2016年06月22日

【映画評】帰ってきたヒトラー

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帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)
帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)

かなり高度なポリティカルジョーク映画でした。そんなに難しく考えなくても面白い。
ヒトラー解釈論は様々ありますが、例えばヒトラー的な定義を「体制への欲求不満が臨界点を超えた民意の具現化」に求めるなら、今日本で一番ヒトラーに近いのは奥田愛基だよね。



映画『帰ってきたヒトラー』公式サイト

イントロダクション
歴史上〈絶対悪〉であるヒトラーが現代に甦り、モノマネ芸人と誤解されて引っ張り出されたテレビの世界で大スターになるという大胆不敵な小説が2012年にドイツで発売。絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げた。その世界41カ国で翻訳、権威あるタイムズのベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた問題小説が、まさかの映画化!ドイツではディズニーの大ヒットアニメ『インサイド・ヘッド』を抑えて第1位を獲得した。
主役を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優。ヒトラーに扮した彼が街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブシーンを盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは違う予測不能な結末は、一大ブームを巻き起こした。

ストーリー
ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?「不謹慎なコスプレ男?」顔が似ていれば、「モノマネ芸人?」。
リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。
自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演は、ユーモラスで真理をついていると話題になり、大衆の心を掴み始める。しかし、皆気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた〈ホンモノ〉で、70年前と全く変わっていないことを。
そして、天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを―。

プロダクション・ノート

既に売れていた映画化権を勝ち取ったプロデューサーたち
2012年10月、フランクフルト・ブックフェアで、ティムール・ヴェルメシュの小説「帰ってきたヒトラー」を知ったプロデューサーのラース・ディートリヒは、製作パートナーのクリストフ・ムーラーに、「今ある計画は全部忘れてほしい! 『帰ってきたヒトラー』の映画化に専念しよう」と持ち掛ける。ディートリヒのあまりの興奮に、ムーラーは「僕もその本を見たが、映画化権は随分前に別の製作会社に買われているはずだと水を差さねばならなかった」と振り返る。

だが、ディートリヒは諦めなかった。翌日、ムーラーは発売元のアイヒボーン出版に電話をかけて、「映画化権はすでに売却されているでしょうが、我々のアイデアをお話しすべきだと思いました」と告げた。その時のことをムーラーは、「わずか一晩でコンセプトを決め、マーケティング戦略を練った。数週間後、ヴェルメシュと出版社の経営陣が話し合い、結局私たちが権利を落札した」と語る。

ヒトラーを真正面から笑い飛ばす初めてのドイツ映画
最高に難しかったのは、一人称で書かれた400ページの小説を、どうやって映画にするかだ。ヴェルメシュはこう語る。「“誇大妄想狂で情緒不安定”でありながら、一方では“チャーミングで礼儀正しく柔軟性のある”リアルなヒトラーを小説で描きたかった。多くの人々は、人を洗脳して魔法をかける怪物としてのヒトラーを見たがる。でもそういう悪魔化は、彼が大衆を巻き込むほど友好的で、賢く魅力的だったからこそ、政界での台頭やホロコーストが可能だったという事実を隠してしまう。」

そんな原作の精神を、映画にも引き継ぐことをヴェルメシュに約束したプロデューサーたちは、脚本開発の初期段階から関わることのできる監督を探した。その結果、デヴィッド・ヴェンドが最も興味深いヴィジョンを持っていた。彼はヒトラーを街頭に送り出し、フィクションにドキュメンタリーを融合させようとしたのだ。「現代にヒトラーが現れたらどうなるのか?この疑問に対する答えを得るには、この手法しかなかった。何かを主張するには、リアリティが大切だと思ったんだ」とヴェンド監督は説明する。

現実にヒトラーを解き放つという映画オリジナルのアイデア
誰もが抱くだろう、ヒトラーを笑っていいのかという疑問に対して、ヴェンド監督はこう答える。「いいんだ。だけど、その方法に成功がかかっている。まるで綱渡りだよ。『チャップリンの独裁者』のように成功を収めた作品もあるけれど、ヒトラーを題材にしたすべてのコメディが自動的に笑えるわけではない。大切なのは、ヒトラーの行為や犠牲者たちを笑いの種にしてはいけないということだ。しかし、ヒトラーを常にモンスターとして描くと、民衆が負うべき責任を軽んじることになる。そもそもユダヤ人の迫害を可能にしたのはドイツ国民だ。自ら進んでヒトラーに投票する民衆がいなければ、彼が政権を握ることはなかったはずだ。私たちは映画の力を借りて、ユーモラスな方法で、ヒトラーに身の程を思い知らせてやることができる。ヒトラーを一人の人間として描くことで、ナチスを台頭させた原因を映し出すことができるんだ。」

