2014年08月19日

【映画評】リリア 4-ever

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Lilya 4-Ever [Region 2]
Lilya 4-Ever [Region 2]

この前のシンプルシモンでちょっと触れたルーカス・ムーディソン作品。
去年と今年の映画祭で特別上映されただけの2002年のスウェーデン映画。日本未公開作品。DVD未発売。
マジキチ映画じゃないのに、この先も永遠に日本で日の目を見ることはないでしょう。

This film is dedicated to the millions of children around the world exploited by the sex trade.
実話ベースだそうで、人身売買、性奴隷となった少女たちへ捧げられた映画だそうです。

後味の悪い話 その146


951: 本当にあった怖い名無し 2014/01/24(金) 02:39:49.81 ID:3us+mO2p0

リリア 4-ever
少女売春を扱った映画ってことである程度覚悟はして見たけど
予想以上に後を引く映画でした・・・
有名らしいが既出上等だそうなので書く

リリアと言う旧ソ連の貧困街で母親と二人で暮らしている10代(当ブログ註:16才)の少女
貧しい生活の中で持っている唯一の夢は「裕福な他の国へ移住する」という事だけど目処はない
ある時母親からアメリカ人のボーイフレンドができた事、移住することを伝えられる。
しかしビザや手配の関係でどうしても今すぐに一緒にリリアを連れて行けないという。
「落ち着いたらすぐに迎えに来る。それまではお金と手紙を送るから」と
母親に説得されて二人を見送るも、その後は音信不通。
裏切られた事が分かったが、だからといってどうしようもない

非行に走って荒れるリリアだが隣の部屋の青年(当ブログ註:少年)はリリアに好意を持ち
「こんな生活はやめよう」と説得する。
でも少年のが年下と言うこともあって「子供が世迷いごとを言ってるだけよ」と取り合わない。
そんな生活の中でリリアにも彼氏が出来てその彼氏に
「貧しいこの町から抜け出して、一緒にスウェーデンに行って二人で生活しよう」
と言われ受け入れる。けれど、隣の少年は彼氏を怪しんでいた。
リリアに「自分と一緒に生活しよう。貧けど一生懸命に働くから」とプロポーズするけど
アメリカに夢を馳せ、貧困街に嫌気がさしているりリアはスウェーデン移住の道を選ぶ。


952: 本当にあった怖い名無し 2014/01/24(金) 02:40:32.61 ID:3us+mO2p0

しかし、彼氏だと思っていた男は売春組織のバイヤーだった。
スウェーデンには確かに行けたが、空港から「迎えに来た」という組織の男に
連れられてそのままアパートの一室に監禁される。
その後は仕事(売春)がある時だけ部屋から出されて、それが終わるとまた
組織の人間が迎えに来て部屋に戻される、という奴隷生活。
普通にセックスするだけならマシな方で、変態の客に「自分の娘を演じてくれ」
と依頼されて我慢が出来ず「お金で心までは買えない!」とそんな生活
(ちなみにこの辺はカメラワークがすごくうまい。確かにセックスとか性の要素はあるけど
あくまでも視点が「リリアから見た視点(=自分の上で息を荒げる男)」だったりと
いやらしいとかそういう絵じゃなく、性的嫌悪感とかが先立つ視点になっててすごく気持ち悪い)

そんな生活で思い出すのは隣の部屋の少年のこと。
確かに脱ソ連ということに惹かれてしまったが、あそこで少年と暮らす選択肢もあったんじゃ?
と思い出す。


953: 本当にあった怖い名無し 2014/01/24(金) 02:41:34.69 ID:3us+mO2p0

しかしその頃、その少年はリリアがいなくなったショックと国の貧困に失望(当ブログ註:実父からの虐待とオーバードーズ)して自殺していた。

そんなことを知らないリリアだが、ある時お客のスキを付いて逃げ出す(当ブログ註:監禁部屋の鍵かけ忘れ)。
しかし、もう生きる気力はなくホテルの屋上(当ブログ註:高速道路に架かる橋)から飛び降りようとする。
そこに突然少年の霊が現れ「本当はもっと生きたかった。飛び降りたら奴らの勝ち。
君の負けだ。君には僕と同じ過ちを繰り返さないで欲しい。」と説得。
しかし、リリアはそんな少年の言葉を受け止める気力もなくそのまま身投げして死亡。

薄れ行くリリアが最後に見たものは「スウェーデンに行こう」という言葉を振り切って
アパートに帰り、少年と楽しくすごく夢だった・・・。


売春のシーンがすごく気持ち悪く描かれていた事や、確かにリリアも軽率な部分はあったけど
この辛い環境で突然そんなことを言ってくれる人が現れたら藁にもすがる思いになってしまうだろう
というのも分かるように書かれてたのでなんか本当に後味が悪かった
ただ、最後のシーンはそれまで現実というかドキュメンタリー風だったのに
いきなり幽霊が現れてびっくりした。
リリアの見た幻とも考えられるが少年本人はその前に死んでるから…


