2018年01月15日

【映画評】ヒトラーに屈しなかった国王

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「連合国の毒牙から貴国をナチスが保護してやろう」と嘯くヒトラーから電撃侵攻され市街地は空爆され婦女子が強姦され老人や赤ん坊が虐殺され主権侵害され傀儡政権樹立されようが、敵兵を殺す位なら殺された方がマシ。ナチズムと徹底抗戦する諸国はチンパンジー。おれはチンパンジーだって認めたくないから非武装中立を叫ぶけど。という中二病でも政治を語りたい非武装無防備論で良心的サヨクが絶賛したウーマン村本に喧嘩を売るノルウェイ映画。

ウーマン村本がノルウェー国王だったらコメディ調になって面白かったのにね。差し詰めタイトルは「ヒトラーに土下座した国王」まさに李氏朝鮮物語。

『ヒトラーに屈しなかった国王』公式サイト

イントロダクション
 本国ノルウェーでは、3週連続1位を記録後、ロングランを続け、2016年の国内映画興行成績1位を獲得。国民の7人に1人が鑑賞する社会現象的大ヒットを記録した本作は、アカデミー賞R外国語映画賞のノルウェー代表にも選出され、ノルウェー最高の映画賞アマンダ賞で、作品賞・助演男優賞含む8部門を受賞した。

 実在した主人公のホーコン7世を見事に演じきったのは、「007」シリーズのミスター・ホワイト役で知られ、今回プロデューサーとしてもクレジットされているイェスパー・クリステンセン。息子のオラフ皇太子は「コン・ティキ」のアンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ノルウェーに降伏を迫るドイツ公使には「ヒトラーの贋札」のカール・マルコヴィクスが演じる。監督は、「おやすみなさいを言いたくて」のエリック・ポッペ。

ストーリー
1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否し、ノルウェー国王のホーコン7世は、政府閣僚とともにオスロを離れる。一方、ヒトラーの命を受けたドイツ公使は、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けるように、最後通告をつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民のため、国の運命を左右する究極の選択を迫られるー。北欧の小国ながらナチス・ドイツに最も抵抗し続けたノルウェーにとって、歴史に残る重大な決断を下した国王ホーコン7世の運命の3日間を描く。

ホーコン7世(1872-1957)
デンマーク国王フレゼリク8世とルイーセの次男で、兄はデンマーク国王クリスチャン10世。 1905年に、ノルウェーがスウェーデンとの同君連合を解消して独立し、国民投票によりノルウェー国王に即位。 息子はオラフ5世で、孫のハーラル5世は、現ノルウェー国王。 ホーコン7世は八甲田山で起きた遭難死亡事故のお見舞いとして、1909年に明治天皇にスキー板を贈呈し、日本とノルウェーのスキー交流が始まるなど、日本との縁も深い。




2018年早々、ぶっ飛びタイトル映画。例えばSAWの邦題が「真ん中の死体が犯人」みたいな。
タイトルがネタバレはあんまりやろ。

日本国内での映画レビューは絶賛でしたが、全然面白くなかったです。
史実としてはいい素材なのでしょうが、全体としてテンポが悪く感じ、ドキュメンタリー風味を狙っているのでしょうけどカメラアングルのパン連発も気になり、会話もダラダラ気味で集中できず。
山荘での会談をヤマにしている模様ですが、そこへ至る双方の葛藤はそれなりに描写されるもなんか淡々気味。宣戦布告後は超早送り状態で終戦。同時期、ヒトラーに降伏したデンマーク国王と時系列対比させるとか、なんか工夫はなかったんでしょうか?とはいえ女優陣(プリンセス、公使妻、秘書)は魅力的でした。尚、言語はシーンに即しノルウェイ語、ドイツ語、英語のちゃんぽんでして、土壇場外交は言語的な意思疎通障壁もあっただろうなと諦念。

ということで作品自体の魅力としては昨年同時期に公開されたドイツ北欧戦線後日譚「【映画評】ヒトラーの忘れもの」の足元すら及ばず。
いずれにせよ立憲民進党魂に溢れるウーマン村本の感想が聞きたい。

満足度(5点満点)
☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(5)映画 
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コメント
> 言語はシーンに即しノルウェイ語、ドイツ語、英語のちゃんぽんでして、土壇場外交は言語的な意思疎通障壁もあっただろうなと諦念。
スカンジナビア系の言葉とゲルマン系は似ているので、そーでもないでしょう。これがアジア系の言語のフィンランド、ハンガリーなら、たしかに。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年01月15日 16:32
いや、劇中で通じていなかったよ
ましてや国家の存亡を懸けた外交交渉に通訳なし
Posted by bob at 2018年01月15日 16:55
タイトルでネタバレきついわ。配給会社無能。
Posted by ぴろんちょ at 2018年01月15日 23:18
> スカンジナビア系の言葉とゲルマン系は似ているので、

 よく、日本人が「英語が苦手」と言われるが、アメリカじゃ、第一外国語は、フランス語なのに、フランス語通じるアメリカ人に会ったのは稀だよ。そもそも、今では学生に限れば、スペイン語が母語の方がアメリカじゃ多い。ヨーロッパでアメリカの地理について説明が出ると「言語 英語、スペイン語」て出るのが実情
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年01月16日 04:35
農耕民族の年末に辛気臭いはいつものヒトラーが悪い()シリーズだわそりゃあ受けませんわ。
まーた一部の界隈のオ○ニーか(白目
ポリコレの方がヒトラーやと低予算映画で半沢直樹的な奇襲してほしいなあ(※邦画には一切関係無い話
Posted by 五月雨祭 at 2018年01月16日 17:25
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