2017年05月10日

【映画評】カフェ・ソサエティ

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「カフェ・ソサエティ」オリジナル・サウンドトラック
「カフェ・ソサエティ」オリジナル・サウンドトラック

ウッディ・アレン(81)最新作。因みに昨日記した本年度暫定最悪邦画「【映画評】追憶」監督の降旗康男大先生が82歳。映画製作から引退発表したデビッド・リンチは71歳。

映画『カフェ・ソサエティ』公式サイト

イントロダクション
日本を含む世界中で大ヒットを記録したファンタジー『ミッドナイト・イン・パリ』で、観る者を1920年代ゴールデンエイジのパリへとタイムトリップさせたウディ・アレン監督が、"もうひとつの黄金時代"へ誘(いざな)うロマンティック・コメディを完成させた。それはカリスマ性あふれる銀幕のスターが次々と登場し、永遠に語り継がれる映画史上の名作がいくつも生み出された1930年代のハリウッド。スターのプール付き豪邸には、昼も夜もドレスアップした業界のセレブリティが集ってパーティーに興じ、最高級の酒を酌み交わしながらゴシップやビジネス談義に花を咲かせる。ハリウッドが本当に"夢の都"だった黄金期に思いを馳せたアレン監督が、めくるめく陶酔感と高揚感を今に甦らせると共に、近年の彼の作品では最もゴージャスで彩り豊かな仕上がりとなった話題作、それが『カフェ・ソサエティ』なのだ。

ストーリー
ゴールデン・エイジへようこそ!!ハリウッドに酔いしれて、ニューヨークに恋をする
もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功をめざす人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴェロニカ"愛称ヴォニー"の美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、うかつにも彼はまったく気づいていなかった。ヴォニーには密かに交際中の別の男性がいたことに……。




ここ数作は俺たちのエマ・ストーンを連続でヒロイン起用していましたが、内容も音楽も「【映画評】ラ・ラ・ランド」と丸かぶりなので仮にエマが主役だったら物議醸したかも。

本作のヒロインはクリスティン・スチュワート&ブレイク・ライブリーのダブル・キャストでして、ブレイク・ライブリーは出番が少なかったこともありちょっと印象薄いです。相対的にメインヒロイン的なクリスティン・スチュワートとジェシー・アイゼンバーグは「【映画評】エージェント・ウルトラ」に続く恋人役共演。クリスティン直近作「【映画評】アリスのままで」は結構よかったので彼女の前作=日本でロケした「ロストエモーション(Equals)」劇場公開楽しみに待っていたのですが、東京&大阪の「未体験ゾーン」限定公開〜事実上DVDスルーの模様で残念。もうすぐ公開される主演作「パーソナル・ショッパー」は超絶面白いという噂なので楽しみ。

肝心の内容はいつものウッディ・アレン節なので無問題。しばき隊が激怒しそうな相変わらずのユダヤ諧謔ネタてんこ盛り。実に音楽が良かったです。



満足度(5点満点)
☆☆☆

改めてウッディ・アレン監督作ディスコグラフィ拝見しまして、当ブログ風に最近の作品を序列付けるならこんな感じです。とはいえ最下位の作品でも☆3つですが。前も書いたけどウッディ・アレンと女の趣味が合致しているんですよね。彼と違ってロリコン気はないけど。

1.ブルージャスミン(ケイト・ブランシェット)
2.それでも恋するバルセロナ(レベッカ・ホール/スカーレット・ヨハンソン/ペネロペ・クルス)
3.ミッドナイト・イン・パリ(レイチェル・マクアダムス)
4.マジック・イン・ムーンライト(エマ・ストーン)
5.ローマでアモーレ(アレッサンドラ・マストロナルディ/ペネロペ・クルス)
6.カフェ・ソサエティ(クリスティン・スチュワート/ブレイク・ライブリー)
7.教授のおかしな妄想殺人(エマ・ストーン)

ウッディ・アレン作品を意識して観たのは「アニー・ホール」辺りが最初でして、かれこれウン十年の付き合い。腐れ縁みたいなものなので、監督が力尽きるまで公開されれば映画館に足を運ぶ所存です。次回作「ワンダーホイール」はケイト・ウィンスレット主演だそうで、彼女も大好きな女優さんなので楽しみ。死なない程度にこれからも頑張って下さいね!

