2013年12月06日

【訃報】ネルソン・マンデラさん 肺の感染症などで死去 享年95

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F1南アGPがボイコットされた過去など、アパルトヘイトは遠くになりにけり。

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日本のネットでよく目を惹くのが
ネルソン・マンデラ「なぜ日本軍はアフリカに来てくれなかったのか」

簡単にソースを遡りましたが、元ネタはこちらの本みたいですね。当方は未読。
日本国の肖像:その四 アフリカ諸国の独立:イザ!

※当ブログ適宜改行

 アフリカ一の大国であるナイジェリアは、1960(昭和三十五)年10月、イギリスによる長き植民地支配を脱し、独立を果たした。ナイジェリアにおいては、大学入試を受けるための資格として、「西アフリカ学校免状」もしくは「教育一般免状」のどちらかを取得しなければならないが、そのための必須教材として 「ナイジェリア史入門書」 (Nigeria:An Introduction to its History)を学ばねばならない。そしてその書にはこうある。

「・・・・第二次世界大戦に連合国の一員として従軍したナイジェリアの多数の兵士は、新しい思想を持ち帰った。まず第一に、多くの兵士は読み書きを教わり、あるいは仕事を教わった。第二に、白人が無敵ではないこと、たとえば極東のイギリス帝国における日本軍の占領をみてしまった。第三に、インドで、兵士たちは強烈な民族主義感情と接触した。インドでは、アフリカ人よりもひどい生活をしている人々、そして独立が与えられる直前の人民を見た。それゆえに、多くの兵士たちが改革の思想をもってナイジェリアに帰ってきたのは、驚くべきことではなかった。基本的に、戦争は植民地権力の本質を問題にし、そして、白人優越の間違った思想を打ち壊してしまった。イギリスの敗北、特に日本軍による敗北は、植民地権力が無敵であるというイメージを弱めた。これらすべての諸要因が、植民地支配に対する民族主義的感情を昂揚させ、イギリス植民地政府のナイジェリア支配を弱めた。」 これこそ、日本が戦った大東亜戦争に対する「遠方からの正当評価」というべきである。

 実はこのナイジェリア歴史教科書に記述された日本と大東亜戦争に対する評価が、ひとりナイジェリアのみならず、他のアフリカ諸国にも通じるものであることを、じつはあの?朝日新聞の特派員が、かつてレポートしていたのである。

日本軍は、なぜ南アフリカを攻めなかったのか。インド洋をあと3500マイル進めば南アフリカを占領し、黒人を解放できたんだ。
いまからだって日本は南アフリカを攻略できるだろう。やる気はないのか。

これは、南アフリカ共和国のソエトで、朝日新聞記者の伊藤正孝氏の会った黒人男性が、伊藤氏を日本人と知って語りかけてきた言葉だという。(伊藤正孝「南ア共和国の内幕」中公新書)
(以下略、続きはリンク先参照)

南ア共和国の内幕―アパルトヘイトの終焉まで (中公新書)

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2013年11月末より南アで自伝映画公開開始、今現在、日本では公開未定の由。
今回の訃報を受け目ざとい奴が配給するでしょう。

マンデラ氏の自伝映画公開、「政治プロパガンダ」と批判も

 [ヨハネスブルク 29日 ロイター] -反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を率いた南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(95)の自伝映画が、同国で28日公開された。市民は概ね良好な反応だが、批評家からは「政治プロパガンダ」などと批判するコメントも出ている。

 1998年に書かれた自伝をもとに映画化された「マンデラ 自由への長い道」は約2時間半の作品で、英俳優イドリス・エルバがマンデラ氏を演じている。

 映画館を訪れた観客の中には「とても心温まる作品だった。感動した」と感想を述べる人もおり、反応は上々だった。しかし一方で批評家からは、「解放運動の中でなぜマンデラ氏が目を引く存在になったのかは触れていない。この映画は、マンデラ氏を聖人のようにあがめる与党アフリカ民族会議(ANC)のプロパガンダを後押ししているに過ぎない」などと、批判的なコメントも上がった。

 マンデラ元大統領は今年9月に退院したが、現在も肺感染症の治療を続けている。


マンデラ批判派と直接話したことないので推察になりますが、恐らくこういう感じでは。
「マンデラは確かに偉人ではあるが元は武装ゲリラの親分やんか。ガンジーやキング牧師と一緒にするなよ。出自ロンダリングするな」

国連の広報動画。



大人には大人の事情があるのでお察し下さいという事でしょうか。

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サイモン・ウィーゼンタール・センターや中国共産党ら「インチキ人権利権屋」より繰り返し「殺す」抗議を受けたツツ大主教の方が、神聖化されたマンデラ元大統領より何倍も人間臭くて共感湧きます。まだご存命だそうで、いつまでもお元気で!

