2008年05月23日

波動マルチ「バイオシーパルス」 被害者ご子息(15歳〜発達障害児)が銃刀法違反で逮捕され長期収監されている件



またムネリンか。また波動か・・

精神障害児を抱えた夫婦が「病気が治る」と評判の魔法の波動マルチにのめり込み1660万円突っ込んだ挙句困窮、雑草を食う生活を強いられ悲観したご病気の中学生ご子息が包丁持って街に飛び出した事件。
人の生血を啜るマルチの典型例ですね。

バイオシーパルス

via: 【ミニ情報】鈴木宗男衆院議員に田中森一元弁護士まで登場したマルチ商法会社バイオシーパルスに対して「被害者の会」が結成 東京アウトローズWEB速報版



「障害が治る水とだまされた」 主婦ら販売会社を提訴へ 朝日新聞

2008年05月17日14時06分

 「バイオシーパルス」(福岡市博多区)が会員制で販売した家庭用電気機器のうたい文句やその販売方法をめぐり、同社側と購入者の間で対立が起きている。「『波動の伝わった水を飲むと、病気や障害が治る』などのうその宣伝で高額な製品を買わされた」などと訴えている障害児の母親ら一部の会員は、近く損害賠償請求訴訟を起こす見通し。一方、同社側は「病気が治るなどと一度も言ったことはない。販売方法も違法ではないと認識している」と全面的に反論している。

 同社の資料などによると、同社は00年ごろから、「体内に微量の電流を流し、体の波動を測ることができる」という「波動測定器」(約60万円)や、その「波動エネルギー」を転写し、それぞれの人にあった水が作れるという機器「パワーウェーブ」(約18万円)などを販売している。

 購入者らによると、同社側は機器を販売する際、「波動の伝わった正しい情報を持つ水を1日2リットルほど飲めば、痛みが消えたり、病気が治ったりする」とうたっていたという。購入者は「会員」となり、別の購入者を紹介した場合には紹介料が得られ、数多く購入すればランクが上がって紹介料も上がる仕組みになっているという。

 訴訟を準備しているのは会員のうち約80人。代理人の弁護士は、計約2億6千万円の損害を確認したとしている。まず、北海道や高知県などに住む40〜70代の主婦や元会社員ら6人が、同社と社長、「波動エネルギー」を研究して会員に情報を提供している「日本波動科学研究会」を相手に総額1億円の賠償を求めて東京地裁に提訴する方針。原告は知的障害がある子どもの母親や高齢者で04年2月ごろから、自ら機器を購入したほか、「パワーウェーブなどを大幅な割引で購入でき、ほかの人に再販売すれば利益が得られる」などと言われ、約600万〜5千万円の契約をした。この際、もし商品が売れなくても、同社が販売すると説明されたと主張している。

 同社の社長によると、会員は東京、大阪、沖縄などを中心に約1万4千人で、全体としては西日本が多いという。朝日新聞記者の取材に対し、社長は「ごく一部の販売員たちが医療行為のようなことをしていただけ。私は波動をあくまで民間療法だと説明しているし、研究会がやっていることは研究なので違法ではない。販売方法も問題はないと考えている」と説明。「訴訟準備を進めている方については、解約に応じるつもりだ。しかし、返金できるのは、30%の解約料や販売マージンなどを差し引いた分。内容を精査するのに時間がかかる」と話している。




週刊金曜日

発達障害少年を長期収容 朝日新聞
2008年04月26日

 県内に住む発達障害の男子中学生(15)が2日、包丁を持っていたとして銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕された。家庭裁判所の観護措置決定で、少年鑑別所に収容され審判を待つ。少年の両親は、「なぜこれだけ長期間収容されなければならないのか。障害をもっと理解して対処してほしい」と困惑している。


 この中学生は、県内の中学校の特別支援学級で学んでいて、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と知的障害、てんかん、解離性障害、自閉症(傾向がある)と診断されている。


 中学生の住む地域の警察署によると、2日午前11時ごろ、中学生の家族から「息子が包丁を持って家を飛び出した」との電話があり、署員が駆けつけたところ路上で中学生が立っていた。包丁は持っていなかったが、家族が「包丁は放しました」と言い、側溝に包丁が落ちているのを確認したため、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕し、勾留(こう・りゅう)に代わる観護の措置で少年鑑別所に収容した。その後、11日に高知地検から中学生を送致された家庭裁判所は観護措置を決定、中学生は引き続き少年鑑別所に収容され、5月上旬の少年審判で処分が決まる。


