2012年07月12日

朝日新聞デスクが国民へ謝罪「良心的な世論をリードしているつもりが、振り返ってみたら誰もいなかった」

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朝日新聞の中国侵略
朝日新聞の中国侵略

森羅万象、あらゆるものが変化している激動の我が国において、朝日新聞だけが変わらないのは是なのか否なのかどうでもいいのか。

■時代から取り残されたアナクロな朝日新聞?

(前略)
 さえない日々の中、あることを思いつく。条例制定は「府民の総意」と繰り返す橋下氏に、争点になったわけでもない君が代強制がホントに府民の総意なのか突きつけようと思ったのだ。維新の会に投票した人は既得権に切り込む橋下氏の改革力に期待したのであって、君が代強制に期待したのではないはずだ。

 記者が街に出て、維新の会に投票した人を探し条例への是非を聞いて回った。我ながらなかなかのアイデアだ。

 結果は思ってもみないものだった。

 30人中26人が「君が代条例に賛成」。当たり前のルールを守れない人が先生をしていること自体おかしいという。

 ショックだった。正直、6〜7割が「反対」と答えると思っていた。良心的な日本人にとって、国内外に大きな犠牲をもたらした戦争の記憶とつながる国旗・国歌の強制は根源的に受け入れられないものと信じていた。その人たちこそ朝日新聞の読者だと思っていた。

 だがそんな人たちは、もはや1割しかいないのだ。良心的な世論をリードしているつもりが、振り返ってみたら誰もいなかったのである。私が想定していた読者像は、自分たちに都合のいい甘いものだった。本当に想定しなくてはいけない読者は、朝日新聞的リベラルな主張を、ウソっぽい、あるいは嫌いだと感じている、世の中の9割の人たちだった。世の中が見えていたのは朝日新聞ではなく、橋下氏のほうであった。

 手応えを感じられぬまま、維新の会が過半数を制する大阪府議会でアッサリと君が代条例は可決される。

 それにしても、君が代条例の報道は朝日新聞の「独走」であった。「勝った」という意味ではない。他社は一連の経過は報じたものの、その問題性を報じることには無関心にすらみえた。

 もしかすると、条例反対にこだわった朝日は時代から完全に取り残されたアナクロな存在なのかもしれない。書けば書くほど読者を失ったのかもしれない。

 どちらが正解だったのか。マスコミの役割とは何なのか。

〜中略〜

■商売のタネになるような生やさしい相手ではない

 最後に、橋下報道を間近で見て感じていることを整理しておきたい。

 橋下氏とは朝日新聞にとってどういう存在なのか。橋下氏を積極的に紙面に載せて全国の読者をひきつけていこうという社の方針には全面的に協力していきたいが、氏は商売のタネになるような生やさしい相手ではない。朝日新聞が生きるか死ぬかの戦いの相手と考えた方がいい。

 理由は主に二つある。

 一つは、橋下氏が世間から喝采をあびている大きな理由のひとつが「既得権益の否定」だが、これまで「リベラル」と言われてきた層も既得権者としてターゲットにしているのが橋下流。そのリベラルの親玉が朝日新聞なのだ。

 私自身リベラルだし、その価値を心に抱いて記者をしてきたし、これからもそうしたいと思っている。だが今世間は、インテリ業界が戦後の長い時間のなかでためてきた澱のようなものを敏感に感じ取っている。きれいごとを言い、上から目線で、一皮めくれば既得権化しているのにエラそうに説教をたれる―。そこを橋下氏は明確に突いてくる。彼の発言の前ではよほど肝を据えてかからねば、リベラルはどんどん陳腐化してしまう。朝日新聞が裸の王様にされかかっていることを自覚しなければならない。我々は少数派であり、勝ち目の薄い挑戦者である。それでもやるかどうか。
(後略)


情報過多のご時世、情報受信者が総論賛成各論反対のロングテールを呈している状況からして、何を書いても叩かれるのは当たり前です。
であれば、この先朝日が生き残るには、更に思想的に先鋭カルト化しコアなマニアを囲い込むか、事象の賛否両論を丁寧に拾いメディアの意見を極力出さず読み手に委ねる「情報ハブ」的メディアを志向するか、事件事故の際、最初から善悪優劣の白黒決めつけし読み手にドキドキさせる博打報道に徹するか、多数意見に対し理由もなく盲目的激情的に「なんでも反対」するネガティブメディア、あ、それが朝日新聞か。

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コメント
>私自身リベラルだし
ここは大笑いするところでしょう。
それともいつの間にか定義が変わったのかな?
Posted by kabutoganienji at 2012年07月12日 11:32
>朝日新聞が裸の王様にされかかっていることを自覚しなければならない。

いえいえとっくに裸の王様です。
Posted by firebleeder at 2012年07月12日 11:37
「朝日がこの先生きのこるには」にしなきゃだめじゃーん
Posted by redredrose at 2012年07月12日 22:36
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