2015年05月27日

【女性アイドル脳障害事件】「 ヘリウムガス入りスプレー缶の吸引による意識障害(日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会)」抄出

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戦争は秘密から始まる: 秘密保護法でこんな記事は読めなくなる (合同ブックレット 7)
戦争は秘密から始まる: 秘密保護法でこんな記事は読めなくなる (合同ブックレット 7)

こちらの続き。
ももクロ妹分12歳女性アイドルの脳血管に空気を注入し意識不明高次脳機能障害を一週間隠蔽〜警視庁は業務上過失傷害罪で捜査開始
相次ぐ捏造で古舘キャスターを謝罪に追い込んだテレビ朝日 過剰演出による女性アイドル脳障害・半身不随事件で「一週間事故隠蔽」に続き「症状の捏造」疑惑浮上
テレビ朝日代表またも不謹慎発言 被害女児(12)一ヶ月後に「意識は完全回復」するも「記憶障害があるので事故原因特定できない、今後は検証委員会次第」

事故一ヶ月後のテレビ朝日社長の公式コメントを再掲。下記報告書を読む前に乞う一読。
「ご本人がガスを吸ったか覚えていないと聞いておりまして、原因を特定できる状況にない。検証委員会で早急に詰めている段階」

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日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会
日本小児科学会雑誌 第119巻 第 5 号

Injury Alert(傷害速報)

No. 53 ヘリウムガス入りスプレー缶の吸引による意識障害

年齢 12 歳 5 か月  性別:女  体重:36kg  身長:149cm
傷害の種類 意識障害
原因対象物 ヘリウムガス入りスプレー缶(市販の変声用のパーティーグッズ:ヘリウム 80%,酸素20% の混合ガス)
臨床診断名 脳空気塞栓症の疑い

発生場所 テレビ局のスタジオ内
周囲の人・状況 番組の共演者と合わせて 5 人で横に整列していた.正面にテーブルがあり,ヘリウムガス入りのスプレー缶(容量は 5,000cc,一回用)が 5 つ置かれていた.向かいに司会進行のアナウンサー,その周りにはテレビ局関係者,その他共演者が 21 人いた.1 本のみガスが充填されたものであり,残りの 4 本は事前にガスを抜き切った,いわゆる空のスプレー缶となっていた.5 人で同時にガスを吸い,一人の声が変わるという,いわゆるロシアンルーレットのようなゲームをやっていた.患児のグループは,一番初めにゲームを行ったが,誰がヘリウムを吸ったのか分からず,最後にやり直しとなった.それまで待っている間は元気だった.
発生年月日・時刻 2015 年 1 月 28 日  午後 6 時頃
発生時の詳しい様子と経緯 やり直しのゲームのとき,事故が発生した.本人はテーブルに置かれたヘリウムガス入りスプレー缶を右手に持ち,左手で鼻をつまみ,司会者の合図で口にくわえて吸引した.4秒ほどして缶を口から離した直後から右手を震わせ始め,約 5 秒後に後方へ卒倒した.受け身は取れずに後頭部を強打し,全身性強直性間代性けいれんを起こした.速やかに救急要請された.
治療経過と予後 救急隊の覚知は 18 時 8 分,現場到着は 18 時 16 分,当院到着は 18 時 42 分であった.救急隊が接触した時は軽度の意識障害(日本昏睡尺度 Japan Coma Scale(JCS)で 20)と低酸素血症(SpO2:89%)を認め,酸素投与を受けながら搬送された.
患児に基礎疾患はなく,家族歴にも特に問題はない.
当院搬送時には四肢の硬直が強く,ジアゼパムの投与を受け頓挫した.頭部 CT 写真には異常所見を認めなかったが,胸部 CT 写真で広範囲の皮下・縦隔気腫と気胸を認めた.意識障害(E1V2M4/JCS200)が遷延するため ICU に入室した.入院翌日も意識障害は続き,左半身に優位のけいれんを認めた.頭部 MRI 写真と髄液検査では問題となる所見はなく,発作時脳波で右後頭部に棘徐波を認めた.てんかん性疾患を考えミダゾラム,フェニトイン,レべチラセタムを開始した.入院 2 日目には脳波異常は改善した.以後病的反射は消失し,意識状態の改善が徐々にみられた.

入院 6 日目に再度けいれんし,頭部 MRI 写真を再検したところ,皮質・皮質下優位に多発性の拡散低下があり,頭部 CT 写真でも同部位の低吸収域が認められた.入院後は,脳炎・脳症,代謝性疾患,てんかん性疾患,内分泌疾患,感染症などの検索を行ったが有意な所見はなく,臨床経過から空気塞栓症の可能性があると判断し,転院した.高圧酸素療法を施行し,左半身の麻痺の改善傾向,自然開眼するなどの臨床所見の改善を認めたため,ヘリウムガス吸引をきっかけとした脳空気塞栓症として,他院で治療的診断された.
2015 年 2 月 5 日現在,追加の高圧酸素療法を行っているが,高次脳機能障害を残す可能性があると判断されており,早期のリハビリ介入が検討されている.

