2018年01月02日

【映画評】狂覗

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狂覗 KYO-SHI [DVD]
狂覗 KYO-SHI [DVD]

1998年出版「14歳の国」をモチーフに映画化。
中学教師と教え子の援助交際〜イジメ等を描いたインディーズ作品。

映画『狂覗』公式サイト

イントロダクション
”この映画が描く「学校」を「家族」や「国家」に置き変えてみよ
この「学校」は、我々が生きる<クソ社会>のメタファーなのだ。社会がクソである理由を
これほど明瞭に描く映画を知らない。”by宮台真司 (社会学者/映画批評家)

”生ぬるい現代社会に斬り込む「メッセージホラー」の秀作が誕生!!
無名の俳優だからこそ描ける超リアルな<狂躁曲>を、藤井秀剛監督がデ・パルマばりの臨場感で観せ切った!!”by宮島秀司 (映画プロデューサー/文化学園大学特任教授)
過去最高を記録した<いじめ問題>と<教師によるワイセツ行為>の数。(文部科学省調査に基づく)

宮沢章夫・作「十四歳の国(白水社)」を原案に、中学生の性実話を交えながら、問題提起をする異色のエンタメ・ミステリースリラー。監督は、9年ぶりの新作で、トロマ社代表ロイド・カウフマンが絶賛した藤井秀剛。《エンタテイメントの手法で、いかに社会と触れ合うか》を意識して制作された本作は、中学生の現状に驚愕し、不思議で奇怪な世界に酔い、そして、手に汗握るミステリー・スリラーに息を呑む事請け合いだ。 また本作は、20世紀最後のテクノロジーで製作された作品としても注目されている。

ストーリー
中学生教師が瀕死の状態で発見された。犯人は、同校の学生である可能性が高い。責任を押し付けられた科学教師の森は、中学生の現状を把握する必要があると、抜き打ち荷物検査を計画する。抜き打ちといっても、普通の抜き打ち荷物検査ではない。生徒の立ち合いなし。生徒が体育の授業で教室不在の間を狙って行う秘密裏の荷物検査だ。招集されたのは、3人の教師。そしてもうひとり。国語教諭の谷野だ。谷野は森の中学の頃の教え子。教師になってから事故をおこし、教職から遠ざかっていた谷野だが、森の手によって職場復帰を果たしていた。こうして5人の教師による荷物検査が開始した。しかし、そんな荷物検査は、中学生の現状を露にすると共に、彼ら教師の実態をも明らかにしていく…。
そして更には、万田という少女の存在が明らかになっていく。中学生を牛耳る化け物ともいえる存在の生徒。それは容姿端麗で才女な女子生徒だった…。

プロダクション・ノート
発想
『中学生男女が、SNSを通じてお互いの性器を見せあっている。』「新聞の小さなコラムで、その事実を知った時、2児の父親としても、この悪夢を伝えなければならないと思った」監督、藤井秀剛は、そう語る。それに加え、いじめ問題や、教師による性犯罪の数も過去最高を記録。政治家はその現実に背を向けている。藤井は、そんな全ての問題を、一色淡にしたサスペンスの企画を考案する。

企画
しかし、映画化は難航した。社会的に硬派な問題に映画会社は難色を示した。一度は映画化が決定するものの、結局、企画は空中分解。その後、内容をコミカルにする要請や、エンディングを変える要請を受けたが全て拒否をした。一度は諦めかけた企画だが、藤井は最終的に、CFAで制作する事を決意する。

CFAとは?
CFAとは、年1回ペースで本公演を開催する特殊な映画制作チーム。彼らの特徴は、出演俳優が制作スタッフも兼ねる事だ。狂覗では、通常公演をお休みし、俳優兼制作スタッフとして参加した。「多くの制作会社は、低予算作品になると手を抜く。しかしCFAは、手を抜かない。妥協をしない。自分たちが出演する作品だから、最高の環境を整えようとする。プロ中のプロです。こんなにもタフで映画愛のあるチームは知りません(監督談)」

低予算であるがゆえ
本作はかなりの低予算で制作される事となった。その為に使われた機材は全て約20年前のもの。20年前のカメラ、機材、編集機…その全ては2000年代の遺物ばかりだった。「20年前の機材でもここまでやれるんだ…なんて事を証明する気はありませんでした。ただお金がなかっただけです。でも20年前の機材が理由で面白くないとだけは言われたくなかった(監督談)」

撮影
撮影は、熱海の廃校にて、5日間で撮影された。内4日は、『完徹』という地獄のスケジュール。主役を演じた杉山樹志は、「24時間、48時間、72時間、…ずっと教室の中で、照明はつきっ放し。もはや昼か夜も分からず、目を開けているだけで必死の状態。ただただ自分のしてきた役作りを信じて演じるしかできませんでした。」と語る。森役を演じた田中大貴は、大分出身。今回は大阪人でも太鼓判を押す大阪弁で熱演した。「大変でした。昼夜分からないし、疲労と戦いながらも完璧な大阪弁を表現しなければならない。死にもの狂いでしたよ。」田中大貴は笑顔でそう語った。

撮影2
特殊メイクマンでもある橋本役の宮下純は、ミヤ・サヴィーニという別名をもつ。俳優であり特殊メイクアーチストでもあるトム・サヴィーニを尊敬しての自ら名づけた名前。そんな彼女が一番苦労したのが、何度もテイクを重ねたラストだったという。「素晴らしい出来でした。彼女がいたから成立した作品です。(監督談)」

撮影3
管役を演じた桂弘は、八方美人という内面での役作りは勿論の事、外見の役作りにも力を入れた。親しみやすさを印象づける為に、アゴを出して演じる決断をしたのだ。彼が目指したのはアゴを出した状態で、自然に喋る事。その為に、撮影に入る5か月前から、アゴを出した生活を送り続けた。また片山役の坂井貴子は、プロデューサーも兼ねる敏腕女優。「段取りを仕切っていると思ったら、次の瞬間、先生になりきって冷たい目で芝居してるんだから、怖いです。切り替えが人間業ではない。(監督談)」

そんな撮影は、2015年11月27日にクランクアップした。




この手の作品は可能な限り精力的に観るよう努めていますが、類似作品と較べてもちょっと力量不足の感は否めませんでした。掛け声は勇ましいけど脚本が弱いのかな。途中からオチも読めたのでどう畳んでくるのか期待しましたが、なんだかな〜って感じ。キャスティング及び笑える系路線、密室劇スタイルは正解だと思われるので、もう一回本を練り直したら面白くなるかも。なんか足らない。エロ描写?

満足度(5点満点)
☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
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コメント
宮台がマンセーしている時点でw
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年01月02日 20:38

なんて読むのかな、覗きだから

無理矢理当て字で、キョウガン⁇


…あ、なんだ教師…か…、ツマラン。


Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年01月03日 09:39
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