2008年11月25日

福岡 史上最悪の「殺人教師」控訴審判決 学校側の賠償金増額へ



拙ブログの古い常連さんなら皆さんご存知の事件。当ブログも少し縁がありました。
情報の渦の中にすっかり埋没してしまったのかな。

福岡高裁の控訴審判決が報道されました。
とりあえず論評抜きで各紙報道を。
(この事件は各紙報道をそのまま転載する事に、重要な意味があります)


福岡市教諭いじめ 市の賠償330万円に増額 福岡高裁も認定 児童PTSDは否定 西日本新聞

2008年11月25日 14:18
 福岡市西区の市立小学校で担任の男性教諭(51)から「アメリカ人の血が混ざっている。汚れている」などの差別的発言や暴力、自殺の強要などを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、当時の4年生の男子(14)=現在は中学3年=と両親が市に約5800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、福岡高裁であった。石井宏治裁判長は、市に220万円の支払いを命じた一審福岡地裁判決を変更し、賠償額を330万円に増額した。

 控訴審はPTSDの発症と自殺を強要したかどうかが再び争点となり、男子への尋問も初めて行われた。

 判決で石井裁判長は、教諭が男子に耳を引っ張るなどの体罰やいじめ行為をしたと認定したが「PTSDを発症させるような外傷体験にあたるとはいえない」と発症を否定。自殺強要の事実についても認めなかった。

 一審判決は、教諭が2003年5‐6月、男子の曾祖父が米国人だと聞き、男子に対して「アメリカ人」「髪が赤い」と発言したり、男子の耳を数回引っ張ったことなどを認定。「原告に対する体罰、いじめであり、許容されない違法な行為」として市の賠償責任を認めた。

 一方でPTSDの発症や自殺の強要などについては否定。一審では教諭も被告となっていたが、地裁は「公務員の不法行為の責任は地方公共団体が負う」として請求を棄却。双方が控訴した。

 控訴審では、原告側が教諭への訴えを取り下げたため、教諭は市側の補助参加人として訴訟に関与、いじめはなかったと主張していた。高裁は今年2月、和解案を提示したが、成立しなかった。

=2008/11/25付 西日本新聞夕刊=



二審は330万円に増額、教諭のいじめで福岡高裁 産経新聞
2008.11.25 13:40

福岡市立小学校で担任の男性教諭(51)にいじめられ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、中学三年の男子生徒(14)と両親が、市に約5800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(石井宏治裁判長)は25日、220万円の支払いを命じた一審福岡地裁判決を変更、330万円に増額した。

 平成18年7月の一審判決は、一定のいじめ行為を認めたがPTSDについては否定。双方が控訴し、PTSD発症や教諭による自殺強要の有無などがあらためて争われ、生徒への尋問も初めて行われた。

 一審判決によると、15年5〜6月、教諭は小学4年生だった生徒に対し、学習道具の片付けが遅れた罰で両耳を引っ張ったり、生徒の曾祖父が米国人だと聞き「アメリカ人」「髪が赤い」と侮辱したりした。




教諭の小4男児いじめ訴訟、賠償330万円に増額…福岡高裁 読売新聞
 
 福岡市立小学校の50歳代の男性教諭から2003年にいじめを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、当時4年生の男子(14)と両親が、福岡市に約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、福岡高裁であった。

 石井宏治裁判長は、福岡市に220万円の支払いを命じた1審・福岡地裁判決を変更し、賠償額を330万円に増額した。

 判決によると、教諭は2003年5月、少なくとも週3、4回、10秒以内に後片付けができないと、「アンパンマン」と言って両ほおを引っ張ったり、ランドセルをゴミ箱に捨てたりするなどの体罰やいじめを行った。

 1審と同様、教諭の体罰やいじめがあったと認定し、「通院治療の必要があった」ことを理由に、精神的苦痛に対する慰謝料を1審より100万円増額して300万円と算定した。

 一方で、「PTSDを発症させるような外傷体験に当たるとは言えない」と指摘して、PTSDの診断結果について否定した。

 控訴審では、PTSDになったかどうかが主な争点となっていた。高裁は今年2月、双方に和解案を提示したが、成立しなかった。

 教諭への請求は1審判決で、「国家賠償法により、公務員が職務で行った行為について個人は責任を負わない」として退けられたため、原告側は控訴審で教諭への訴えを取り下げた。

(2008年11月25日15時10分 読売新聞)



裁判:福岡高裁、教諭の言動に違法性を認定/1審の賠償額を増額/福岡・児童いじめ訴訟 毎日新聞

 福岡市西区の市立小学校で男性教諭が男児に差別発言や体罰を繰り返し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させたとして、男児と両親が市に約5800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、福岡高裁は25日、市に220万円の支払いを命じた1審・福岡地裁判決を変更し、市に330万円の支払いを命じた。石井宏治裁判長は、教諭の言動について違法性を認定。PTSDとの因果関係は否定したが、治療の必要があったとして、賠償額を増額した。

 訴状などによると、教諭は03年5月、小4男児(当時9歳)に対し、教室で「アンパンマン」と称してほおを強く引っ張る体罰などを加え、男児の曽祖父が米国人と聞くと、男児を「血が汚れている」と侮辱し「生きている価値がない」などと自殺を強要した。男児側はPTSDになったと訴えていた。

