2007年02月03日
【映画評】硫黄島からの手紙
mixiチェック映画ダーウィンの悪夢のネガティブな映画評書いたので、勢いで続けて書きます。
硫黄島からの手紙。面白くなかった。。。
全体のディテールが箱庭。
最後の突撃のシーンなど、硫黄島守備隊って全員で50名程度の少人数だったのかと。
原作(散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道)はあっしも読んだけど、あれだけを骨格にシナリオ作るとこんなもんなのかなぁ。
「十七歳の硫黄島」を原作にしたらかなり違っていたと思われ。
ノンフィクションを題材にした映画共通の難しいところであるとは思うけど、変にミスリードしちゃうと固定観念が生まれるので困るよね。
クリント・イーストウッドファンからすると、多人数が出演する映画の監督は持ち味が出ないのかなと。。。
十七歳の硫黄島 秋草 鶴次 NHKでこの著者のインタビューを見て衝撃を受けた。こんな戦いだったのか、と。 実際には戦闘は終わっていたが、それからの1ヶ月間の篭城。そこでの地獄絵図。 それを聞くと、とんでもない戦争だったと認識した。 映画「硫黄島からの手紙」なんて生ぬるい。あなぐらに篭った私たちの先輩に向けて、彼らは火炎放射器を放ち、ブルドーザーで生き埋めにしたのだ。 祖国のためだと命を捧げてくれた、一人一人に感謝したい。 できれば硫黄島に行きたい。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道 梯 久美子 昨年から注目していたのですが、映画「硫黄島からの手紙」を観て、早速読んでみました。 映画は思ったより悲惨さが誇張されていなかったので、好感を持つと同時にやや物足りない印象でしたが、本書では抑えた表現でありながら、心を打つ事実の重なりに引き込まれました。 ただ本書末尾にも触れてありますが、最近その事実(栗林中将の末期)について疑問を投げかける諸説が出現している様子です。 歴史を検証する事の難しさ、これを踏まえた上でも良質のノンフィクションです。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |