2017年09月13日

【映画評】ローサは密告された

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フィリピンのガイド&渾身ルポ アジアの真相
フィリピンのガイド&渾身ルポ アジアの真相

覚醒剤売買で生計を立てる貧困雑貨商と悪徳警官グループの馴れ合いを描いた、セミドキュメンタリー調のフィリピン映画。

ユーペルさんの「パラワン島観光客21人誘拐事件」観たことあるよ。同じ監督さんなんだ。

映画『ローサは密告された』|

イントロダクション
東南アジア最大のスラム街を擁するマニラ。この無法地帯でただ毎日を生きる、ある女の物語。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領による過激な麻薬撲滅への道程をここに見る。

ローサはマニラのスラム街の片隅でサリサリストアを夫ネストールと共に経営している。かつての日本の下町のように、密接して暮らす人々のつながりは深い。ネストールはいつもだらだらしてばかりだが気は悪くない。店を切り盛りするのはローサ。ローサには4人の子供がおり、彼らは家計のため、本業に加えて少量の麻薬を扱っていた。ある日、密告からローサ夫婦は逮捕される。さらなる売人の密告、高額な保釈金……警察の要求はまるで恐喝まがいだ。この国で法は誰のことも守ってくれない。ローサたち家族は、したたかに自分たちのやり方で腐敗した警察に立ち向かう。

2015年現在のフィリピンの貧困率は約22%、その多くがひしめき合ってスラムに暮らしている。スラムでは犯罪は絶えず、薬物常習者、密売人も多い。しかし、警察は押収した麻薬の横流しや密売人への恐喝など“捜査”の名のもとに私腹を肥やし、悪事がバレそうになれば暴力も殺人もいとわない。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領就任後、麻薬に関わる者は警察・自警団により超法規的に殺され、恐れをなして自首する者が後を絶たず、刑務所の収監人数を大幅に超えているという。一般市民が貧困から麻薬密売に手を染めた結果、警察から命を狙われるという麻薬撲滅戦争の恐怖の連鎖が、『ローサは密告された』に垣間見える。

第69回カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞!本年度アカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表!世界三大映画祭でも高く評価されているブリランテ・メンドーサ監督最新作。

45歳のデビュー作「マニラ・デイドリーム」で第58回ロカルノ国際映画祭ヴィデオ・コンペ部門金豹賞を受賞し、「第3黄金期」と呼ばれる現在のフィリピン映画シーンを牽引しているブリランテ・メンドーサ。世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてのコンペティション部門でその作品が上映され、世界中で50を超える賞を獲得、第62回カンヌ国際映画祭では「キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド-」で監督賞を受賞、クエンティン・タランティーノやショーン・ペンがその才能を絶賛するなど、世界中で高い評価を得ている。本作は第69回カンヌ国際映画祭で、クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、レア・セドゥ、イザベル・ユペールらを抑えて、ローサを演じるジャクリン・ホセにフィリピン初の主演女優賞をもたらした。審査員のひとりだったドナルド・サザーランドはホセを「超一流の演技」と絶賛し、キルステン・ダンストはラストシーンで感極まって落涙したと告白している。第54回ヒホン国際映画祭監督賞受賞、本年度のアカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表にも選出。世界から熱くし支持された『ローサは密告された』がまもなく日本に上陸する!

ストーリー
マニラの無法地帯。腐敗した警察も、密売する女も、法の目をくぐりここで生きている。
ローサ・レイエス。サリサリストア「ROSA」を切り盛りし、夫ネストール、長男ジャクソン、次男カーウィン、長女ラケル、次女ジリアンとともにマニラのスラム街に暮らしている。人が密集しているこの街は貧しくても人と人のつながりは深い。

ある土曜日の夕方。スーパーマーケットに買い出しに来たローサとカーウィン。突然の雨の中、たくさんの買い物袋を持って家路へ急ぐ。タクシーが入ることを拒むその街は、貧しい人々が暮らすスラムだ。帰り着くと、ネストールは店番もせずに、こそこそクスリをやっている。