ムーラーは、「素晴らしい格言がある。“もしヒトラーに打ち勝ちたいなら、彼を笑い飛ばす勇気が必要だ。”これまでヒトラーについて描いた、一番面白くて最も無政府主義的で、評価が両極端に分かれるような風刺劇は海外で製作されたものだった。でも、そういう映画がドイツでも作れることを、世界に示す時が来たんだ。」

リアルなヒトラーを生み出すための「無名の名優」探し
主役のキャスティングは、干し草の山から針を探すようなものだった。この年齢層で、ほとんど知られていない優れた俳優を見つけるのは簡単なことではない。プロデューサーたちは様々な舞台を観劇し、遂にウィーンのブルク劇場でオリヴァー・マスッチを見つけた。「正直、驚いたよ」とマスッチは振り返る。「顔も似ていないし、身長も193センチと高すぎる。でも、彼らは是非会いたいと言うんだ。だから、僕はYOUTUBEでヒトラーの演説をいくつか見て、彼の話し方を練習した。」最初のオーディションのことを、ヴェンド監督はこう説明する。「彼が独特な解釈で演じたヒトラーには説得力があった。何度も笑ったが、次の瞬間にはゾッとした。そういう人間としての厚みが、この役にはとても大切だと思った。」

撮影前には、マスッチに正確な外見が与えられた。2時間かけて、人工の鼻、目の下の隈、口周りのしわ、口髭が付けられた。




基本、無理に笑わせるシーンは少ないですが、終盤、例のシーンのパロディが始まり、場内クスクス笑い。あのシークエンスって日本の動画パロディ文化が起源なんですよね?

真面目な話、本作は ×独裁政権の危険性を啓蒙する映画 ○民主主義の危険性を啓蒙する映画

過去から現在の民意(富を独占するユダヤ人→福祉を独占するイスラム系移民)を踏み台に民主主義に内在する瑕疵を問う映画なのですが、麻生さんの「ヒトラーの手口を学んだらどうか」発言で集団発狂した民進党、社民党、共産党の先生方の操り人形であられるシールズ脳にはさっぱり理解出来ない映画だと思われます。ファシズムと民主主義は対義語ではないし、中国共産党や朝鮮労働党に陶酔しつつ、数の多寡で民意を量るアベシンゾーを許さない!って怒っている奥田愛基先生が嬉々と唱える民主主義ってなんだ?
共同通信が全世界へ猛烈ご注進!「麻生副総理がナチスの手口を学び改憲すると妄言!」中韓メディア並びに日経・読売が狂乱報道!
共同&読売捏造報道で爆釣!「麻生副総理のヒトラー讚美」報道で世界最大の圧力団体サイモン・ヴィーゼンタールを釣り上げる!

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【2014年総選挙】日刊ゲンダイ超火病速報「民主主義が終わった!これはマトモな選挙結果ではなくアベシンゾーによる国家乗っ取りだ!クーデターだ!あのナチス・ドイツの再来だ!」
シールズ女子「民主党→共産党と共闘(社会主義)、民主党→SEALDsの皆さんとも共闘(民主主義ってこれだ)、民主党→なに主義目指してるの?」
【2014年総選挙】民主主義は終わった?朝日新聞&新華社通信が議会制民主主義否定で共闘「民意は数の多寡で決めるものではない」「投票率が低いので民意を反映していない」
【戦争法案騒動】野党推薦弁護士「法案を通せば単なる多数決主義で民主主義ではない」朝日新聞「政治を決めたきゃ選挙に行けとか、行動より学問、教養だといった言説の空虚なことよ」
しばき隊作家「投票棄権者が自民党投票者より多いことを暗喩した秀逸なインフォグラフィック!」→「この画像は秀逸」と書いただけで勝手に私の意図を憶測し反論する人がいる
カルト団体シールズ最高幹部「ろくでなし子抹殺はヘイトではない!絶対許さない!」「ろくでなし子は他者を傷付けてまで欲望を満たそうとするろくでなしのレイシスト」
めいろま「中指立てたり死ねと連呼するシールズ&しばき隊は近所迷惑」しばき隊「めいろまの気持ち悪さは南アフリカで日本人が名誉白人と呼ばれた気持ち悪さに通じる」

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(5)映画 | 戦争
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コメント
上映館少なすぎ
チラシに推薦コメント寄せてる面子見ると頭クラクラしてきます
Posted by LICCA at 2016年06月22日 11:33
俺が作ったコラ画像使ってくれたのねw
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月22日 14:52
作ったの相当前やろ?ありがとう。
Posted by bob at 2016年06月22日 14:54
チクショウメ〜!

おっぱい、ぷるんぷるん!
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月22日 20:48
「例のシーン」はナチスが月から攻める「アイアン・スカイ」でもあったけどなぁ。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月23日 00:59
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