2016年02月04日

【映画評】俳優 亀岡拓次

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 

映画『俳優 亀岡拓次』オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)
映画『俳優 亀岡拓次』オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)

これも昨年より心待ちにしていた作品ですが、監督、意識高杉。

映画『俳優 亀岡拓次』

イントロダクション
俳優・亀岡拓次。それは映画やテレビドラマなど、誰もが“どこかで見かけたことのある”役者。だけどパッと名前が思い浮かぶことはない。泥棒、チンピラ、ホームレス……演じた役は数知れず。声がかかればどこにでも、どんな役でも駆けつける。37歳独身で、彼女もナシ。趣味はお酒。ひたすら撮影現場と酒場を行き来する日々を送っている。恋に奥手で、生き方は不器用。

この愛すべきキャラクターが、安田顕という俳優の“核”とシンクロし、とってもチャーミングな大人の男“カメタク”として魅了する! “人生は主役ばかりじゃないさ”。そう優しくつぶやき、そっと疲れた背中を押してくれるような、ハートフルな人生賛歌をつくりあげた。

亀岡演じるのは、今最も旬な男・安田顕。硬軟男女(!)あらゆる役をカメレオンのように演じ分け、映画・ドラマ・舞台・バラエティなどでひっぱりだこ。「下町ロケット」『龍三と七人の子分たち』『ビリギャル』『みんな!エスパーだよ!』ほか数々の話題作に出演。いま、最も公演チケットが取れないと言われる超人気演劇ユニット“TEAM NACS”のメンバーでもある。日本を代表する新たな名バイプレーヤーとして、味わい深い“大人の男”として注目を集めるこの個性派俳優が、いよいよ待望の映画主演に挑む!……が、(主役なのに)まさかの脇役!?

そして“亀岡拓次≒安田顕”の周りには、若手実力派から大御所ベテラン俳優まで豪華キャスト陣が集まった。亀岡が恋する小さな居酒屋の若女将・安曇を魅力的に演じるのは麻生久美子。皆の心を柔らかく虜にする、まさに癒しのマドンナだ。亀岡が憧れる舞台女優・松村夏子には、三田佳子。圧倒的な存在感で大女優の風格を生々しく醸し出す。山努はあの名匠を彷彿とさせる風貌で大御所監督として登場、強い印象を残す。 劇中で撮影されている数々の映画の監督役には、新井浩文、染谷将太、そして、『さよなら渓谷』『まほろ駅前狂騒曲』で知られる本職の映画監督・大森立嗣。そのほか、宇野祥平、杉田かおる、工藤夕貴、浅香航大ら稀代の演技派たちが随所でスパイスを効かせる。「あの人が、こんな役に!」とまさかの俳優の“脇役”を楽しめるのも、本作の醍醐味のひとつだ。

原作は、実に五度の芥川賞候補にもなった作家・戌井昭人の同名小説。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を主宰し、俳優としても活躍する著者の“業界あるある”が満載。映画や舞台の現場で巻き起こる、ヘンテコな人々によるおかしな事件は「もしや実話!?」とのウワサ。

監督は横浜聡子。独特の着想と鮮烈にスパークする演出で、デビュー時から“天才”とクリエイターからも絶大な評価を受けている鬼才だ。今回は松山ケンイチ主演『ウルトラミラクルラブストーリー』以来、6年ぶりの長編新作。国内外で熱く期待される若手監督の新境地が見られることにも注目だ。

また音楽はあのNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の大友良英。アート・シーンからメジャーまで世界的に活躍する超一流ミュージシャンであり、『ウルト〜』でも横浜監督と組んだ彼。亀岡拓次が巻き起こす恋と映画の珍騒動を、ユーモアとペーソスたっぷりに彩ってくれる。

この冬、カメタクがハッピーを贈ります!!

ストーリー
亀岡拓次【カメオカタクジ】(安田顕)、37歳独身。職業は脇役メインの俳優。泥棒、チンピラ、ホームレス・・・演じた役は数知れず。監督やスタッフから愛され、現場に奇跡を呼ぶ?と言われる“最強の脇役”。呼ばれればどこへでも、なるべく仕事は断らない。プライベートは一人お酒を楽しむ地味な生活。

そんなある日の夜、ロケ先で訪れた長野県諏訪市でのこと。
初めて入った居酒屋「ムロタ」のカウンター席でうとうと眠りこけていた亀岡。冷たい隙間風に起こされると、そこには美しい若女将の姿があった。名は安曇【アヅミ】(麻生久美子)。地元の名物だという寒天をつまみながら、気の利いた彼女の会話にすっかり癒される亀岡。「淋しくなったら、また飲みに来てくださいよ」―優しく微笑む安曇に、亀岡は恋をしてしまう。