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アパルトヘイト体制下でのF1南アGPといえば、キャラミサーキットでのF1史上最悪ともいえるトム・プライスの事故。衝撃的な動画なので、ほとんどのF1ファンが一度は目にしたことがあるでしょう。
ウィキペディアを参考貼付。
トム・プライス - Wikipedia

1977年キャラミサーキットで行なわれたF1南アフリカグランプリ決勝中、プライスの同僚であるレンツォ・ゾルジがエンジントラブルに見舞われ、最終コーナーを立ち上がった付近のコース脇にマシンを止め降車した。その直後にゾルジのマシンから炎が上がったため、消火器を手にしたマーシャル2名がコースを横切り、ゾルジの車に走り寄ってきた。

現場は各マシンが高速でコーナーを立ち上がってくる区間であり、しかもキャラミ名物の急勾配を登った先のため見通しが悪く、キンクコーナーからホームストレートの頂上でゾルジのマシンが停まってしまったため、下から上ってくるマシンの死角となり非常に危険な状態だった。

このときプライスは22周目でハンス=ヨアヒム・スタックを追いかけながら事故現場付近に高速で接近していた。前を走るスタックはコースを横切るマーシャルに気付きとっさに避けることができたが、すぐ後ろを走っていたプライスはなすすべもなくマーシャルのジャンセン・ヴァン・ヴーレン(Jansen van Vuuren)を撥ねてしまい、その際マーシャルが手にしていた消火器がプライスのヘルメットを直撃、ヘルメットは割れ吹き飛ばされてアゴヒモがプライスの首を切りつける形になり、プライスはマシンに乗ったまま即死した。27歳没。

プライスに撥ねられたヴーレンも、時速300km近いスピードでぶつけられた衝撃で体がほぼ真っ二つに引き裂かれ、上半身が縦方向に激しく数回転しながら宙を舞い、そのまま地面に叩き付けられるという悲惨極まりない状態で即死している。事故の一部始終はシネカメラで撮影されており、モータースポーツ史上で最も衝撃的な事故映像のひとつになっている。遺体の損傷も激しく、レース後全員を集合させ、欠員を確認してようやく身元が判明したほどだった。

プライスは足がそのままアクセルを踏み続けていたと見られ、マシンは270km/hでホームストレートを暴走、インコースのガードレールに接触したまま第1コーナーに突っ込み、コーナーに向け減速していたジャック・ラフィットのリジェに接触し巻き込むように1コーナーを直進しコースアウト。ラフィットはブレーキをかけてマシンをコントロールし、最悪の事態からは免れた。

ようやく停止したプライス車に救護班が駆け付けたが、コックピットの中は血液と体液が入り交じった悪夢のような惨状であり、プライスは仰向でハンドルを握り、アクセルを踏み込んだ形のまま硬直していた。マーシャルを轢いた事でマシンが操縦不能になったものと思われたが、何もできずに1コーナーを直進したという事が判明した。
事故の原因は不慣れなマーシャルが不用意にコースを横切ったことだと見る意見が多く、プライスは不運なもらい事故で死亡したことになる。

モータースポーツ全体で最悪の事故なら、間違いなくル・マン24時間のメルセデスでしょう。
1955年のル・マン24時間レース - Wikipedia
という、いつもの流れで興味がある話に脱線しそのまま転覆終了。
by カエレバ
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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)訃報 | アフリカ
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コメント
マンデラさん、結局どこに埋葬するんでしょうね。

Posted by んんー at 2013年12月06日 20:10
 >「日本軍は、なぜ南アフリカを攻めなかったのか
この発言は日本高等軍法会議中の宇垣一成陸軍大将の「エチオピア(当時イタリアから攻撃を受けていた)の同胞を助ける為なら、いつでも何千という日本人がアフリカに飛んでいく」と明言したものを受けてのものと思われる(当時の「シカゴ・ディフェンダー」新聞報道)。 

 五月書房『20世紀の日本人--アメリカ黒人の日本人観』(レジナルド.カーニー著)が興味深い。
 W.E.B.デュボイス(米国黒人解放運動家。岩波書店に訳書あり)の視点は「日本のアジア進出は白人のそれと全く意味が違う」という、アジア解放戦争史観。
 また第二次世界大戦中の急進的黒人運動家「レオナード.ロバート.ジョーダン」の極端な日本軍支持は悲劇的とも言える。
  総じて米国黒人の「白い悪魔を打ち倒す英雄」日本人への“同胞視”と“片思い”。

 黒人の視点は重要。
Posted by 名無しのクネクネ at 2013年12月08日 20:06
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