2017年09月04日

【映画評】ダンケルク

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ダンケルク (ハーパーBOOKS)
ダンケルク (ハーパーBOOKS)

クリストファー・ノーラン監督作品。第二次世界大戦のダンケルク大撤退を描いたイギリス、オランダ、フランス、アメリカ4カ国合作映画。いい意味で物凄く地味な映画。

映画『ダンケルク』オフィシャルサイト

イントロダクション
2008年『ダークナイト』 2010年『インセプション』 2014年『インターステラー』そして2017年――
世界が嫉妬する才能クリストファー・ノーラン監督が実話に挑んだ99分間 究極の映像体験『ダンケルク』

この監督は、考えることが違う。『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』と、新作ごとに圧倒的な映像表現と斬新な世界観で、観る者を驚愕させてきた天才クリストファー・ノーラン監督。彼が、初めて実話に挑んだ本作は、これまでの戦争映画の常識を覆す、まったく新たな究極の映像体験を突きつける。

史実をもとに描かれるのは、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」。絶体絶命の地ダンケルクから生きて帰れるか、というシンプルで普遍的なストーリーを、まるで自分が映画の中の戦場に立っているような緊迫感と臨場感で、体感させる。開始早々からエンドロールまで、映像と音響がカラダを丸ごと包み込み、我々観客を超絶体験へといざなう。

そして上映開始とともに動き出す時計の針のカウントダウン。陸海空それぞれ異なる時間軸の出来事が、一つの物語として同時進行。目くるめくスピードで3視点が切り替わる。これぞノーランの真骨頂!99分間ずっと360度神経を研ぎ澄まさないと生き残れない、一瞬先が読めない緊張状態が続くタイムサスペンス。

ストーリー
生き抜け。

海の町ダンケルクに追い詰められた英仏軍40万人。若き兵士トミーは絶体絶命の地から脱出できるのか?

フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。背後は海。陸・空からは敵――そんな逃げ場なしの状況でも、生き抜くことを諦めないトミー(フィオン・ホワイトヘッド)とその仲間(ハリー・スタイルズ)ら、若き兵士たち。

一方、母国イギリスでは海を隔てた対岸の仲間を助けようと、民間船までもが動員された救出作戦が動き出そうとしていた。民間の船長(マーク・ライランス)は息子らと共に危険を顧みずダンケルクへと向かう。英空軍のパイロット(トム・ハーディー)も、数において形勢不利ながら、出撃。こうして、命をかけた史上最大の救出作戦が始まった。果たしてトミーと仲間たちは生き抜けるのか。勇気ある人々の作戦の行方は!?










ホンモノの駆逐艦、スピットファイア、メッサーシュミットを飛し、クラッシュ用ダミー機体も制作した狂気の沙汰。クリストファー・ノーランらしいといえばらしい、変な映画。3つの時間がピシャリ合うのが気持ちいい。映画に集中するあまりトム・ハーディの存在忘れていましたが、最後にあぁ〜って感じ。

知らない俳優ばかりなので変な先入観もなく、プライベート回想シーンや内面の描き等も一切なく、劇伴もぐわああああん



【映画評】ワンダーウーマン」のようなドイツ軍に対する過剰演出もなく、お涙頂戴シーンもなく、セミドキュメンタリー調で没頭できます。戦争映画に送り手のイデオロギーや政治的承認欲求が見え隠れすると反吐が出そうになりますよね。

ドラマ性を一切排している手法は好みが大きく別れると思われますが、戦争映画に絞ると個人的には今夏の話題作「【映画評】ハクソー・リッジ」より好印象。「【映画評】ヒトラーの忘れもの」未満って感じ。

ということでクリストファー・ノーランファンなら必見です。大画面大音響の映画館で観るべし。私もIMAXで再見するか思案中。

満足度(5点満点)
☆☆☆

第二次世界大戦に限ったことではありませんが普遍的テーマを内包した戦争秘話は多いので、本作のように淡々と作品化して頂けるのは大歓迎です。「対馬丸」とかちゃんと映画化して欲しいよな。



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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(9)映画 | 戦争
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コメント
政治性抜きで、枢軸国側がスカッと勝つような映画が観たいな。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月04日 13:11
えっ!もう見たんですか?試写会とか?
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2017年09月04日 16:41
試写会ですよ
Posted by bob at 2017年09月04日 16:42
逃げる戦いって日本人一番苦手やね
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月04日 18:51
70mm版が観たいけど日本にはもう上映設備が残ってないんだよな
IMAXで我慢するか
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月04日 20:35
>逃げる戦いって日本人一番苦手やね

キスカに代表されるように大得意だよ。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月05日 13:30
大阪エキスポシティのIMAXレーザーで見る予定です。徒歩圏内(^_^)。BOBさんもどうですか。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年09月06日 16:37
羨ましい
Posted by bob at 2017年09月06日 17:00
昨日、「ダンケルク」を見ました。米国での評価は高いようですが日本ではどうでしょうか。私の満足度は☆☆☆でした。
本日は「三度目の殺人」を観ました。
今月、映画「関ヶ原」で見たばかりの役所広司がこの映画でも存在感を放っていました。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2017年09月13日 21:11
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