2012年05月29日

【2012 インディ500】佐藤琢磨選手 最終ラップでトップと一瞬並走するもスピンリタイヤし灰塵に帰す

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佐藤琢磨終わらない夢―F1との決別、もうひとつの戦場ヘ (SAN-EI MOOK)
佐藤琢磨終わらない夢―F1との決別、もうひとつの戦場ヘ (SAN-EI MOOK)

最終ラップ第一ターンの狭いインに飛び込みドア閉められ白線踏んで自爆。
野暮なことは申しませんが、まるで成長していない。







レース後のインタビュー




レース全体のハイライト




速報:琢磨悔し…インディ500制覇目前でクラッシュ

 第96回インディアナポリス500マイルレースは27日、200周の決勝レースが行われ、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)が優勝。ファイナルラップ、2番手につけていた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)はトップを賭けた勝負を展開したが、クラッシュを喫した。

 決勝レースの序盤から、予選で速さをみせたシボレー勢を尻目に、レースをリードしたのはフランキッティ、スコット・ディクソンのホンダエンジンを搭載するチップ・ガナッシ勢。一方、後方から1台ずつオーバーテイクをみせ2台に食らいついたのが琢磨だった。

 中盤、ガナッシの2台が燃費走行を展開する中で、琢磨は堂々のリードラップを奪い、作戦もズバリ的中。終盤に向け、優勝争いはチップ・ガナッシの2台、そして琢磨に絞られたかに思われた。

 しかし、最終盤のフルコースコーションで琢磨はポジションを一旦落とし7番手に後退してしまう。その後、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)がクラッシュ。残り7周でのリスタートが切られることになった。

 ここで抜群のスタートを決めた琢磨は、再び3番手に返り咲きトップの2台を追うことに。残り2周、抜群のオーバーテイクでディクソンをかわした琢磨は、ファイナルラップのターン1でタイミングを合わせると、フランキッティのインへ! インディアナポリス・モータースピードウェイは大歓声に包まれた。

 ターン1をフランキッティと並走した琢磨だが、わずかに残されたスペースで姿勢を乱しスピン! ウォールにクラッシュしてしまうことに。そのままイエローフラッグでチェッカーが振られ、レースはフランキッティの勝利で幕を閉じることとなった。

 2位はディクソン、3位はカナーンがつけることに。琢磨はインディ500、そしてインディカー・シリーズの日本人初優勝を目前にしながら悔しい結果に。しかし、琢磨らしいオーバーテイクと果敢なアタックは日本のみならず、世界を沸かせることとなった。


佐藤琢磨の最終周チャレンジに外紙の評価は?

 第96回インディアナポリス500マイルレースで、最終周にトップを走るダリオ・フランキッティにチャレンジ、スピン〜クラッシュを喫した佐藤琢磨に対し、アメリカ国内をはじめ外紙は「ドラマチックな幕切れ」「アタックは正しかったか」等、大々的な見出しで報じている。

 アメリカのオープンホイールレースの中では最大のイベントで、決勝日には40万人が観戦に訪れる世界三大レースのひとつ、インディ500。昨年もJRヒルデブランドがファイナルラップでクラッシュするなどドラマチックな幕切れとなったが、アメリカの主要紙をはじめ、世界中のニュース配信サイトが「タクマ・サトーのチャレンジ実らず」と伝えている。

 インディアナポリスの地元紙で、モータースポーツを多く伝えているインディアナポリス・スター紙はボブ・クラビッツのコラムで「タクマ・サトーの素晴らしく、愚かで、勇敢で、無責任なチャレンジ」と題し、「もし彼のアタックが成功しフランキッティを下していたら、インディ500の歴史に残る伝説のヒーローになっていただろう。しかし、フランキッティはサトーの追い抜きを許さず、ここ数年で最もドラマチックな幕切れとなったインディ500を制した」と伝えている。