【こどもの生活環境改善委員会からのコメント】

(中略)
4.潜水士(ダイバー)が深いところから浅いところに向かって上昇するとき,肺の中のガスは膨張するが,このときガスを吐き出さずに溜め込めば肺胞が破裂する.本事例ではヘリウムガス入りスプレー缶から噴出されたヘリウムガスの吸引により,それ以上肺が膨張できない状態まで拡張したところに,噴出され続けるガスによって圧がかかり,その結果,肺胞が破裂した Barotrauma(圧損傷)が主病態であったと推測される.

本事例の女児の肺活量は年齢,身長,体重からおよそ 2.6L と推定されるが,事故発生時の状況から完全に息を吐き切った状態からガスを吸引したわけではないようである.よって吸引の開始から肺容量が最大に達するまでに 2.6L のガス量は不要であったと考えられ,ガスの吸引中に肺容量が最大に達していたものと推定される.今回使用されたヘリウムガス入りスプレー缶のガス容量は 5,000cc であり,仮に最大呼出状態からの吸引であったとしても肺容量は最大に達しうる.鼻をつまみ,ノズルの先端をしっかりくわえたために,ガス圧の逃げ場がなかったこともおそらくは病態に関与していると思われる.

Barotrauma では細気管支や肺血管と隣接する肺胞が破綻する.漏れ出たガスは肺門部に向かって伸展し縦隔気腫を形成する.さらに伸展すれば頸部・胸部の皮下気腫を認めるようになる.臓側胸膜が破綻し胸腔にガスが漏れた場合には気胸を形成する.圧が高い場合には,肺胞と同時に破綻した肺血管にガスが流入する可能性がある.肺静脈系にガスが流入した場合には左心から大動脈を介して空気塞栓症を引き起こす.肺動脈系にガスが流入した場合であっても,卵円孔開存や生理的な肺動静脈シャントなどを介して左心系に達し空気塞栓症を引き起こす.また,卵円孔開存やシャントがなくても肺血管床による空気のろ過域値を越える量のガスが流入すれば空気塞栓症を発症しうる(イヌにおける実験では 0.3mL/kg/min がろ過域値)

5.テレビやソーシャルメディアなどでコメディアンやタレント,一般人が面白おかしくヘリウムガス入りスプレー缶を使用することで,それを見ている子ども達がまねをして同様な事故が起こる可能性がある.本事例に使用されたスプレー缶の表面には「大人用」と表示されているが,本事例を含め,幼児,学童に事故が発生していることを,小児科医を中心とした医療者が事例を通じて一般人や企業を啓発することで社会的に周知させる,缶表面の表示を目立つようにする,あるいは成人にしか販売しない,などが必要である.今回,テレビ番組で 12 歳児にヘリウムガス入りスプレー缶が使用された点については,放送倫理・番組向上機構で審査する必要がある.

以上のような対策を講じても,なお子どもたちがこのような製品を使用することを完全に防ぐことは難しい.よって,肺胞への Barotrauma を防ぐためには,一回の吸引時に缶から排出されるガスの量や圧の調節が必要と思われる.使用法として,鼻をつまむことを避けて肺への圧が上がり過ぎないようにする,あるいは個人が吸い込んだ量だけが吸い込める on demand タイプの吸引システム,一度にたくさん吸い込めないように苦みや異臭をつけることなども考えられる.今回の事故はTV番組の収録中に起こっており,事故の発生前の状況から発生直後までの状況が秒単位で記録されているはずである.その貴重な映像などを用いて科学的に検証して発生機序を明らかにし,その結果をもとに予防法を考え,それを公表,また報道する必要がある.

冒頭のテレビ朝日社長コメントを再掲します。
(事故発生:2015年1月28日 下記社長コメント:2015年2月24日)
ご本人がガスを吸ったか覚えていないと聞いておりまして、原因を特定できる状況にない。検証委員会で早急に詰めている段階

電波ムラの集団的自衛権に蹂躙される国民の知る権利。

20150204-OHT1I50027-S


頼みのBPO(放送倫理・番組向上機構)は人権ヤクザの伏魔殿。

委員会説明   BPO   放送倫理・番組向上機構


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コメント
この記事に合わせて「戦争は秘密から始まる」の書籍紹介。
この組み合わせが何を意味するか、マスゴミには解らないだろうな。
 
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2015年05月27日 11:22
立てひざ監督にもチェック入れてあげてください。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2015年05月27日 14:04
×立てひざ監督
○立てひざ否定監督


◎駄作生産した無能

Posted by んんー at 2015年05月27日 14:43
皮肉が詰まり過ぎて情報肥満が起きそうなエントリーですね。
これについてのダンマリネタを使えば平和と人権を希求する塀の外と中の懲りない面々()全員論破可能案件。
Posted by 五月雨祭 at 2015年05月27日 18:48
再掲します。

「世間というものは、とどのつまり、肝心なことは、何一つ答えたりしない」
「従軍慰安婦報道における朝日新聞、拉致問題における朝鮮総連・・・]
「これは左翼だから、朝鮮人だからってことじゃなく産経でもそうなのだ。大人は質問に答えたりしない。」
Posted by aikobros at 2015年05月27日 20:37
取り上げアザース

トリックスターにスタダにテロ朝だけでなく、BPOなどという対処してるフリ組織にも罰ゲームが必要
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2015年05月27日 20:53

この面々の面を拝見して見るとオドロオドロしく…

以下省略
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2015年05月27日 22:33
あの有名な脳科学者の意見が聞きたい。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2015年05月28日 01:22
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