引用先: http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1387119359/


トーキョーノーザンライツフェスティバル 2014


リリア 4-ever
   
■原題:Lilja 4-ever/英題:Lilya 4-ever
■監督:ルーカス・ムーディソン (Lukas Moodisson)
■出演:オクサナ・アキンシナ(Oksana Akinshina)/アルチオン・ボグチャルスキー(Artyom Bogucharskiy)/エリーナ・ベニンソン(Elina Benenson)/リリア・シンカレヴァ(Liliya Shinkaryova)
■2002年 スウェーデン・デンマーク■107min
■言語:ロシア語・スウェーデン語・英語・ポーランド語(Russian, Swedish, English, Polish)
■字幕:日本語
    2003年スウェーデンアカデミー(グルドバッゲ)賞最優秀作品賞、監督賞ほか6冠

ストーリー
旧ソ連の殺伐とした郊外で暮らす16歳のリリアは、母親とその恋人と一緒にアメリカへ渡る日を夢見ていた。しかし、「後から来て。」と、リリアを置いて、母親は恋人とアメリカに行ってしまう。すぐに意地悪なおばからアパートを追い出され、生活に困窮した上に、仲の良かったはずの友達にも裏切られてしまう。唯一の心の拠り所は、彼女を慕う11歳の少年、ヴォロージャだけだった。彼もまた、アル中の父親に見棄てられていた。クラブで男を見つけては日銭を稼ぎ、なんとか生活していたリリアは、アンドレイという青年と出会う。優しく接してくれるアンドレイから、スウェーデンで暮らそうと誘われるが、ヴォロージャは「騙されている。」と反対する。ヴォロージャの忠告を聞き入れず、リリアはひとり、甘い希望を胸にスウェーデンへと向かうが…。

作品紹介
ルーカス・ムーディソン監督最新作『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の第26回東京国際映画祭サクラグランプリ受賞を記念して、TNLF2011「ルーカス・ムーディソン監督特集」の上映作品の中から本作を再上映。
撮影当時、14歳だったオクサナ・アキンシナが運命に翻弄されるヒロインを体当たりで演じている。手持ちカメラを多用した映像は、その場に居合わせているような錯覚を起こさせ、人物をより身近に感じさせる効果を出している。リリアもヴォロージャも、すぐそこにいるのに、手を差し延べられないもどかしさ。なぜ、16歳の少女がこんなにも悲惨な運命を強いられなければいけなかったのか。

オープニングからドイツのメタルロックバンド、ラムシュタインの”Main Herz Brennt”が印象的に使われ、日本でもヒットしたt.A.T.uの”Not Gonna get us”のロシア語バージョンが使われるなど、楽曲のセンスも光る。(ちなみに、t.A.T.uのレズキャラはムーディソン監督の『ショー・ミー・ラヴ』からアイディアを得ている。)
英映画誌TOTAL FILMの「気がめいる陰うつな映画30本」を始め、「鬱になる映画」「後味が悪い映画」などのランキングでランクインしてしまう本作だが、目を背けてはいけない問題を提起している。これは、ムーディソン監督による、社会の闇に対する告発なのだ。エンドクレジットの最後に、監督からのメッセージがあるので、最後まで見届けて欲しい。 (細川)




親から捨てられた少女が偽造パスポートで他国へ移動ということは、犯そうが臓器を抜こうが殺そうが、遺体があっても身元すら分からぬという完全犯罪。
【朴槿恵 速報】韓国人・タイ人・中国人女性を監禁・絶食・薬物投与・売春強要させた韓国大田のキメセクマッサージ店摘発される

作風がヘタウマタッチなので、ドキュメンタリー風の迫力があります。
買春し激しく腰を振るスウェーデン男たちの描写がすごい。実娘レイププレーなどグロテスク際立つ。
北朝鮮風の街並みも鬱になりそうで、かなりのトラウマ指数。
階段でジャガイモ拾ったり最後の時間逆回しが辛いですね。
エンディングに観客側がほっとするのも異常。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(5)映画 | セクシャル
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コメント
アンデルセン童話は主人公に悲惨な現実の救いとしてしばしの幻想を見せるが、客観的にはやっぱり悲惨な最期が待ってるだけ、というパターンの話がありますが、これはさながら現代のアンデルセン童話みたいです。アポカリプス・ナウみたいな感じで。
そういえば昔、暗あいドイツ映画で「クリスチーネF」とかいうのがあったのを思い出した。
Posted by 6号 at 2014年08月19日 22:05
「スウェーデン」
という部分になにかしらのリアリティがあるんでしょうかね?
そういう本場、というか。
Posted by んんー at 2014年08月19日 23:18
スウェーデンを日本にしても相当なリアリティがあると思いますが。
Posted by 名無しのキンペーちゃん☆ at 2014年08月20日 18:36
ただただラムシュタインのファンというのがきっかけで、海外の動画サイトでロシア語音声英語字幕のを見たことある。事前に解説読んでいたからストーリーは理解できた。主人公たちがまだほんの子供であることが辛い。
リリア役の女の子、笑顔が印象的だった。
Posted by 名無しのキンペーちゃん☆ at 2014年08月20日 18:53
>スウェーデンを日本にしても相当なリアリティがあると思いますが。

なんでもネガティブなものは日本とむすびつけちゃうんだろうけど、
その程度どの国でもあるだろう
アメリカなんてデートクラブやリムジンサービスって名前変えて売春ありまくりだし、イタリアなんぞ大統領がどうどうと未成年買春してさらに無罪を勝ち取るというすごさ
Posted by ん〜 at 2014年08月23日 08:10
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