 また、スポーツ専門サイトのブリーチャー・レポートは「タクマ・サトーの追い抜きは早すぎたのか?」と題し、読者投票を含めた記事を展開。「サトーはターン1で待つべきだったか? 彼のいつものチャレンジを批判する者がいるのは確かだ。しかし、残りの3/4ラップで、彼に再びチャンスが来ない可能性もあった。フランキッティは、レース中バックストレートでかなりの速度を保っていたからだ」と伝える。

「インディ500のウイナーズサークルに入る可能性ができたとき、それを逃す者はいないだろう。特にファイナルラップでは。サトーはそのチャンスを見つけたが、成果を上げることはできなかった。しかし、これこそレースの本質だ。特に、インディ500の勝利が見えた時、リスクは冒されるべきだ。サトーがターン1で動きを起こさず、その後フランキッティをパスする機会が見出せなかったら、それについて今頃我々は議論している頃だろう」

「タクマ・サトーはインディ500で勝つために早く動き過ぎたのか? おそらく否だ。彼はチャンスを見つけ、それに向かった。しかしそれは成功しなかったのだ」

 一方で、ニューヨーク・タイムズは、昨年まで琢磨のチームメイトだったトニー・カナーン(3位に入賞)のコメントを紹介した。カナーンは琢磨に対し「待つべきだった。ダリオがそう簡単にさせてくれるとは思わない。まるで若手ドライバーのようなミステイクだった」と語っている。


2012 INDYCARレポート:5月27日 第96回インディアナポリス500 決勝/琢磨とレイホール、ドライバー同士だから理解できる攻めの姿勢

佐藤琢磨のドライビングは冴え渡っていた。インディアナポリスでのオーバーテイクの仕方を初年度からマスターしていた、彼ならではのアグレッシブな戦いぶりは、観客席を埋めたアメリカのファンを熱狂させていた。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのマシン作りも素晴らしかった。レースを通してペースは非常に安定しており、戦闘力はトップレベルの高さにあった。ピットで陣頭指揮を執るボビー・レイホールの作戦も的確だった。ガナッシ勢と敢えて違うピットタイミングを選び、優位に立つシーンさえあった。Taku & Bobby、今年から一緒に戦い始めた彼らだが、そのコンビネーションは急速に深まって行っている。

最終ラップを迎えるコントロールラインを2位で横切った佐藤琢磨。彼のすぐ目の前にはトップを行くダリオ・フランキッティがいた。彼のドラフティングに完全に入っていた琢磨は、「任務完了!」と勝利を確信していたという。

勢いは琢磨の方にあった。そう思った直後、フランキッティのインへと飛び込んだ琢磨がスピン。タイヤから白煙を上げてコースを横切り、ウォールへとクラッシュした。フランキッティは何事もなかったかのようにターン1を立ち上がり、イエローフラッグとチェッカーフラッグを同時に受けてインディー500での3勝目を掴んだ。琢磨は200周目を走破できなかったため、1周遅れの17位にランクされた。

レース直後にボビー・レイホールは、「琢磨は勝ちに行った。戦い方はあれで良かった」とキッパリ言った。勝つことはできなかった。2位になることもできなかった。しかし、勝利に向けて全力を投じた結果は受け入れることができていたようだった。

暫くして琢磨が医務室からガレージへと戻って来た。そこへレイホールは歩み寄り、頬にキスをした。「ボビー、ごめん」と琢磨。するとレイホールは、「何を誤る必要があるんだ? お前は優勝を狙ってアタックしたんじゃないか」と答え、琢磨をガッシリと抱きしめた。

あそこで躊躇無くアタックできる。それが琢磨だ。彼だからこそ、インディー500で、最終ラップに勝負を仕掛けることが可能なポジションにつけることができた。

まだ開幕から2カ月しか経っていないが、レイホールと琢磨、レーサー同士の絆は深く結ばれ、それが今日の戦いぶりでさらに強まった。



ヨーロッパ転戦当時より危険を顧みないカミカゼっぷりはカッコイイんですが、映画の中の主人公じゃあるまいし、みんな生活掛かっているからねぇ。



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