買い出してきた雑貨や菓子類を分けた後、仕入れた麻薬を砕き、手慣れた様子で小さなビニール袋に小分けにする。これが家族の生活を支えているのだ。

夕食を買いに出掛けるローサ。息子同然に面倒を見ているボンボンが「ローサ、“アイス”を売って」と近づいてきた。どうやら“アイス”とは、麻薬の隠語のようだ。

夕食を家族でとろうとしたその時、突然男たちがやってきた。

「警察だ!全員、動くな!ブツはどこだ?」
「ケガ人が出る前にブツを出せ!」
手錠をかけられ連行されるローサとネストール。

警察署。
「禁止薬物の不法所持だ。言い逃れはできないぞ」
「刑務所に入るわけにはいきません。貧しいんです」
「20万で手を打ってやる」巡査がささやく。
「そんな大金……」ローサは口ごもる。
「協力しないならブタ箱行きだ。金がないなら売人を売れ」巡査はたたみ掛ける。
ローサは売人のジョマールを売った。

捕まったジョマールのバッグから大量の麻薬とカネが出てきた。巡査たちは、嬉々として、押収したカネを山分けしている。ひとりの巡査がカネをポケットに入れ、署長室に向かった。

巡査たちはジョマールにも金を要求した。
ジョマールは上級警部へ携帯メールで助けを求めるが、巡査たちにバレて、袋叩きにされる。
その様子を見ていたローサに巡査のひとりが拳銃を向けて言った。
「警察に連絡したら殺すぞ!区長に連絡しても同じだ」

ジョマールが持っていたカネ10万、ジョマールの妻・リンダが見逃し料として払う5万。
20万ほしい警察は残りの5万をローサたちに要求した。

「カネを払うまで、両親は帰せない」
警察署にやってきたローサの子供たちに3級巡査部長が告げる。
子供たちは両親のためにお金を集めることを決意するのだった。




1フィリピンペソは約2円だそうでして、終盤以降、要は日本円で10万円(5万ペソ)の攻防戦。平均月収1万ペソ、一回当りの売春代3,000ペソ程度が目安だそうです。

おっぱい大きな娘さんが身体売るのかと思いきや、そっちでしたか。
底辺向け麻薬売買、警察のやり取りを含め、基本的にフィリピンの日常生活や社会常識が分からないため共感や感情移入の落とし所も分からず、なんか置いてけぼりっぽい感じでした。で、携帯着歴の兄ちゃん、あの後上級警察にチクったらどうなるの?

ライブ感を出すためのハンディカムなのでしょうが、漆黒の山道を駆ける「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」じゃないんだから、もうちょっと揺らすの自重して欲しい。あそこまで揺らす必然性ないぞ?

あと映画と関係ないけど、劇場隣席のフィリピン人家族らしい一団が騒々しくて辟易。キンプリの応援上映じゃないんだよ。

満足度(5点満点)
☆☆

現実に目を向けますと、強硬路線で知られるドゥテルテ大統領の「麻薬犯罪者向け 超法規的殺人」について、報道によると本作のローサ一家のような末端密売人を民間自衛団が司法手続きに頼らずその場の判断で殺害しているそうで、殺したあとの商品と代金はポケットの中なんでしょうね。とか思った。いわんや警察官は警察官で、金持ちの韓国人や中国人をターゲットに金銭強奪目的で麻薬冤罪殺害しているそうです。

ドゥテルテ大統領、麻薬犯罪の取り締まりを中断 韓国人誘拐殺人が引き金

2016年10月、麻薬取り締まりを担当していた警察官が仲間と共謀し、麻薬捜査と偽って韓国人男性を連行し、誘拐した。男性の家族は500万ペソ(約1100万)の身代金を支払ったにもかかわらず警察官たちは男性を国家警察本部で殺害して火葬し、遺灰をトイレに流したという。

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は29日深夜、会見で警察に「警官全員を浄化し、悪党のリストを提出しろ」と要求した。デラロサ長官は、警察全体を蝕む腐敗を「浄化する」と宣言し、麻薬取り締まりを中止し、警察の麻薬捜査部隊を解体したと発表した。デラロサ長官によると、警察官の約40%が「薬物のように卑劣で、腐敗している」と推定している。

ドゥテルテ大統領が2016年6月30日に就任し、麻薬販売者や麻薬使用者の撲滅に焦点を当てて以来、7000人以上が警察や自警団の手で法の目の届かないところで殺害されている。終わりのない麻薬戦争では皮肉なのは、警察が罰する人間と同じ程度の犯罪者になってしまったことだ。

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アジアの真相編集部

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
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コメント

比国だー統領の

チョー男が麻薬売買に関係 ‼︎

って話は、どげんするとね。

Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月13日 18:14
 >、金持ちの韓国人や中国人をターゲットに

 特亜ケダモノは世界中何処でも・・・
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月14日 12:08
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