」シーンは生理的にきつかった。似たような「指」描写の「【映画評】シェイプ・オブ・ウォーター」が赤子のようでした。

_V1_

印象的な立ちションシーンもあれですが、実に生々しいブラジリアンワックスシーンも映画史に残るアレなのでは?本題と全然関係ないけどね。男性監督ならそういう描写の発想ないよなぁ。ドアを開けるとホモの尺八シーンもきつかった。

本作が初監督のジュリア・デュクルノーさん(34)ご自身もなかなかスタイリッシュな風貌でして、正統派マジキチ映画監督=ポスト・ハネケ、ポスト・クローネンバーグに大成されることを願います。次回作も期待。しかし下記写真、オール・アバウト・マイ・マザーみたいやな。

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満足度(5点満点)
☆☆☆☆

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