2017年07月12日

【映画評】ディストピア パンドラの少女

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パンドラの少女〈上〉 (創元推理文庫)
パンドラの少女〈上〉 (創元推理文庫)

広義でいうB級ゾンビ映画。イギリス作品。

映画「ディストピア パンドラの少女」公式サイト

イントロダクション&ストーリー
人類がハングリーズ飢えた奴ら化した世界に現れた、二番目の子供たちセカンド・チルドレン。
高い知能を持つ少女・メラニーは人類の希望か。絶望か。

真菌の突然変異が起き、感染した人間は思考能力をなくし、生きた肉のみを食すハングリーズと化した近未来。爆発的に蔓延したその奇病により、人類は絶望の危機に瀕し、残った少ない人々は安全な壁に囲まれた基地内での生活を余儀なくされていた。そんな中、イングランドの田舎町にある基地ではウィルスと共生する、二番目の子供たちセカンド・チルドレンの研究が行われていた。その子供たちは感染しているにもかかわらず、思考能力を維持し、見た目は人間の子供そのものだった。彼らから、ワクチンを作り出そうと模索する中、子供たちの中に高い知能をもった奇跡の少女メラニーが現れる。 彼女は人類の希望となるのか―絶望となるのか。

カズオ・イシグロmeetsウォーキング・デッド! (ジェニー・コルガン)と絶賛された小説を映画化!
原作はM.R.ケアリーによるベストセラー小説『パンドラの少女』(東京創元社刊)。本作の脚本もM.R.ケアリー自身が手掛けている。監督は大ヒットドラマ「SHERLOCK シャーロック3」の「三の兆候」などヒットTVシリーズを数々手がけたコーム・マッカーシー。主人公・メラニーを演じたのは、500人を超えるオーディションで選ばれた奇跡の新人セニア・ナニュア。本作でシッチェス・カタロニア映画祭の女優賞を獲得した他、英国インディペンデント映画賞、ロンドン映画批評家協会賞、エンパイア賞などで新人賞にノミネートされた。その他ジェマ・アータートン(「007/慰めの報酬」)、グレン・クローズなどが脇を固めている。

ハングリーズとは

・タイワンアリタケの突然変異による菌が体内に入ったことで感染。
 感染者の体液によっても感染する。
・思考能力はなく、生きた肉のみを食す。
・普段は動かず、木のように立ち尽くしているが、
 音や生き物の匂いで覚醒し、捕食に走る
・徐々に皮膚が白く、まるで木の皮のように変化していき、
 最後は体内から芽が生え、樹木となり、実をつける。
――その実が割れる時、世界は終わる!?




本作に出てくる「ハングリーズ」たちは皆、実在する寄生菌・タイワンアリタケに感染している。
実際にわたしたちの身近に存在するタイワンアリタケ。
この菌は、一体なんのために蟻をゾンビ化させるのか?
そして、人間に感染しゾンビ化させてしまう可能性はあるのか―?

学業の傍らキノコを研究している中学三年生の和田匠平くんに、タイワンアリタケについてインタビューを敢行した。




ざっくり言うと、お馴染みのイギリス系意識高いゾンビ映画。キャッチコピーに「カズオ・イシグロ」とありますがその辺の描写は浅く感じました。であるので悲壮感は水っぽい。要はゾンビ映画様式美を借用した移民問題とかのダブルミーニングなんでしょうね。

話の骨格自体は面白く縦軸横軸広がる余地もあるのですが、低予算故の小じんまり感否めず。もっとロードムービー風に振ってもよかったかも。キャストのキャラ立ちもイマイチでしたが、童貞を殺す系セーターを着用している女先生の胸の膨らみが妙に気になります。ということで最後のオチは面白かったですよ。
後から知りましたが、後半にビル屋上から俯瞰する荒廃したロンドン市街地は「チェルノブイリ」をドローン空撮した実写だそうでして、最初から知っていたら違う視点で観ていたと思われます。

満足度(5点満点)
☆☆

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