2005年07月23日

博多のラーメン屋 鳳凛 【一蘭戦争】 &福岡のラーメン経営史

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福岡に一蘭ってラーメン屋があります。(全国展開)

独自の手法が嫌われたのか、不味いのか、高いのか、地元では、5年程前にブームは終わっていますが、東京の出張族には人気がありますね・・・

で、その一蘭の顧客無視施策に反旗を翻した従業員が独立し、今年の3月末よりラーメン屋を創業しました。
春吉の「鳳凛」です。

どういう店(味)かというと、非常に出来がいい状態の時の「一蘭」です。
んで、値段も(一蘭と比べると)安い!
ラーメンが550円。替玉が100円。
それと、個室ヘルスのようなヘンな間仕切も、ヘンなオーダーシートもありません。
当たり前ですな。
一蘭ファンだったら、是非こちらで食するのがベストでしょう。

場所は国体通り沿い。出張族だったら、東横イン西中洲から歩いて1分程度です。

PS
一蘭はオープン前、どういう店舗形態か未だ白紙段階で現社長と話したことがあります。
丁度、本家から事業継承の言質が取れたばかりで、「悩んでます。ラーメンは素人で・・」みたいな感じ。
当時は確か、ヘルプカンパニーの代表だったのかな。
本業は福岡ドームの催事での人譜出し中心が仕事だった筈です。
非常に利発な青年実業家だった印象があります(当時彼は20代だったと思われ)

その頃の福岡の飲食業界がどうだったかというと、
益正はまだ世になく、ふく鮨本舗三太郎は路面店部門が破綻して倒産寸前で(株主へ現物支給していたなぁ)、力の源カンパニー(一風堂)が徐々に力を付け始め(結局海外進出)、村上テッシーはチーズケーキに支えられ信用不安が高まり、金龍がカレー宅配に進出、挙句上場準備室を開設し(結局倒産)、リアン(ペペチーノ)が社運を賭けた多店舗展開に乗り出し(ここは宣翔物産=パチンコプラザを彷彿する経営ドラマがありますな)、龍龍軒がテレビスポットをジャックし(これも事実上破綻みたいなもの。博多おーじゃんって何よ?)、山小屋ラーメンがFC事業を本格スタートした時期でした。

福岡の飲食業界だけを見ても、盛者必衰の理をあらわすですな。


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)福岡の話 | グルメ
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鳳凛@天神南【たけひこのラーメン全国食べ歩き】at 2005年11月12日 23:39




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