2015年11月20日

【映画評】ムーン・ウォーカーズ

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まさに下品版「キングスマン」。ここまでのクルクルパー映画とは露知らず俺得。
主役はハリポタの「ロン」と知り、更に驚愕。

14 ROADSHOW

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イントロダクション
笑いもアクションも躊躇なし! 全速力で疾走するスタイリッシュなブッ飛びコメディ誕生!

不可解な情報が氾濫する現代社会―。なかでも、21世紀最大の謎のひとつとして、いまだ多くの疑問の声が消えないのが「アポロ11号は月面着陸していない!?」という都市伝説だ。このミステリアスな話をベースに、思いっきり自由でクールなハイコンセプト・アクション・コメディを生みだしたのが、『恋愛睡眠のすすめ』(06)や『僕らのミライへ逆回転』(08)の名匠ミシェル・ゴンドリー監督の敏腕プロデューサーとして知られるジョルジュ・ベルマンと、天才CM監督のアントワーヌ・バルドー=ジャケの二人。随所に散りばめられた愉快なおバカ笑いと、キレキレの痛快アクション、そしてスピーディーで爽快なストーリーは唯一無二。全速力で疾走る『ムーン・ウォーカーズ』の展開に振り落とされるな!

あのスタンリー・キューブリックが月面着陸映像のねつ造に関わっていた!? ギャングとヒッピーとCIAが入り乱れ、世紀の狂騒曲が始まる!

1969年7月20日、人類が初めて月面に着陸をした。全世界でその映像が流され、人々は歓喜に沸いた。ところが、後にこの映像は捏造であり、その上映画監督のスタンリー・キューブリックが制作に関わっていたというトンデモない噂まで。しかし……、もしこの話が本当だったら!?キューブリックへの映像依頼という極秘任務を遂行するために、CIAの腕利き諜報員キッドマン(ロン・パールマン)は大金とともにロンドンへと送りこまれるが、ひょんなことから依頼と大金はキューブリックではなく、ルパート・グリント演じるダメバンドのマネージャー、ジョニーの手へと渡ってしまう。さらにその金を狙うギャングも登場して最悪の事態に。しかし、月面着陸まで時間がない。早く映像を制作しなくては!さあ、どうする男たち?ギャングとヒッピーに翻弄されながらも、キッドマンとジョニーは無謀にもオリジナル映像の捏造計画に挑む!

舞台は世界を熱狂に包んだスウィンギング・ロンドン。ファッションからアートまで60年代カラーがスクリーンを彩る!

60年代のイギリスはスウィンギング・ロンドンと呼ばれた、若者発信のストリートカルチャー全盛期。ロック・ミュージックがシーンを賑わし、街ではミニスカートや近未来的スタイルが大流行。さらに幻覚剤LSDがもたらす知覚体験を元にしたサイケデリック・アートが一大ムーブメントに。本作にはそんな60年代のレトロポップなテイストがギュギュっと凝縮されている。エキセントリックなアートやヒッピーたちの自由なライフスタイル、さらにはポップなファッションがもうひとつの主役として映画を一層盛り上げる。奇しくも現在ファッションシーンでは、そんな60年代ルックがリバイバル中なので、現在のトレンドを知るという意味でも見逃せない!

ロン・パールマン × ルパート・グリント 正反対な二人が生み出すケミストリーに 爆笑!

ベトナム戦争を戦いぬいた実力者として、米政府より世紀の任務を受けるCIA諜報員キッドマンを演じるのは、アメコミのキャラクター『ヘルボーイ』(04)で強烈な印象を世に植えつけたロン・パールマン。190センチ近い巨体から繰り出されるアクションは迫力満点。どんな敵や武器を前にしても一瞬たりともひるむことのない強さに男は憧れ、どこか憎めない愛嬌のある顔に女は惚れる!そんなパールマンとは対照的に、優柔不断でなにをやっても煮え切らない体も思考もやせ細った売れないバンドのマネージャー、ジョニーを演じるのはルパート・グリント。『ハリー・ポッター』シリーズのロン・ウィズリー役でお馴染みのルパートの大人になった姿はもちろん、パールマンとのデコボココンビが生み出すケミストリーに注目だ。

ストーリー
舞台は1969年6月―。
新しい歴史の1ページが世界史に刻まれる直前のことだった。

CIA諜報員のキッドマン(ロン・パールマン)はベトナム戦争帰り。戦地での体験がトラウマとなり、母国アメリカに帰国してからもPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていた。そんなキッドマンに、本部から新たな極秘任務の指令がくだる。これまで多大なる時間を宇宙開発に費やしてきたNASAだったが失敗続き。今度のアポロ11号の月面着陸を成功させなければ、ソ連に先を越されてしまうと焦っていた。そこで、万が一失敗した場合の保険として、『2001年宇宙の旅』(68)を監督したスタンリー・キューブリックに偽映像の作成を依頼し、その上秘密保持のために映像制作に関わった者は抹殺しろというのだ。キッドマンは早速大金を手に飛行機に乗りこみ、キューブリックが住むロンドンへと向かった。

