2016年10月28日

【映画評】永い言い訳

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永い言い訳 (文春文庫)
永い言い訳 (文春文庫)

宇田川先生インクルード。予告編しか観てなかったけどまさかこういう映画とは。ずるいなぁ。
当ブログ、2016年の実写邦画No.1は本作とリップヴァンウィンクルで甲乙付けがたい感じとなりました。どちらも黒木華というのが特徴的。年内上映の実写邦画で本作を上回る可能性があるのは「海賊」程度?

映画『永い言い訳』公式サイト

イントロダクション
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・

ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった。観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。
『おくりびと』以来7年ぶりに主人公・幸夫を演じるのは、『日本のいちばん長い日』で賞レースを席巻した本木雅弘。イメージを大きく覆す新境地に挑み、歪んだ自意識とコンプレックスに溺れるタレント小説家を人間味たっぷりのチャーミングな人物に見事に昇華させた。陽一にはミュージシャンの竹原ピストルを抜擢、幸夫の妻に深津絵里、さらに、池松壮亮、黒木華、山田真歩など贅沢な共演陣が、緊張感と豊かさをスクリーンに焼き付ける。約1年の撮影期間を経て成長を遂げていく子役たちの予測不能な演技にも魅了される。原作・脚本・監督を手掛けたのは、『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』に続くオリジナル脚本を書き下ろし、本作の原作で直木賞候補となった西川美和。自ら集大成と語る通り、卓抜したストーリーテリングと強烈な心理描写が研ぎすまされ、かつてない優しさと希望にあふれた、「感動作」となった。観る者は、いつしか物語に深く入り込み、主人公たちとともに悩み、迷い、そしてたしかな幸福感に涙するだろう。




衣笠さんは今現在、日本シリーズ解説で大活躍中。
竹原ピストルさんは「私の男」の二階堂ふみ父か。もっくんはSCOOPで演じ損なった福山雅治の完成形。黒木華は露出控え目ながらきちんとしたセックスシーンが演じられるようになったんですね。

西川美和監督作品、初めて拝見しましたがなんか凄いですね。女性なのになんで男ゴコロが分かるの?濃厚な実体験がバックグラウンド?

その初めて鑑賞した西川作品となる本作ですが、本がいいのか、演出の腕がいいのか、俳優がいいのか、全部いいのか、最近劇場で観たうんこ邦画諦観が綺麗にデトックスされました。ラスト間際の電話シーンは落涙。もっと西川美和さんの作品が観たいです。「もう愛していない。ひとかけらも」の主体は誰?何十年もお互いに恋愛感情を持続し続けるのがあるべき夫婦関係なの?その辺の万能処方箋があれば、とかく社会問題化しているネグレクトもシンママ難民もセックスレスも解決できるのに。

監督ともっくん。

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本作の西川美和監督、「聲の形」山田尚子監督、「裸足の季節」デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督、共に「弱い男性」を描く女流監督の映画作品がみな凄いですね。 三作品すべて当ブログ映画評では5点満点というのも偶然でなし。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
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コメント
先週、カミさんと見ました。
TOHOシネマズ西宮OSは8割くらいの客入りでした。
本木雅弘は「おくりびと」でヒロスエと
今作で黒木華とまぐ合う場面が印象的でした。
この作品は子役がかわいかったです。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2016年10月28日 11:47
本当に本当にいい映画でした。
やっぱり邦画が大好きと確認できた映画でした。
もっくん、ありがとう。
Posted by 昭和の別嬪 at 2016年10月28日 20:04
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