 少年鑑別所での生活は、すでに3週間を超える。両親は、「自分や人を傷つけるなど重大なことになったら困るので警察に電話したが、包丁も放していたし、誰かに向けて振り回したわけでもないので逮捕されるとは思わなかった」と話す。さらに、長期間少年鑑別所に収容されていることについて、「発達障害があるので、環境の違うところで、知らない人たちにいろいろ聴かれても息子は対応できない。そんな状態で調査が進められるのはおかしい」と憤る。


 両親は弁護士を通じて、少年鑑別所での収容を取り消すように申し立てたが、裁判所は「逮捕しようとした警察官に抵抗して暴れた。行方不明になることが多いことから、逃亡することが疑われる」などとして棄却した。家裁への送致について地検は、「少年は捜査官に対して、包丁を持ち出して歩いたという自分がしたことについて供述している」などとして犯罪が成立するとしている。


 中学生の通う学校の校長や担任教師らは、「たとえ専門的な知識を持った人でも、少年と話をするのは難しい。情緒に障害もあるし、楽しく過ごしていても、質問を投げかけると黙ってしまい答えられないことが多い」という。事件時、現場に駆け付けた教師はその後、少年鑑別所で面会したが「事件のことについて、まったく覚えていなかった」と話す。


 中学生の主治医の小児科医は、「事件やその前後の状況を考えると、てんかんの発作の可能性が高い。この場合の発作は精神的な発作で、意識レベルは低下する。当時の記憶はおそらくないだろう。高圧的だったり、誘導的な質問をされたりすると『はい』といってしまうことはあるかもしれないが、自分で自分のしたことを説明する能力はない」という。さらに、「この少年は恐怖や緊張感にはとても敏感。障害のために、知らない人が近づいたり、中途半端な力で抑えようとしたりしたら、よけいパニックを起こすこともある」と説明する。


 中学生の両親は、「多動症のために徘徊(はいかい)してしまい、これまでにも何度も警察に捜してもらい、助けられてきた。多動の徘徊は逃亡ではない」と訴える。「これまで地域や学校で障害を理解してもらい、みんなに育ててもらってきた。障害があるからといって何をしても良いというわけではないが、障害を全く考慮せず一般の少年の非行のように扱われることは悲しい」と話している。


 障害者支援をする民間団体の代表の女性は、「障害のために自分のことをきちんと話すことができない人への取り調べや裁判などには、障害に理解があり、それぞれの障害者にかかわってきた人が立ち会ってサポートに入る必要がある」と話す。


 ◆発達障害とは◆ 


 自閉症やアスペルガー症候群(自閉症の一種)を含む広汎性発達障害、ADHD、学習障害(LD)などの総称。それぞれの特徴はADHDは「落ち着きがない」「多動である」「衝動性が強い」、LDは「読み書きに困難がある」、広汎性発達障害は「場が読めない」「こだわりがある」など。それぞれの症状は重なることが多く、細かい特性は人によって様々だが、他人との関係作りや自分の意思を伝えるのが苦手だという。

発達障害少年を長期収容




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コメント
いつも力の入ったエントリーありがとうございます。「波動云々」っていわゆる代替医療好きなお医者さんでもよく使ってた言葉で、その世界でリーダー的な某先生も関わってたことあったと思います。私も漢方・ハーブはじめサブカル的代替医療は好きですが、真贋を見極める基準って「あまりに常識はずれな効能」「あまりに常識はずれな料金」を言ってないかどうかだけなんですね。でもワラにもすがりたい人は世間にいっぱいいるわけで、哀れな話ではあります。
Posted by 過疎地医師 at 2008年05月23日 21:48
>真贋を見極める基準って「あまりに常識はずれな効能」「あまりに常識はずれな料金」
その通りですよね。
こと、違う道の医療ってのは、治験の結果や保険対象だけではない「よく分からん経験則」の中からの取捨選択でしょうから。

個人的には歯のインプラントはいい加減に保険対象にならんのか?と。
Posted by kingcurtis at 2008年05月23日 22:19
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