2016年02月24日

【映画評】ディーパンの闘い

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ディーパンの闘い [Blu-ray]
ディーパンの闘い [Blu-ray]

去年のパルムドールですが正直ガッカリ。これなら「キャロル」の方が遥かによかった。当地では来週公開予定「サウルの息子」に期待します。
【2015カンヌ映画祭】妻夫木聡出演「The Assassin」コンペ部門監督賞、黒沢清監督「岸辺の旅」ある視点部門監督賞、鳴り物入りの「海街diary」恥辱の無冠

去年のJURY GRID見直しても結構低いんですね。海街ダイヤリーと同ポイント。まだ欧州のみんなが幸せだった頃の「難民同情補正」で判官贔屓評価されたのではと疑わしき今日此の頃。「難民禍」が顕在化したこのタイミングで、今年のカンヌで公開されても昨年と評価は同じなんでしょうか?

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キャロルと黒衣の刺客がトップだったんだ。昨夏、細々と公開された黒衣の刺客って面白かったの?妻夫木と忽那だよね。わたしはスルーしました。

映画『ディーパンの闘い』公式サイト


イントロダクション
本年度カンヌ国際映画祭パルムドール〈最高賞〉受賞ジャック・オディアール監督最新作
セザール賞新人監督賞を受賞した『天使が隣で眠る夜』(94)でデビューを飾り、『リード・マイ・リップス』(01)、『真夜中のピアニスト』(05)、『君と歩く世界』(12)など、発表するごとにセザール賞を多部門に渡って独占してきたフランスの鬼才ジャック・オディアール。また『預言者』(09)では、カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ、数々の映画賞を総なめにしたのも記憶に新しいところ。そして今年5月のカンヌ映画祭では、オディアールがさらなる進化を刻み付けた『ディーパンの闘い』が、コーエン兄弟、グザヴィエ・ドランら気鋭審査員の満場一致のもと、トッド・ヘインズ監督『キャロル』(15)、パオロ・ソレンティーノ監督『Youth』(15)などの話題作を抑え、最高賞のパルムドールに輝いた。

フィルム・ノワールを超えたサスペンス!愛のために闘う、パワフルな人間ドラマの傑作
サスペンスフルなフィルム・ノワールタッチを得意としつつ、そこに鋭く広く社会を見渡す視点を盛り込んで、これまでもジャンルを軽々と超えてきたジャック・オディアール。人種、宗教、移民問題に揺れる欧州の“今”を鮮やかに取り込む彼のスタイルは、現代社会の縮図を通してスリリングなドラマを紡ぎ、世界中のファンを魅了してきた。そして今回、『預言者』と『君と歩く世界』から引き継がれた“家族”というテーマを掘り下げ、暴力、戦いを捨て、愛のため、偽装家族から真の家族の絆を生み出さんとする個の闘いをパワフル且つ、スタイリッシュに描いた人間ドラマの傑作『ディーパンの闘い』が誕生した。

演技未経験の元兵士から悩める魂を引き出すマジカルな演出、光と闇、そして音楽のセクシーな響宴
本作で主人公ディーパンを演じたのは、スリランカ内戦の元兵士であり、亡命後、作家として活躍するアントニーターサン・ジェスターサン。これまでも主演俳優から一皮むけた演技を引き出し、『預言者』では新人タハール・ラヒムをスターダムに押し上げたオディアールだが、今回は演技経験のない主演男優の荒削りな魅力を巧みに操り、悩めるディーパンの魂をスクリーンに浮かび上がらせてみせる。暴力に怯えながらも、環境に順応していく過程を繊細に演じたヤリニ役のカレアスワリ・スリニバサンは、インドの劇団で経験を積んだ女優ではあるが映画は初出演、“希望の光”を体現するイラヤル役のカラウタヤニ・ヴィナシタンビも演技未経験者だった。また『愛について、ある土曜日の面会室』(09)のヴァンサン・ロティエが、ヤリニの前でだけ孤独な顔を覗かせる麻薬密売人役で大きく成長を遂げているのも見逃せない。

オディアールとともに、ジャンルを超えて豊かに広がってゆく脚本を共同で手がけたのは、『預言者』、『君と歩く世界』でもタッグを組んだトマ・ビデガンと、ビデガンの監督作にも脚本を提供してきたノエ・ドブレ。フランス語を解さない俳優たちと撮影しながら映画を発見していったという今回、脚本以外のスタッフも新たに組み直された。そんな中、エレクトロニック・ミュージックの気鋭ニコラス・ジャーが映画初参加。光と闇が踊る映像美にクールなサウンドを響かせて、観る者を酔わせる。

ストーリー
暴力を、戦いを捨てた男が、 愛のため、家族のために闘いの階段を昇ってゆく。
主人公は、内戦下のスリランカを逃れ、フランスに入国するため、赤の他人の女と少女とともに“家族”を装う元兵士ディーパン。辛うじて難民審査を通り抜けた3人は、パリ郊外の集合団地の一室に腰を落ち着け、ディーパンは団地の管理人の職を手にする。日の差すうちは外で家族を装い、ひとつ屋根の下では他人に戻る日々。彼らがささやかな幸せに手を伸ばした矢先、新たな暴力が襲いかかる。戦いを捨てたディーパンだったが、愛のため、家族のために闘いの階段を昇ってゆく──。




主役のスリランカ難民家族は徒手空拳、短期間で基本フランス語マスターした訳ですが、中年でも追い詰められたら異国語スムーズに会得出来るの?

中盤まではよしとして、結局フランスは地獄でイギリスは天国っていう制作者(監督はフランス人)の意図がよく伝わりませんでした。義娘も幸せそうで、お子さんも生まれてよかったですね。イリギス労働階級層は世界中から群がる移民に職を奪われ、まさにエブリバディ・ハッピー
そもそも「闘い」の必然性がよく分からんし(偽装夫婦不仲且つ半グレからそこまで追い詰められているでもなし)、最後の詰めはどうにかならんかったんでしょうか?尺の都合上、なんか重要な箇所を泣く泣くカットしているなら分かりますがざっくり過ぎ。安直なドンパチより、内面がドロドロのグジャグジャの方が怖くて面白いです。
中盤まではフルマーク、終盤は☆ひとつです。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
>追い詰められたら異国語スムーズに会得
懸賞王にはなれたぞ(大松
まあその辺は野暮なもんですぜ。
Posted by 五月雨祭 at 2016年02月24日 21:32
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