2016年11月30日

【映画評】ジャニス:リトル・ガール・ブルー

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 

ジャニス:リトル・ガール・ブルー
ジャニス:リトル・ガール・ブルー

不細工に生まれテキサスの「反レイシスト運動」に共感したが故に誕生。活動期間僅か4年の不世出天才ブルースシンガー、ジャニス・ジョプリン。

そういう映画を今どき観に来るのは変人ばかりだろうと思っていましたが案の定、客席は樹木希林(ジャニスと誕生日数日違いのタメ)、内田裕也みたいな只者ではないお爺さんお婆さんで占拠。

しかしなんでオーティスの自伝映画ってないんだろう?当時早逝したアーティストの中ではかなり衝撃的なのに。

映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』公式サイト

イントロダクション
熱狂のど真ん中で、ただひとつの愛を探してる。ジャニス・ジョプリン、27歳の肖像。

「音楽史上最高の女性スター」と称される伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリン。ベトナム戦争や公民権運動、ウーマンリブといった反体制の波がアメリカを揺らし、アート、ファッション、文学などあらゆるカルチャーが花開いた混沌と変革の時代。その激動の真っただ中を全速力で駆け抜け、1970年10月4日、27歳の若さで逝った彼女の素顔に迫る、新たなドキュメンタリーの傑作が誕生した。

派手なボヘミアン・ファッションを身にまとい、臆面もなく「私だけを愛して!」としゃがれた声で高らかに歌う彼女の奔放な生き様は、世界中の若者たちを熱狂させ、自分らしく生きたいと願うあらゆる世代の女性に勇気を与えた。そして、マドンナ、ピンク、シンディ・ローパー、エイミー・ワインハウス…など、後の女性アーティストにも強烈な影響を及ぼし、没後半世紀を経た今も20世紀のポップ・ミュージック史における不滅のアイコンであり続けている。未公開映像を含むライブでの圧倒的な存在感や、名曲「サマータイム」のレコーディング中の異様な熱気、バックステージでの愛嬌たっぷりのおどけた表情など、その鮮烈な姿は観たひとすべてを魅了せずにはいられない。

今も人々を魅了してやまない伝説に包まれた生涯。ひそかに書き綴られていた手紙が開封され、今、等身大の「ロックの女王」が私たちの前に現れる——。

本作を監督したのは、『フロム・イーブル〜バチカンを震撼させた悪魔の神父〜』('06)がアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた気鋭の女性監督エイミー・バーグ。ジャニスが亡くなった年に生まれたというエイミー・バーグは、彼女を探す旅に出る。なぜ彼女の歌はこんなにも多くの人の心をつかむのか。なにが彼女をそこまで駆り立てていたのか。死の間際、やっと見つけた本当の幸せとは―—。

遺族の全面協力のもと、家族や恋人に宛てしたためられ続けていたパーソナルな手紙の数々を開封。伝説に閉ざされていた扉が開き、今まで聴こえなかったジャニスの声が少しずつ聴こえはじめる…。容姿に対するコンプレックスを抱え、友だちが出来ず悶々と過ごした故郷テキサスでの少女時代。自分の居場所を見つけるため、放浪の旅をつづけた青春時代。そして、サンフランシスコで出会った仲間と過ごした嵐のような日々。孤独におしつぶされそうな夜を何度も越えて立ったステージで「あなたの悲しみは全部わかっているわ」と歌うジャニス。そのパワフルな歌声はきっと、今日を生き抜く元気と、明日を夢見る勇気をくれる。




エイミー・アダムス×ダラス・バイヤーズ・クラブ監督のジャニス自伝映画はポシャったんでしょうか?楽しみにしていたのですが。本作は完全ドキュメンタリーでして、逝去後日が浅い「【映画評】AMY エイミー」とは違いなんか「歴史の勉強」(昭和45年没)みたいな感じは否めず描写もジャニスの表層的な部分に偏っているので、スクリーン越しの感情的にはエイミー映画と違いヒリヒリする迄はありません。

ジャニス独特の反復シャウトですが、SF在住時に酔っ払って観たオーティス・レディングを模倣したそうです。そのオーティスのフィルムも少し挿入されますし、ジミヘンやジョン&ヨーコなどもあり。(列車に乗っていたのはジェリー・ガルシア?)奇声シャウトについては、高いキーが出ないので奇声で穴埋めしていた由。当時は「アレサの劣化コピー」と散々叩かれていたそうです。同じ女性ブルースシンガーだから似ちゃうのは当然といえば当然なんですが。

ぶっちゃけジャニスの人となりにはさほど興味がなかったので「cry baby」作品の背景も今回初めて知りました。リオで知り合った彼氏とそのまま結ばれていたら間違いなく「Pearl」は完成していたでしょうし、その後の音楽の歴史も大きく書き直されたでしょうね。覆水盆に返らず。



テキサス大学「ブサメン(オンナじゃなくオトコ)」コンテスト1位とか、今だったらクリントン支持者からポリコレ棒で叩かれまくりの筈。高校の同窓会シーンも酷い。死因は別としても、亡くなったのはこの同窓会の直後。

しかしこれだけ男女問わずお相手をとっかえひっかえセックス三昧だったのに懐妊しなかったのでしょうか?ピル飲んでいたのかな。ジミヘンもジャニスも子孫は残せませんでしたが、ジョン・レノンやボンゾを見る限り、こういう音楽才能の優性遺伝は無理っぽいですね。俳優だったらリヴ・タイラーなどいますが音楽家は稀。

ということで次に観るべき音楽ドキュメンタリー映画は新春公開の「Jaco」ですよ。奥さん。
SRVも観たいですね。誰か作ってよ。

満足度(5点満点)
☆☆☆

【関連エントリー】
製作中の「ジャニス・ジョプリン ドキュメンタリー映画(仮題:ジャニス:リトル・ガール・ブルー)」2014カンヌ国際映画祭で公開販売
【ジャニス・ジョプリン(享年27)】〜You are what you settle for〜(あなたが妥協すればあなたは妥協レベルに堕ちる)生前最後の失われたインタビュー発見される

ジャニス:リトル・ガール・ブルージャニス:リトル・ガール・ブルー
ジャニス・ジョプリン

SMJ 2016-07-26
売り上げランキング : 39164

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
PEARLPEARL
JANIS JOPLIN

COLUM 1999-09-02
売り上げランキング : 4132

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Cheap ThrillsCheap Thrills
Janis Joplin

Sony 1999-08-31
売り上げランキング : 16766

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Posted by kingcurtis 固定リンクComments(5)映画 | 音楽
Edit








コメント
JACOもう今週末の公開なのか!
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年11月30日 11:46
以前他のドキュメンタリーを見たとき
同窓会シーンは見なければ良かったと思いました
Posted by セクスィー平和台 at 2016年11月30日 12:07
だみ声で歌も下手、顔も不細工、スタイル悪い、、、でも魅力があるんだよね。
なんでだろ?
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年11月30日 13:11
Aretha Franklin は先日行われたNFL感謝祭試合前に
国歌を5分にわたって弾き語り、健在ぶりを示しました。
お元気そうでなによりでした。
Posted by すしさしみんはデマに苦しんでいます at 2016年11月30日 13:42
俺はやっぱりジュデー・シルでいいや。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年12月01日 04:13
  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。