2016年07月30日

【映画評】シン・ゴジラ

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シン・ゴジラ【オリジナル・トートバッグ付き】 (e-MOOK)
シン・ゴジラ【オリジナル・トートバッグ付き】 (e-MOOK)

初日に鑑賞しました。一緒に行ったお嬢さんが「怖い怖い」と言っていましたが怖いか?

映画『シン・ゴジラ』公式サイト




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本編前に劇場CM流れていましたが、福岡オリジナル仕様?



ゴジラ展−大怪獣、創造の軌跡

踊る大捜査線状態や野村萬斎仕様など、事前情報が飛び交っていましたのでそういう意味では新鮮さがなかったのが残念。エンドロールでKREVAさん拝見しましたが「進撃の巨人」同様、どのシーンにご出演されていたのかさっぱり分からず。しかし自衛隊並びに官庁関連の協力クレジットは迫力ありました。

ゴジラで育った世代が咀嚼したゴジラパロディ映画。というのが的確かと思われ、最近ハリウッドで流行っている過去の名作トリビュートと同じ流れに含んで宜しいかとと思われます。ぶっちゃけると「巨神兵東京に現わる」商業版。

エヴァンゲリオン 公式サイト

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』及びゴジラ新作映画に関する庵野秀明のコメント
2015.04.01

我々は、何をまた作ろうとしているのか。
そして何故、空想特撮映画を作る事を決めたのか。


2012年12月。エヴァ:Qの公開後、僕は壊れました。
所謂、鬱状態となりました。
6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした。

明けた2013年。その一年間は精神的な負の波が何度も揺れ戻してくる年でした。自分が代表を務め、自分が作品を背負っているスタジオにただの1度も近づく事が出来ませんでした。
他者や世間との関係性がおかしくなり、まるで回復しない疲労困憊も手伝って、ズブズブと精神的な不安定感に取り込まれていきました。

その間、様々な方々に迷惑をかけました。
が、妻や友人らの御蔭で、この世に留まる事が出来、宮崎駿氏に頼まれた声の仕事がアニメ制作へのしがみつき行為として機能した事や、友人らが僕のアニメファンの源になっていた作品の新作をその時期に作っていてくれた御蔭で、アニメーションから心が離れずにすみました。友人が続けている戦隊シリーズも、特撮ファンとしての心の支えになっていました。

同年11月。鷺巣詩郎氏のPV制作をヒントにアニメの短編集企画を思い付いたのも、なんとかアニメの面白さを今一度、体感し、アニメが好きだった事を今一度、確認し、アニメの現場に戻る拠り所を今一度、切望したかったからです。それと、エヴァの制作で疲弊していたスタッフやスタジオにも、エヴァ以外の新企画が必要と感じたからでした。この試みは、日本アニメ(ーター)見本市として現在も継続し、やって良かったと実感しています。

2014年初頭。ようやくスタジオに戻る事が出来ました。それから、1年以上かけた心のリハビリにより徐々にアニメの仕事に戻っています。同年10月に行われた東京国際映画祭の特集企画で、高校時代から自分の作ってきた作品を、素直に振り返れた事も幸いしました。

そして、2015年。旧エヴァの放送から20年後の今、すでに2年以上もお待たせしている、シン・エヴァンゲリオン劇場版の完成への実現に向けた作業も、なんとか進められています。
僕の周囲の方々、そしてアニメファンの皆様が、再び完結に向かうというモチベーションを支えてくれているからです。本当に、感謝します。
そして、皆様から、シン・エヴァの公開まで今しばらくの時間をいただければ、幸いです。

と、同時に今は、空想特撮映画を形にする作業も行っています。
始まりは、2013年1月末でした。

東宝の方から直接「ゴジラの新作映画の監督をお願いしたい」と、依頼を受けました。
精神的にも不安定でしたし、「無理です。エヴァもあるし、出来ませんよ」と、その場は固辞しました。
が、東宝の誠意と盟友樋口真嗣監督の熱意に心が動かされ、
同年3月、監督を引き受ける事にしました。

過去の継続等だけでなく空想科学映像再生の祈り、特撮博物館に込めた願い、思想を具現化してこそ先達の制作者や過去作品への恩返しであり、その意思と責任の完結である、という想いに至り、引き受ける事にしました。
今しか出来ない、今だから出来る、新たな、一度きりの挑戦と思い、引き受ける事にしました。
エヴァではない、新たな作品を自分に取り入れないと先に続かない状態を実感し、引き受ける事にしました。

