2017年01月27日

【映画評】雨にゆれる女

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大野いと 写真集 『 dear 』
大野いと 写真集 『 dear 』

青木崇高さんを役者として意識したのは昨秋放映されたドラマ「校閲」からでして、ましてや優香の旦那さんとはググるまで露知らず。主演女優の大野いとさんですが、記憶にある限り彼女を拝見するのは「あまちゃん」偽福岡市民役以来なので楽しみに臨みました。GMT48メンバーは俺たちの松岡まゆゆ以外壊滅状態でして、小野寺ちゃんもダメなの?

映画『雨にゆれる女』公式サイト

イントロダクション
別人として生きる男、その前に突然現れた謎の女。お互いを、愛してはいけないはずだった―

本名を隠し、猗單跳鮗〞という別人としてひっそりと暮らす男。人との関わりを拒む彼の過去を知る者は、誰もいない。
ある夜、突然同僚が家にやってきて、無理やり健次に女を預ける。謎の女の登場で、健次の生活が狂いはじめる。
なぜ、女は健次の前に現れたのか。そして、なぜ、健次は別人を演じているのか。お互いに本当の姿を明かさないまま、次第に惹かれ合っていくふたり。しかし、隠された過去が明らかになるとき、哀しい運命の皮肉がふたりを待ち受けていた――。

ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクー…… 映画界の名匠たちを魅了してきた音楽家・半野喜弘 渾身の監督デビュー作

パリを拠点に、映画音楽からエレクトロニックミュージックまで幅広く世界で活躍する音楽家・半野喜弘。その豊かな音楽によって、ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーなど世界の名匠たちを魅了してきた。半野監督にとって、音楽と映画は表裏一体。人間そのものや物語をより深く描くにあたり、自然と映画に挑戦しようと思うに至ったと語る。濃厚な色彩、優美な旋律、登場人物の息づかい…独自の芸術センスで現代の日本映画には稀な質感の映像を作り上げ、満を持して監督デビューを飾る。

青木崇高、初単独主演。14年前、パリ。

偶然の出会いから生まれた運命の映画。
2002年、パリ4区。まだ俳優になる前の青木崇高は、旅行中にカフェで偶然見つけた日本人に声をかけた。意気投合したその相手は、半野喜弘だった。10年後、ふたりは東京で運命の再会を果たし、『雨にゆれる女』は生まれた。
初の長編単独主演作となる本作で、青木は別人として孤独に生きる主人公を繊細な演技で体現。『るろうに剣心』三部作などで知られる豪快なイメージとはかけ離れた、今まで見たことのない顔を見せている。ヒロインは、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍中の若手女優、大野いと。健次を惑わす謎の女として大人の色香を漂わせ、新たな魅力を開花させた。

DIRECTOR'S MESSAGE
『罪』は我々が気づかぬうちに我々の人生の中に存在しています。私はこの命題を『他者として生きる』というサスペンス構造の中で、逃れられない喪失を抱えた男女の贖罪の物語として描こうと考えました。
この映画の根源的なテーマは『生きるという事は完璧なまでに不公平である』ということで、彼らが夢みたものは、我々が気にも留めないありきたりな日常であるということなのです。彼ら二人の苦しみと悲しみを通してあたりまえに存在する日常の豊かさと素晴らしさをあぶりだし、その価値を観客に伝えたいのです。

私は十数年に渡り、ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーといった才能豊かな監督達と音楽家として作業を共にし、彼らから多くの事を学ぶ一方で、私自身が欲する創作の形態が音楽のみで表現できるものではなくなってゆく過程を経験しました。私は音楽=音を創作する際に映像/色彩を想像し、映像/色彩を見た時に音楽=音を想像します。つまり、私の中でこの二つのものは表裏一体で、同じ時間軸を内包する芸術として近親関係にあるものです。そう考えたとき、私の次の目標が映画製作に向かったという事は自然な事だったのだろうと考えています。脚本を作る作業は、メロディーを紡ぐ作業のようであり、俳優/ロケ場所選びは楽器選択、演出は和声や音の配置を決める作業、編集とはリズムや緩急のようです。つまり映画全体を俯瞰し創作する事は、私にとって交響曲を作り上げる作業のように感じられるのです。

私はこの物語を映画的なフィクションとしての濃密な空間の中で描きたいと考えました。湿度を持った極めてアジア的な色彩感覚と時間の流れ、日本文化の根幹でもある簡略化された表現、それらがこの映画を独特のものにしていると確信しています。そしてそれは私自身が日本人であるということの証明でもあるのかもしれません。




感想ですが、主演の青木崇高、大野いとの演技はよく、舞台装置や撮り方もなかなかスタイリッシュな作品ではあるのだけれど話が壊滅的に面白くない。楽しみにしていた大野いと脱がないし、艶っぽいシーンもちんちんピクリともしませんでしたよ。ここまで引っ張ってエロくないってどういうこと?障害者変装とか流れ上意味ないし脚本全般が無駄に盛り過ぎ。なんか頭でっかちで残念。

映画鑑賞でどこに主眼を置くのかは人によって違って当然とはいえ、当ブログ的には一にも二にも話が面白くないとダメでなので。他は荒削りでいいんですよ。新人監督だったら尚更。なんの冗談かキメ顔で「パリを活動拠点」を売り文句にしているそうですが、コレジャナイ感に観客は首を傾げます。百恵ちゃんと三浦友和じゃあるまいし偶然巡り合った男女の出自がなんと皮肉な運命って韓流映画の劣化版。これアンチフランス映画やろ。

満足度(5点満点)
☆☆

そういう意味では本作同様、昨年映画評で「役者はいいけど台本がダメ」などボロクソ書いた「【映画評】ケンとカズ」ですが、主演の毎熊克哉さんがスポニチグランプリ新人賞を受賞されたそうで、おめでとうございます!

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コメント
粗筋読んだだけで判断すると、ストーリーに入り込めそうにない設定の無理矢理感。
Posted by あえて一言 at 2017年01月27日 16:02
青木崇高といえば「繋がれた明日」が印象に残ってるな
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2017年01月28日 02:00
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