2017年11月30日

【映画評】愛を綴る女

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祖母の手帖 (新潮クレスト・ブックス)
祖母の手帖 (新潮クレスト・ブックス)

愛なき夫婦生活を続ける統合失調症妻が辿り着いた先で見つけた真実の愛の正体は?
マリオン・コティヤール主演サナトリウム・ラブロマンス。フランス映画。

映画「愛を綴る女」公式サイト 2017年10 7公開

イントロダクション
南仏の小さな村に暮らす若く美しいガブリエル。最愛の男性との結婚を熱望しながらも、地元の教師との一方的な恋に破れ、不本意ながら両親の決めたスペイン人労働者ジョゼの妻となる。「あなたを絶対愛さない」「俺も愛していない」。そう誓いあったにもかかわらず、日々、近づいては離れる官能的な夫婦の営み。そんなとき、流産の原因が結石と診断され、アルプスの山麓の療養所に滞在することになる。そこで、インドシナ戦争で負傷した「帰還兵」アンドレ・ソヴァージュと運命的な出逢いを果たす。それは彼女が綴る清冽な愛の物語の始まりとなるのだった――。

熱烈な愛の手紙を綴る情熱的なヒロインを演じるのは、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌』で米アカデミー主演女優賞を受賞後、国際的に活躍するマリオン・コティヤール。自由奔放な欲望を、抑制を利かせた演技でリアルに銀幕に息づかせ、セザール賞主演女優賞候補となった。ガブリエルの“運命の男” には今やフランス映画界で絶大な人気を博すルイ・ガレル。繊細な感受性と儚い気品で「帰還兵」を演じ切り、その濃密なデカダンスは観る者をも魅了する。夫ジョゼ役には、バルセロナ出身の実力派、アレックス・ブレンデミュール。ガブリエルを大人の包容力で静かに見守り続けるという難役を、生命力あふれる野性味で実直に体現。監督は、『愛と哀しみのボレロ』など女優としても知られるニコール・ガルシア。「このヒロイン役にはマリオンしかいない」と直感し、彼女のスケジュールが空くまで5年間待ち続けたガルシアの拘りと執念はラスト、カンヌ映画祭で絶賛された衝撃的なラヴストーリーとなって見事に結実した。

ストーリー
フランス南部の小さな村で両親と妹と暮らすガブリエル。若くて美しい彼女はいつも、真実の愛、そして結婚について理想を思い描いていた。しかし現実は違い、両親は正直者で情の深いスペイン人労働者のジョゼとの結婚を決めてしまう。ジョゼは彼女に献身的に接するのだが、ガブリエルはジョゼを愛することは決してないと誓うのだった。ある日、持病の結石の治療のためアルプスの療養所に送られる。そこでインドシナ戦争で負傷した魅力的な帰還兵アンドレと出会う。それが彼女が紡ぐ愛の物語の始まりだった――。つかの間の日々に彼女が求めた愛の姿とは――。ミレーナ・アグスのベストセラー小説「祖母の手帖」(新潮社)をニコール・ガルシアが女性監督ならではの手腕で再構築。フランスが誇る国際派女優マリオン・コティヤールが、一人の女性が愛の真髄にたどりつくまでの17年間をストイックかつエロティックに演じた、繊細で美しい大人のラブストーリー。

ニコール・ガルシア監督インタビュー
Q : どのようにして、原作になった本を見つけたのですか。
ニコール・ガルシア: そのとき、私は空港にいたの。書店で友人が、絶対にこの本を読むべきだと言ったので、買うことにした。私はその本を持って飛行機に搭乗した。パリからマルセイユへの便だから、だいたい1時間か1時間半の空の旅ね。飛行機がマルセイユに着いたとき、すぐにプロデューサーに電話して映画化の権利が空いているか確認したわ。

Q : それはいつのことですか。
ニコール:少なくとも5年くらい前、その本が出版されたときね。脚色がとても難しくて、一度はあきらめて別の映画をやったけれど、何かが私の心の奥に残っている感じだったの。

Q : どうして脚色が難しかったのですか。
ニコール:本には、現実的な構成がなかったからよ。それに私は、主人公がひとりの方がいいと思ったの。祖母は彼女自身を外に出さなければならなかった。彼女の狂気を外に、彼女の空想の世界を外に。原作は短い小説で、1時間の空の旅で読めるくらいだったけれど、私はその本のなかで語られている女性の物語に、すっかり引きつけられた。彼女の奔放さ、動物的なセックスアピール、情熱。彼女にとっては、それが絶対的なものだった。まっすぐな道が一本あっただけ。

Q : 飛行機の上で初めてこの本を読んだとき、主役にすぐにマリオンが浮かんびましたか。
ニコール:ええ、すぐに。「この役に他に誰がありえる?」という質問への答えが、私には浮かばなかったの。マリオン・コティヤールはこの役に必要な神秘的雰囲気を備えていて、いっしょに仕事をすれば彼女にはフランス映画にはまれな官能的なところもあることがわかるはず。ラブシーンだけではなくて、ガブリエルはあらゆる場面で官能的なの。歩いているときや自分の部屋で本を読んでいるときもね。彼女の身体はいつもおしゃべりしているの。冒頭のシーンで、ガブリエルが川の水のなかに入り、スカートがめくれて水中で彼女の性器があらわになる。それこそ私が見せたかったことなの。クールベの描いた狎こΔ竜源瓩諭それが、この映画のテーマなの。




日頃、邦題の悪口言っている当ブログですが、原題(MAL DE PIERRES)は結石。英題(FROM THE LAND OF THE MOON)は月よりの使者(自分は愚民とは違う邪王真眼の使い手という意味なのでしょう)。これは邦題付け難しい。販促会議で揉めそう。

インドシナ戦争、スペイン内戦が端々に語られるので物語は第二次世界大戦直後なのでしょう。映画始まってすぐ、画面いっぱいに映るマリオン・コティヤールのおまんこ。池内さおりフランス・セックス警察の話と全然違うじゃないですか!(日本ではR15、フランスではレーティングなし)

中国人宅に訪問したシーン以降びっくり。狐につままれたならぬ、狐が包まれた訳で。お子さん出生秘話含め全部アレだったのか。空気嫁ならぬ空気夫に10数年恋い焦がれる統失嫁を後生大事にする旦那さん立派。金払って嫁さん抱いても文句ひとつ言わない。ただ生きていて欲しいだけ。これからも家族三人お幸せに。
蓋しマリオン美しい。ブラピを寝取られたアンジが嫉妬で狂うだけの気品はある。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
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コメント
他人事として見る分には問題ないんですけど、リアル統合失調妻をもつ人に話を聞くと、生き地獄らしいですね。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2017年11月30日 11:57
彼氏大好き!って喜びのあまり歩道橋から投身自殺し顔面粉砕で目がおでこに移動しても生き長らえるとか言葉もありません(アフィの卯月妙子さんの件ね)
Posted by bob at 2017年11月30日 12:02
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