同年5月、作品として描きたい、描くべき主題を決めました。
そして同年6月、G作品メモという企画書を東宝に提出、プロット等の作成を開始。

ゴジラが存在する空想科学の世界は、夢や願望だけでなく現実のカリカチュア、風刺や鏡像でもあります。現在の日本でそれを描くという無謀な試みでもあります。
正直、世界資本に比べると制作費も制作時間も極端に少ない日本の現場で、様々な内容面に関する制約の中で、果たしてどこまで描けるのかはわかりません。

ただ、映画としてのプライドを持ち、少しでも面白い映像作品となる様に、本作もシン・エヴァも全力で作っていく事が、今の僕に出来る事だと思って作業を進め、映画の方向性や脚本内容等で紆余曲折あり、現在に至っています。

制作者が何を書いても言い訳にしか過ぎず、善意と悪意の前に晒される事態を重々承知の上で、こんな時代のこの国で日本を代表する空想特撮作品を背負って作る、という事を少しでも理解していただけたらという願いから、拙文を寄せています。

最後に、自分を支えてくれる周囲の人々と、作品を支えてくれているファン・観客の皆様の御蔭で再び、映像が作れる、という事に改めて感謝します。

ありがとうございます。
監督・プロデューサー 庵野秀明

炎の吐き方は斬新でしたね。コアなネタバレは避けますがシールズが登場したのは想定外。しばき隊や有田芳生先生は残念ながらいませんでした。

311を経験した日本人にしか分かり得ない襞みたいな空気感を映像化したい気持ちはよく理解出来ます。そこの壁の乗り越えを園子温は失敗。自分探しの旅に出掛け行方不明になったのは周知の通りですが、庵野さんは上手く展開していますね。それでも中盤の石原さとみ嬢が「本国に帰国命令」辺りから「ヤ○マ作戦」までの中弛みに睡魔で記憶が飛び飛びになりました。災害ネタ基調に異論はありませんが、「パシフィック・リム」に血沸き肉踊った想いを忘れないでみたいな。

しかし音楽はよかったよね。とりあえずどの作品か不明ながら曲自体は全部知っていたけど、それも日本のソウルフードならぬ、ソウルサウンドなのかな。ゴリ押ししたエヴァの曲も亦然り。ということで、菅直人や枝野が実名で大活躍する「太陽の蓋」も観に行こう。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(7)映画 
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コメント
怖い怖いと言って楽しんでいる女子が怖い。
>シールズが登場
そのネタバレで充分な傑作アピールですぞbob殿。
>太陽の蓋
このサイトで存在を知った作品だけど漏れ聞こえてくる内容がちょっと微妙‥
Posted by 五月雨祭 at 2016年07月30日 13:57
壮大な防災映画だったよ。近々やってくる大地震や有事に覚悟はできているのか、日本人!!みたいな映画だったと思うけど。と、同時に日本はいつも破壊から立ち上がってきたんだっていう希望の映画。まあ、現政権を念頭につくられたと思われますが、民主党政権シナリオでも見たい気がする。すごい絶望の映画になると思うけど。
日本人にとってゴジラは天災みたいなもので、好む好まざるにかかわらず付き合っていかなくてはならないわけで。思えば、かつての日本人って、原爆の災禍もそうやってのり越えてきたんだよね。
ハリウッドゴジラとは背負っているものが違う。

>怖いか?
ゴジラが最初に姿を現したときはちびりそうだった。だめだ、あれは生理的に怖い。
Posted by hanachan at 2016年07月30日 17:57
会議ばっかりの映画だったけど不思議な事に野党描写が全く無かったのがちょっと可笑しかった
テンポが悪くなるからオミットしたんだろうけど。

あとヤ○マ作戦なんてでっかいネタバレ書かんといて!
Posted by LICCA at 2016年07月30日 20:37
訂正しました
Posted by bob at 2016年07月30日 21:00
今日観てきました
ゴジラのデザインは賛否あるもののビジュアル的には合格
ストーリーはある程度予想してたとは言えデザスター映画そのもの
いい加減怪獣を災害のメタファーと捉える作劇は止めたらどうなんだろ
通り一遍の底の浅い原子力批判もアリバイ臭プンプン
まぁ庵野カントクも念願のゴジラ映画を撮れたので思い残す事も無いでしょう
後はシン・ヱヴァンゲリヲンに全力投球してくれるよね?
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年07月30日 21:39
よく聞き取れなかったんですがシールズもどきはなんて叫んでたんですかね?
ゴジラを殺せ?ゴジラを生かせ?
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年07月31日 08:49
石原さとみのルー大柴っぽい英語交じりの日本語で終始バカっぽい演技なのが笑えました。
全体として踊る大走査線ぽいエヴァンゲリヲンでした。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2016年08月31日 21:46
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