2013年09月30日

【映画評】第七の封印

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Seventh Seal [VHS] [Import]
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イングマール・ベルイマン監督による、1957年のスウェーデン映画。

黒澤作品然り、この頃のモノクロ映画をスクリーンで鑑賞できる機会自体少ないので、積極的に臨むべし。
(というかレンタルDVD探すことすら難しいし)

映画『イングマール・ベルイマン三大傑作選』 オフィシャルサイト




映画のテーマを粗く言うと神の存在への疑義。21世紀の今も普遍的なテーマです。
公式よりあらすじ転載。

ペストが蔓延し、世界の終末の不安に慄く中世ヨーロッパ。10年にわたる十字軍の遠征から帰途についた騎士アントーニウスと従者ヨンス。疲れ果て、浜辺で眠れぬ夜を過ごすアントーニウスの前に「死」と名乗る黒いマントの男が現れる。彼を連れて行こうとする死神に対し、チェスの勝負を挑むアントーニウス。「対局の間死はお預けだ。私が勝てば解放してくれ」。興味を示した死神は条件を受け入れ、チェスの盤を挟んで戦いが始まる。

夜が明け、故郷への道を急ぐアントーニウスとヨンス。道の傍らには馬車を止めて休んでいる旅芸人の一座がいた。役者のヨフは、目の前を通り過ぎる聖母マリアとイエスの姿を見るが、妻のミアは幻だと笑って信用しない。
教会を訪れたアントーニウスは、告解室に跪き、神への疑念と苦悩を語るが、聖職者のふりをした死神に騙されてチェスの作戦を教えてしまう。教会の外にはひとりの女が鎖につながれていた。彼女は魔女で、明日火あぶりの刑にされるのだという。農家に立ち寄ったヨンスは、盗人と鉢合わせた村娘を助ける。その盗人こそ、以前熱烈な言葉で騎士たちを十字軍に参加させた、神学者ラヴァルのなれの果ての姿だった。

旅芸人の一座は、陽気な芝居と歌を披露するが、キリスト像を掲げ、自らを鞭打って歩く異様な集団にさえぎられる。宿屋では大勢の客たちが、疫病がいつこの地方に飛び火してくるかと噂しあっていた。ヨフは鍛冶屋とラヴァルにからまれている所を、ヨンスに助けられる。

アントーニウスは、夫を待つミアと愛らしい子供ミーカエルと言葉を交わし、心を和ませる。そこに戻ってきたヨフ、ヨンスたちも加わり、草むらに腰を下ろして、野いちごとミルクを分けあって食べ、しばし平和なひとときを過ごす。この幸せな情景を永遠に記憶に留めたいと願う騎士。死神はヨフ一家に目をつける。

そのヨフ一家を救ったのは神でなく、騎士による「星一徹攻撃」というオチ。
ニワカが知ったかぶりしても仕方ないので特に感想という感想はありませんが、デジタル・リマスタリングされた画像は陰影明瞭で、ワンシーン・ワンカットがいちいち格好いい。繰り返し見て伏線再発見の楽しみもあり。
そうそう、旅芸人の奥さんは2013年現在、ご存命だそうです。(御年77)

気になった点としては(諸先輩方が語り尽くしているのでしょうが)、最後の死の舞踏シーン、最後列で楽器を弾く人って誰よ?屋敷に入った男性は、騎士、従者、鍛冶屋の三人なのに。
(どうみても先に死んだ不倫の旅芸人です)

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フル尺置いておきますので、英語読める方はどうぞ。



満足度(5点満点)
☆☆☆☆☆

Amazon.co.jp: ベルイマン映画全リスト(1)
by カエレバ

Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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