「とにかく偉大な映画を作りたい」ウッディ・アレン監督の創作意欲の源泉は? : 映画ニュース - 映画.com

[映画.com ニュース]ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーブ・カレルが顔をそろえた「カフェ・ソサエティ」を手がけたウッディ・アレン監督の日本のファンに向けたメッセージ映像が、公開された。



1930年代のハリウッド黄金時代を舞台に、世間知らずの青年が2人の女性との恋を通して成長していくさまを描く本作。アレン監督は「とてもグラマーで、ものすごくロマンチックで、そしてエキサイティングな1930年代のハリウッドが舞台の映画だ。ニューヨークも舞台になっている。美しい女性が登場し、ギャングスターが登場し、映画スターが登場するんだ」と魅力を語っている。

本作の着想については、まず30年代を描く、という考えが念頭にあったという。「僕が生まれた時代だからすごく意味のある時代なんだ。だからこれまでにも『ラジオ・デイズ』でも描いてきた。すごく楽しい思い出がたくさんあるんだ。30年代のニューヨークというのは大恐慌の直後だったから、困難な時代だというのはわかっているんだが、そこには豊穣(ほうじょう)なナイトライフがあったんだよね。それをこの映画で描きたいと思ったんだ」。

コンスタントに作品を発表しているが、製作スタイルについて「物語を書くときは、そのときに自分に浮かんだものがよい物語だと思えたり、全体として成立すると思えたら、それを脚本にするんだ」と明かす。「『ブルージャスミン』にしても、あのとき偶然思いついたものだった。それが何であれ、そのとき思いついたものがよい物語になりそうだと思えたら、そして書くのがそれほど難しくもなくて、始まりがあり、中盤があり、それが面白いと思えるようなもので、よいエンディングが書けそうだ、と思ったら脚本を書くんだよ」。

簡単そうに語るアレン監督だが、豊かなイマジネーションと尽きることのない創作意欲があってこそ。アレン監督は「とにかく偉大な映画が作りたいんだ。偉大な映画を作るというのは、それだけでチャレンジだからね」と熱い思いを吐露。「偉大なるコメディでも、偉大なシリアスな映画かもしれない。だけど、いつだって、完璧な偉大な映画を作りたいと思って作っているんだ。でも失敗する。だから、毎回また挑戦する。それがずっと続いている。僕が延々と映画を作り続けているのは、それが理由だよ」と表現者魂を見せつけた。

現在のスケジュールについても言及し「今、『Wonder Wheel』が作り終わったところで、(2017年の)秋に公開する予定だ。ケイト・ウィンスレットが主演して、ジャスティン・ティンバーレイクが出る。それで8月の終わりには、ニューヨークで新作の撮影を開始する。その映画のキャスティングはまだやっていないが、脚本は書き終わっているんだ。だから今、8月の終わりから9月、10月に、ニューヨークのマンハッタンで撮影するための準備をしている。その次ももう考えているよ。今準備をしている作品の脚本はもう書き終えているわけだから、9月に撮影を開始するまで時間があるんだ。だから、撮影が開始するまでの間に、次の作品の脚本を書き終えるかもしれない」とまだまだ映画作りに没頭している様子を見せた。

「カフェ・ソサエティ」は、5月5日から全国公開。

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(9)映画 
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コメント
ウッディアレン、好きだけれど
DVDを買ったのは
「誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」
だけ。。。
Posted by すしさしみんはデマに苦しんでいます at 2017年05月10日 11:40
山田洋次が85歳で、
監督じゃないけど倉本聰と山田太一が82くらい。
Posted by んんー at 2017年05月10日 11:49
>「パーソナル・ショッパー」は超絶面白いという噂なので楽しみ。

えっ?そんな噂があるんですか?IMDBのレーティングは高くないんですが...。
彼女の綺麗な裸が拝めるのは評価しますが、あまりハードルをあげないほうがよろしいかと。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年05月12日 01:42
IMDB 6.3か。なんか勘違いしていたのかも
これからのお勧め教えてよ
直近は17モンスター、マンチェスターバイザシー、スプリット、未来よこんにちは、20センチェリーウーマン、メッセージは観に行く予定です
洋画ばっかりやなぁ..


Posted by bob at 2017年05月12日 07:54
「メッセージ」しか観てないけど、これはお勧め。
ちょっと哀しい話だけど、謎めいた展開が回収されてスッキリするところがパーソナルショッパーとは対照的。良作です。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年05月12日 09:18
ありがとうございます!
Posted by bob at 2017年05月12日 09:41
本日「カフェ・ソサエティ 」を観ました。
ジェシー・アイゼンバーグは好きです。
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」はイマイチでしたが、「エージェント・ウルトラ」と「ソーシャル・ネットワーク」は好きです。
クリステン・スチュワートに関してはこの作品がいちばん好きです。
ブレイク・ライブリーは主演の「ロスト・バケーション」よりも今作の方が魅力的でした。
明日は「スプリット」を観ます。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2017年05月15日 21:59
スプリットは既に観ましたので、近々映画評書きますよ
Posted by bob at 2017年05月15日 22:35
本日「スプリット」を見ました。
例によってシャマラン監督がどこに出演しているのか探すのが楽しみでしたが、あまりにも堂々と出演していて拍子抜けでした(笑)
2019年公開予定の次回作が楽しみですね。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2017年05月16日 20:42
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