その頃ロンドンでは、売れないバンドのマネージャーで借金まみれのジョニー(ルパート・グリント)が、資金繰りと借金返済に四苦八苦していた。バンドからはクビ宣告をされ、自宅も借金取りに荒らされる始末。そこでジョニーはエージェントとして成功を収めている従兄弟のデレク(スティーヴン・キャンベル・ムーア)に助けを求めに行く。しかし彼からは何の救いも得られず、諦めかけたそのとき、偶然にも大金を手にしたキッドマンと出会う。ひょんなことからジョニーをエージェントの代表だと思い込んだキッドマンは、ジョニーにキューブリック監督との打ち合わせを依頼。金に困っているジョニーは、ルームメイトでジャンキーのレオン(ロバート・シーハン)を偽キューブリックに仕立ててキッドマンを騙し、まんまと大金を手に入れることに成功する。そして、騙し取った金で早速派手な夜を過ごすのだった。しかし、ジョニーの散財の様子はすぐさま借金取りたちに伝わり、ジョニーがキッドマンから騙しとった金を、今度は借金取りのギャングたちが持ち去ってしまう。しかも、ジョニーは金を失って初めて、その大金の出所がアメリカのCIAだと知り恐怖に震える。「これは本当にやばいことになったぞ!」

一方、ホテルに戻ったキッドマンは、たまたまテレビで本当のスタンリー・キューブリックの姿を目にし、ジョニーたちに騙されたことを知る。怒りに燃えたキッドマンはジョニーとレオンを探し出し、金の返済を求めるも、ギャングの手に渡ったことを知り茫然自失。月面着陸まであと1週間。それまでに映像をアメリカに送らないと手遅れどころか、自分たちの命も危ない。しかし時間がない!そこで3人は自分たちで映像をなんとかするという無謀なプランを立て、ジョニーの知り合いの映画監督レナータス(トム・オーデナールト)に映画製作の依頼に出かける。ところが彼のアトリエはドラッグが氾濫したヒッピーのたまり場。おまけにレナータスのクリエイティブなビジョンもメチャクチャで、とても高度な映像ができるような環境ではない。しかし、後がないキッドマンたちはレナータスをなんとか説得し、資金さえあればすぐに映像製作に着手するところまでこぎつける。といっても手もとに金はない……。というわけで、キッドマンとジョニーはギャングの本部に乗り込み、派手な銃撃戦を繰り広げて金を奪還。ヒッピーたちもスタッフとして参加させ、とんでもないリスクを抱えながらもなんとか映像製作をスタートする。

その裏でアメリカ側はどうもキッドマンの様子がおかしいと感じていた。そこで工作員を現場に送り込み、映像が完成した後、製作に関わった者たちを消そうと密かに動き出していた。同じころ、多くの仲間の命と金を奪われたギャングたちもキッドマンたちへの報復を誓い、現場へと乗りこむ準備を整えていた。
はたしてキッドマンたちは無事映像を完成させられるのか?
いや、彼らの命はどうなるのか?
それよりも月面着陸は成功するのか?

世紀の瞬間を前に、男たちの死闘が始まろうとしていた―。





公式にはフランス・ベルギー合作映画だそうですが、内容はコテコテのブリティッシュ・コメディ。
ジミヘンのLPに山盛りウンコするなどエロ・グロ・ナンセンス揃ったおバカ映画の吉野家みたいな作風でして、月面着陸撮影に突入する後半パートが秀逸。妖艶なエリカ・セントに目を奪われっぱなしでした。まさに高部あい。まさにキルミーベイベー。ラリったロン・パールマンはエリカ・セント相手にケダモノの様なセックスしたのでしょうか?

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私も知りませんでしたが、エリカ・セントは端役でチェチェン紛争映画「あの日の声を探して」に出演されていたそうです。

して、なんですかあの家のペインティングは?モロに載せたらまたライブドア運営から公開停止措置受けちゃいます。いけず。

moonwalkers

「イエローサブマリン」風のオープニングは楽しめましたが、エンドロールは最後の最後まで気持ち悪かったです。面白いけど。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
>ここまでのクルクルパー映画とは
あれ?この映画の予告編観た時にbobさん好みだとワイ思っていたのでその感想は意外でした。
某探検隊とか月刊ムーなどのバカ(褒め言葉)要素が好きな人は外れと思わないでしょうね。
観に行きます(突撃
Posted by 五月雨祭 at 2015年11月20日 17:43
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