2007年09月23日

【映画評】デス・プルーフ in グラインドハウス

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タラちゃんとロバート・ロドリゲスがお届けするB級映画です。
グラインドハウス
元は3時間強の2部作で、日本公開は2つにバラしてディレクターカット化して冗舌に劣化しているそうで。
今回ご紹介するのはタラちゃん監督の「デス・プルーフ」
デスプルーフ
※プラネット・テラーの映画評はこちら

時計の防水が「ウォータープルーフ」ですが、そのプルーフですね。
どういう映画かというと、気違い男が車で女を殺す訳です。

気違い男役がカートラッセル。タラちゃんのヒーローとの事ですが、ニューヨーク1997のイメージなんだろうか?
殺すシーンはもろにコレです↓
デスプルーフ

で、車にこだわりがある映画らしいのですが(映画「バニシングポイント」は無論おいらも見ましたが)、ダッチチャレンジャーとか余り思い入れないねぇ。
日本のカーマニアって基本的に欧州車だから、ああいう下品なデザインの車はw
おいらは車もバイクも好きだけど、色気がないのは嫌です。
そういう意味じゃ、アメ車もハレーも個人的関心がないのは、色気を感じないからかも試練。
ダメだダメだといわれる日本車のデザインにしても、欧州車とは違った奇妙な色気はあるかと思いますよ。

結論的には、先で触れた「バニシングポイント」的なストーリーが破綻し主人公が人格障害の70年代のカーチェイス映画が好きな人なら楽しめると思います。

グラインドハウス 予告編



それと、この映画R−15指定なんですが、こういうエログロナンセンス映画を中学生に見せない業界の姿勢はダメ。
こんなんじゃ明日の日本の映画界を背負って立つ人材は生まれないし、映画人口は増えないよ。
だってタラちゃんもおれらも、こういうバカ映画観て喜んでいたのは厨房の頃でしょ?

という事で、言語明瞭意味不明な奇作「バニシングポイント」のDVDがタダみたいな値段で売られています。
バニシング・ポイント
B000KQFCCAバリー・ニューマン クリーヴォン・リトル ディーン・ジャガー

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star「デスプルーフ」から来ました
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あと、本作で触れられていたのが、ピーターフォンダの「ダーティ・メリー クレイジー・ラリー」(ピーターフォンダ自身が元祖B級超名作のイージーライダーだなw)、「バニシング IN 60」
昔はテレビ映画で流れていたけど、流石に厳しいでしょうw
ダーティ・メリー クレイジー・ラリーダーティ・メリー クレイジー・ラリー
ピーター・フォンダ スーザン・ジョージ アダム・ローク


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バニシング IN 60
B000PC6ZR0H・B・ハリッキー マリオン・ブシア ジェリー・ドージラーダ

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おすすめ平均star
starH・B・ハリッキーという男。
80年代映画でなじんで、カーアクション映画で彼の名前を知らない人はいないはずです。毎回ストーリーは陳腐なものを作ってはくれますが、カーアクションシーンとなると別、アナログ時代の弩級のカースタントのオンパレードです。CGでは生み出せない、リアルなカーアクションが観たいなら、本作を見ましょう。
 待ち続けた、再版です。この機会のぜひ手に入れましょう。ついでに「ジャンクマン」も初DVD化してくれないかなあ。

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(2)映画 
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コメント
そう言えば、かつての我が国映画業界も封切作は二本立てがお約束でしたよね〜♪
(『プラトーン』と『サボテン・ブラザーズ』なんて、今じゃありえないでしょう)

本題に入って、タラちゃんは映画ファンの目線で作品を撮れる稀有な存在ですよね。
と言うか、作り手の意図を無視?して二本立てで公開しない我が国の映画業界って、センスないですよね(ハァァ)。
Posted by 熊蔵 at 2007年09月24日 22:40
>>(『プラトーン』と『サボテン・ブラザーズ』なんて、今じゃありえないでしょう)
ちょっと待ってw
福岡ではプラトーンは単発だった筈。
サボテンブラザーズは、確かに何かとの二本立てでしたが、はて?w
(地方によって組み合わせが色々あるのかな)

ロードショーの二本立てで感慨深いのが、プレデタ−+エンジェルハート(ミッキーローク)
無論、プレデターがピンなのですが、満足度は1:100でしたねってのが、二本立ての妙ですな。
Posted by kingcurtis at 2007年09月24日 22:54
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