2017年03月17日

【映画評】愚行録

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愚行録 (創元推理文庫)
愚行録 (創元推理文庫)

バラバラなパズルのピースを繋ぎ合わせる展開は、読売新聞ステマ提灯記事並びに「2016年度実写映画観客動員No.1」という映画史に残るフェイク広告で観客を幻惑した珍作「怒り」の上位互換。
日本アカデミー賞最有力「怒り」が失敗しないワケ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
スクリーン数半分以下のアニメ「聲の形」に惨敗した爆死映画「怒り」 苦渋の屁理屈広告掲出

映画『愚行録』公式サイト

イントロダクション
あなたが日常で交わす何気ない会話や人のウワサ話、人間関係における秘められた羨望、嫉妬、見栄、駆け引き。無意識に積み重ねられる愚行の数々には、観る者自身の生き方が問われ、極限まで人間性が試される。決して先を読むことのできない展開に、仕掛けられた3度の衝撃。誰が真の被害者で誰が加害者なのか?SNSに翻弄され、本音が見えない現代社会に一石を投じる未だかつてない戦慄の群像ミステリーが誕生した!

ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による第135回直木賞候補作「愚行録」の映画化に、妻夫木聡、
満島ひかりをはじめ、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満ら日本映画界を牽引する豪華実力派俳優が集結。
日本から唯一の長編実写作品として第73回ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門で正式上映されるなど、鮮烈な長編映画監督デビューを果たした石川慶。原作者自ら、映像化不可能と言わしめた著作を脚本家・向井康介が巧みに構成し、ポーランドの撮影監督ピオトル・ニエミイスキが圧倒的な映像美と構図を織りなす。そして、気鋭の作曲家・大間々昂の流暢な音楽が作品に繊細な抑揚を創りだした。日本映画史に挑むエンターテインメントの新境地がここにある。

ストーリー
エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向たこう一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中
(妻夫木 聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。

殺害された夫・田向たこう浩樹 (小出恵介) の会社同僚の渡辺正人(眞島秀和) 。 妻・友希恵 (松本若菜) の大学同期であった宮村淳子 (臼田あさ美) 。 その淳子の恋人であった尾形孝之 (中村倫也) 。そして、大学時代の浩樹と付き合っていた稲村恵美 (市川由衣) 。

ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして、証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子 (満島ひかり) が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ――。




【映画評】葛城事件」の数倍胸くそ悪い作品でした。で、ウィキペディアに「葛城事件」も「愚行録」も項目ありません。内容では凌ぐも、告知という点では金満映画「怒り」との格差が酷い。「【映画評】湯を沸かすほどの熱い愛」中野量太監督同様、石川慶さんも商業作品初監督だそうで、昨年話題となった深田晃司さんや西川美和さんへ追いつけ追い越せですね。作風似ているし。

演出的なエログロ描写は殆どなく、上質なホラー映画同様、セリフと演技の行間から観客が妄想するしか術がないのですが、それが気持ち悪さを加速。収監された満島ちゃんが見る悪夢=東京熱シーンといい、秘密って大好き=本当の父親といい、実に気持ち悪い。つまり冒頭のバスシーンからそういうサイコパス性を暗示していたんだ。どうせならR-18版が観たかったですね。そういうの厭わない俳優さんばかりだし。

折角なので難点を申し上げますと脇役の方々(臼田あさ美=市川由衣=松本若菜)(中島倫也=眞島秀和)の容姿がよく似ていまして、誰が誰なのか分からず混乱する点が多々。特に臼田あさ美さんは何度拝見しても顔と名前が全然一致しません。観客を混乱させる演出だったとしてもあまり意味がないような。

妻夫木くんは感動ポルノ映画「怒り」でも我関せずで別次元の好演でしたね。自分で書いた怒りの「怒り」映画評読み返したら、妻夫木、綾野剛、すずだけは褒めていた。

【映画評】怒り

妻夫木さんと綾野剛さんベロチューしながらの熱演、実にあっぱれでしたが、女性陣は何やってるの?「顧客の要求に全て応じることで有名な風俗嬢」がおっぱいもなし、キスもなし。宮崎あおいの演技絶賛とか意味が分からん。マグロ女優やん。

タラレバで申し上げますと「広瀬すずパート」だけに絞って作り直したら作品としては面白かったかもしれません。とはいえすずちゃん演技よかったですが、ここも脚本グダグダ。

ということで李相日も園子温並に糞の役にも立たない大先生監督に昇格したのが分かって参考になりました。同時期に公開中の「君の名は」「聲の形」が1800円なら、本作は80円程度の価値です。

満島ちゃんですが、出演テレビドラマは若者たち、ごめんね青春、ぴょん吉、トットてれび、月9いつ恋、江戸川乱歩、そして今話題のカルテットと高位安定。但し主演映画は前回好演した「【映画評】駆込み女と駆出し男」より2年振り。作品を吟味しているのかテレビドラマに軸足掛けているのか存じませんが、映画出演ペースが落ちているのが気になります。

ということで、お互いに演技も青臭かった「【映画評】悪人」以来の妻夫木vs満島ひかり、見事な共演でした。悪人は樹木希林さんや柄本明さんの個人プレー映画だからね。李相日ねぇ。

そうそう。彼女をシェアする「別れさせ屋」描写は今話題騒然のミーシャ・バートン事件みたい。
ミーシャ・バートン「私はリベンジポルノの犠牲者」 Hテープ流出回避なるか? - エキサイトニュース(1/3)

ちなみに接近禁止命令が元交際相手2名に下った理由は、「この親密な行為をおさめた写真やビデオを持っている可能性があるのはこの2名のみだから」とのこと。うち1名とは昨年10月に交際したものの長くは続かず、破局後になりミーシャは「性交シーンやヌード、シャワーシーンなどを無断で撮られていた」と知ったという。その後にミーシャが付き合ったのはこの男の友人で、彼はミーシャに「アイツはビデオや写真のことを自慢していたよ」などと告白し、しかも小切手にミーシャの字を真似てサインした末に逮捕されている。

今回下された接近禁止命令により、男達は彼女への接近や連絡を禁じられたほか、ミーシャの裸体をとらえた画像・映像の公開、譲渡、売却、配布も禁じられたのだそう。

またこれら画像・映像の売却を試みたと報じられた人物、また購入しようとした側にも通告書を送付済みで、これらを不法に入手しようと試みれば裁判所から「撮影者の“仲介者”とみなされることになる」という。

それにしてもミーシャは、なぜ危ない男の友人と知りながら、そちらとも交際してしまったのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

満足度(5点満点)
☆☆☆☆

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