甘い時間も束の間、再びロケや撮影所など、都内から地方へと忙しく飛び回る日々。はじめて引き受けた舞台の仕事で、劇団・陽光座の稽古場にも通う。ある日、亀岡に大きなチャンスが訪れた。彼が心酔する世界的巨匠、アラン・スペッソ監督が極秘で来日しており、その新作オーディションを受けることになったのだ。カメタクの一世一代の恋の行方は?そして初の海外進出なるのか・・・?

安田顕インタビュー
—亀岡拓次はどんな人ですか?
浮世離れでもなんでもなく、飄々と、ただ漂っている。不思議な人間ですよね。彼の核はブレないので、どんな時代に生きていようと、この先何歳になろうと、同じ生き方をしているんだろうなと思います。亀岡は、日常の変化はあるのだけど、彼はどこにいても彼のまま。そんな亀岡のありのままの魅力が周りの人たちに愛されている。この物語が魅力的なのは、彼が周りの人たちに恵まれていることが描かれているからだと思います。

—亀岡が恋をする安曇を演じた麻生久美子さん。共演されてどうでしたか?
居酒屋にあんな女将さんがいたらそりゃ好きになっちゃいますよね。素敵な方でした。

—山努さん、三田佳子さん、大御所との共演も濃密でした。
三田さんは、カット割りや「こうなるだろうな」という予想を覆す方でした。その場にいる誰しもに「三田さんを撮ろう」と思わせる力があるんです。至近距離でお芝居をしたときは、文字通り目に吸い込まれそうな感覚に陥りました。あと、山努さんが橋の上からずぶ濡れの僕に「ご苦労さん」と言ってくれたときは、逆光で後光が差している山さんがあまりにもかっこよくてグッときました。

−横浜監督とはいかがでしたか?
横浜さんはおそらく、どんな作品をとっても横浜聡子という色が残ると思いますし、その名前でお客さんを呼べる人だとはっきりわかりました。(イマジネーションが豊かすぎて)お客様の予想の一歩先を行くとわけわからなくなりますが、きっちり(みんなが理解しつつ驚ける)半歩先を行っている作品に仕上がっているところがすごい才能だと思います。




三田佳子の乳揉み騒動エントリーはこちら。【映画評】の・ようなもの のようなもの
ヤスケン目当てで映画に臨むなら満点の出来です。チャーミングな麻生久美子さんを始め脇を固める皆さんそれぞれキャラ立って素敵な作品。染谷将太のピーナパートとおむつ放尿までの告白シーンは最高でした。

i2

ですが、スペイン監督関連シーンが大林宣彦怪奇映画「野のなななのか」みたいで幻滅。【映画評】野のなななのか
なんで意識高い系の人って、ありえない角度から直截的政治メッセージを入れたがるんだろう?何度も繰り返す「リバース」が典型ですがメタフィクション狙い?の演出も余計。そういうのはフォロワー向けのインスタとか番宣用YouTubeでやって欲しいです。つまり素材だけで充分美味しいのに調味料入れ過ぎの感否めず。伝えたい事を伝えるための引き算って大事ですね。



そうそう。喝采の次に歌ったカラオケの曲のタイトル、誰か教えて下さい。



追記:解決しました。高田恭子さんの「みんな夢の中」でした。



満足度(5点満点)
☆☆☆

映画『俳優 亀岡拓次』オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)映画『俳優 亀岡拓次』オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)

キネマ旬報社 2016-01-23
売り上げランキング : 7901

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
俳優・亀岡拓次 (文春文庫)俳優・亀岡拓次 (文春文庫)
戌井 昭人

文藝春秋 2015-11-10
売り上げランキング : 16657

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
Edit








コメント
今日観てきました。
お尋ねの曲は
浜口庫之助作詞・作曲
みんな夢の中(歌:高田恭子)(1969年)

映画のエンドタイトルからこれで良いと思います。
youtubeで聴けます。

確かに詰め込みすぎですね。
安田さんよかったですけど、ドハマリは山崎務さん。
サングラス外す評価落ちるかなw
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年02月11日 19:45
ありがとうございます。
この頃のムード歌謡大好きなんですが、歌手もタイトルも分からないのが多く。
Posted by bob at 2016年02月11日 20:43
  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。