 1審判決は、男性教諭の体罰や不適切な言動の一部を認定したが、自殺の強要は否定した。また、教諭の言動と男児側が主張するPTSDとの因果関係は認めず、PTSDの診断自体も「信用できない」とした。認定した言動に対する男児側の精神的苦痛として慰謝料など220万円の支払いを市に命じた。

 この問題の発覚当時、市教委は調査を実施して男児への言動を男性教諭の「いじめ」と認定。03年8月に男性教諭を停職6カ月の処分とした。訴訟で市側は、市教委の認定事実の範囲で責任を認めているが、控訴審で和解案が示された際に「真実は何かである。金銭的和解での解決はせず、判決を求める」として和解は決裂していた。

 男児は現在14歳で福岡県外の中学校に通学。教諭も現場復帰している。【松本光央】

2008年11月25日



【関連エントリー】
【書評】 でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相

でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相
でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相福田 ますみ


おすすめ平均 star
starマスコミは著者の警告をちゃんと受け止めているのか?
star未詳
starADDのお子さんとその保護者は直ちに浅川夫妻を訴えるべきである
star報道が正しいとはかぎりません
starメディア被害が、何故繰り返されるのか?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


【追記】
バランスを取る為に、原告支援のサイトを紹介。
当ブログとしてはどっちがどうとの明言は避けますが、裁判員制を控えいいシミュレーションになるかも。

林田の主張の荒唐無稽さ でっち上げで見にくい言い訳:福岡児童虐待教師 (教育を考える Edu-Garden)

 林田の主張を鵜呑みにした書籍『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(福田ますみ著)なる書籍が出版されている。

 しかしこの書籍は、感情的になって荒唐無稽な妄想をふくらませているだけに過ぎない。明らかになっている客観的事実を完全に無視し、客観的な取材をまともにおこなわず、ただ林田真二を正当化することだけが目的の書籍である。本のタイトルに「真相」などと銘打っているが、真相はこの書籍の主張とは正反対のところにある。書籍の内容は全くのうそ・でたらめ・ガセネタであることはいうまでもない。

 世の中には、平気で嘘をついて他人を陥れても良心の呵責を感じないとか、自らのついた嘘ですら真実かのように信じ込むとか、そういう人間が一定の割合でいるようである。この手の人間は、自分を「正常者・常識人」と描き、自分がターゲットとして狙った相手を「精神異常者・人格異常者」かのように描いて徹底的に陥れる工作をおこなう手口も常套手段である。この手の人間の心理状態や対策については精神医学や臨床心理学に究明をゆだねるにしても、普通に生活している人間がこのような人物からいわれのない危害を加えられるということは、社会的にも決して許されるものではない。林田の鬼畜行為によって日常生活や心身の健康がめちゃくちゃにされたうえ、さらに「うそつき」「でっち上げ」と一部書籍を通じての全国的な悪宣伝までおこなわれて卑劣な二次被害を受け続けている、被害者親子の心労は察するにあまりある。

 この著書の著者は福田ますみなる名義となっている。福田某なる者は林田真二本人のペンネームなのか、それともどこぞの売文家が福田某名義で林田真二の主張を代筆したのかは、正直言ってどうでもいい。いずれにしても結果的に林田の主張を一方的に代弁して、被害者へマスコミ被害を与えている悪質な物という本質は変わらない。林田真二本人とは別人だとすれば、ライターとして問題であろう。

 そもそもまともなライターならばきちんと事実を調べて書くべきであるが、この著書は林田の一方的なうそを鵜呑みにして記述しているという重大な欠陥がある。仮にフィクション小説なら、誰から見ても明らかにフィクションとわかる形で書くのが作家の基本中の基本である。フィクションにもかかわらずノンフィクションかのように書きたて、実際の事件の被害者を感情的に攻撃するなど、卑劣きわまりない。
(一部抜粋。全文はリンク先をご参照)



 






コメント
原告支援サイトも本の方も両方読んだけど、本の方が信憑性があるんだよねぇ。支援サイトの方は一方的な決め付けが多いんだよ。
Posted by 。 at 2008年11月26日 16:33
原告支援サイトからプロ市民や左翼の香りが物凄く感じるのは偏見でしょうかw
Posted by 五月雨祭 at 2008年11月27日 17:36
裁判所もバカではない。目撃証言や、確信ある証拠を元に判決が出た。しかも、二審では、児童の、医者による治療も認定され増額になっている。・・・ということは、「でっちあげ」自体が全面的に崩れ落ちる。著者は、このとんでもない、嘘つき・暴力差別虐待教師と共謀し、この本をでっちあげたことになる。考えてみても、誰が好き好んで莫大な弁護費用を支払い、ありもしない事をでっちあげ、裁判までするだろうか?デメリットはあっても、メリットなどない。裁判記録を読んだ人がどれだけいるだろうか?被害者に有利の事実など一切書かれていない。酷い本だ。著者は、被害者に恨みでもあるのだろうか?それとも、被害者家族が、あまりにも幸せそうで、地元でも有名・憧れられていることがお気にめさなかったのか?不幸な人であることは間違いない。当初、多くの弁護士が立ち上がり「正義がある事を児童に教えたい」とコメントしていたが、やはり、この判決で明らかになり、「正義」はあったのだ。事実が明らかになり、著者はどんな「言い訳」をするのか、是非聞いてみたい。
Posted by 福岡市教員 at 2008年12月09日 00:51
もう勝手にせいw
コメント欄への発信者開示請求バンバン来ているからね。
福岡市職員とか・・・俺は知らんぜ。
Posted by kingcurtis at 2008年12月09日 01:22
  ※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。